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豊田四郎ら風俗映画作家を評価しよう 移転開店

1 :いじわるじじい:04/05/30 08:34 ID:rLTSvgMO
映画一般でやっていた「豊田四郎らが 」一杯になって入らなくなったのと、
その趣旨から、「懐かし邦画」の方が適当だという意見があり、
新装・移転・開店しました。

豊田四郎、川島雄三、渋谷実、中平康ら風俗映画監督を再評価しようとするものです。
個人的には、豊田の『甘い汗』、川島の『花影』、渋谷の『もず』などが好きです。
中平で言えば『泥だらけの純情』は、傑作だったと思う。

2 :この子の名無しのお祝いに:04/05/30 09:10 ID:c2Ra/QfJ
に〜だよ

3 :この子の名無しのお祝いに:04/05/30 13:57 ID:yneiGdit
小島の春、しみじみとしたええ映画やったな。

4 :この子の名無しのお祝いに:04/05/30 14:11 ID:Ewbp4FEN
川島なら「赤坂の姉妹 夜の肌」もイイ

5 :いじわるじじい:04/05/30 21:22 ID:5fjHxnQ9
DVDを買っていて、見ていなかった『月曜日のユカ』を見た。
原作・安川実(ミッキー・安川)、脚本・斉藤耕一・倉本聡。
監督は中平康。主演・加賀まり子、松竹になっている。この頃は松竹の専属だったのだ。
感想は、余り感心しなかった。吉永小百合・浜田光夫の『泥だらけの純情』の方がはるかにいい。
予告編などが、盛んに「異色作」と言っているが、今見るとそれほど衝撃的ではない。
中尾彬の顔が全く違うのが、一番の衝撃である。

6 :この子の名無しのお祝いに:04/05/30 21:25 ID:g+uVsevv
北大路欣也の結婚式の時ホテルオークラで倒れて
そのまま帰らぬ人に…豊田四郎

7 :この子の名無しのお祝いに:04/05/30 21:38 ID:yneiGdit
豊田監督だが、小津が尊敬する志賀直哉の暗夜行路を映画化した時、ものを知らんやつにはかなわないと皮肉られたんだよな。

8 :いじわるじじい:04/05/31 22:02 ID:eu13yzBN
『赤坂の姉妹・夜の肌』は、蜷川幸雄が出ているんだよね。
彼は、自分の役者時代を大根と言っているが、いい役が多い。
篠田正浩の『暗殺』でも、清河八郎の手下で、酔って詩吟などするいい役である。
吉田喜重の『樹氷のよろめき』でも、副主人公だった。
しかし、これは変な題名だね。樹氷がよろめくのだろうか。

9 :ものぐさ太郎:04/05/31 22:37 ID:NWMOBE1h
中平の「泥だらけの純情」は、外交官の娘の吉永小百合が、生まれて初めて、
タンメンを食べて、「これはなに?」と、浜田光夫に聞くシーンが印象に残って
いますね。

10 :この子の名無しのお祝いに:04/05/31 23:26 ID:CpgDT/pD
「泥だらけの純情」は寅さんの原型でもあるんじゃない?
靴底をスルメにするインチキ商売も何かでパクられていた記憶がある。

11 :いじわるじじい:04/06/01 07:39 ID:U0GicsSP
『泥だらけの純情』では、刑事の鈴木瑞穂と日野道夫が、小百合が乗っているはずの飛行機を見上げて
「俺も一度飛行機に乗ってみたい」というのも印象的だった。
この頃、まだ庶民は飛行機に乗れなかったのかね。
小百合の名前は、樺島真美だったっけ。
母親は、細川ちか子。浜田光夫が属するヤクザの親分が、平田未喜三、相手の親分は滝沢修。

12 :この子の名無しのお祝いに:04/06/01 11:32 ID:Ib/iM0Ar
「泥だらけ」は韓国で無断でリメイクされ(「裸足の青春」、先年FCでやっと見た)
韓国映画に与えた影響は、はかりしれないものがあるね(その後の純愛メロドラマブーム)。
それが縁で中平は申相玉に請われ、渡韓して「紅の翼」のリメイク(「青春不時着」)を撮っているね。
余談だが、申相玉は金大中事件の映画化を思い立ち来日の際、新藤兼人に脚本執筆の依頼をしてる。
その直後に自身が北朝鮮に拉致され怪獣映画を撮らされる運命になるなんて
その時は夢にも思わなかったんだろうな。

13 :いじわるじじい:04/06/01 22:16 ID:/nm10K13
「怪獣映画」って『プルガサリ』ですか。
キネカ大森で見ました。結構面白い映画だったが。

14 :この子の名無しのお祝いに:04/06/02 15:25 ID:9689gEMp
そうです。「闇からの谺」(崔銀姫・申相玉著 文春文庫)という本で
当時の北の映画事情や映画オタクとしての金正日像などが詳述されています。

風俗映画作家としての中平は、「誘惑」「四季の愛欲」「才女気質」も捨てがたいと思う。
特に「四季の愛欲」は、母(山田五十鈴)からの淫蕩な血を受け継いだことに自覚的な子供たちが
性の問題に悩みぬき傷ついていく悲劇みたいなスタイルでドラマを進めながら
突如ソープコメディーに逆転してしまうラストのオチに唖然としたものだった。



15 :ものぐさ太郎:04/06/02 18:34 ID:0HOHI5VU
篠田正浩の「異聞猿飛佐助」を見たいとずっと思って
いるのだけれど、ビデオにはなっていないのだろうか?

16 :いじわるじじい:04/06/03 20:22 ID:2jk8M5ex
篠田のビデオは、今は
『暗殺』『悪霊島』『梟の城』『スパイ・ゾルゲ』しかないようだ。
『梟の城』を見たとき、『異聞猿飛佐助』に似ていると思った。
『異聞  』は、1997年に横浜のシネマ・ジャックで十数年ぶりに見たが、
篠田の映像性とリズムがいい作品である。
因みに『暗殺』は、旧松竹京都撮影所の最後の作品。
「これで、最後だということでスタッフが贅沢な美術をやってくれた」と篠田は言っている。

17 :この子の名無しのお祝いに:04/06/03 21:04 ID:RqBNB5xK
「暗殺」は、浅草でよく三本立ての一本としてかかるので我慢して何度か見たが
篠田の観念バカぶりばかり目立つ、まあ駄作であろう。
篠田自身は自作ベストを「異聞」と「処刑の島」(何故二本も挙げるんだか?)としていたが
およそ上映される機会のない作品。韜晦気味に自分の才能の上限を隠蔽したつもりなのか?
両作とも二十数年前に文芸座で観たが、それほどのものじゃない。
私見では、「乾いた花」「はなれゴゼおりん」あたりがベストだが、これらも佳作といったところだろう。

18 :いじわるじじい:04/06/05 06:34 ID:T5EMDtgZ
『暗殺』は、そんなに悪い映画とは思えない。
篠田の本質は画面とリズムと音楽で、脚本・中身はその時の脚本家に大きく左右される。
『暗殺』の観念性は、山田信夫の観念性である。
『処刑の島』は、封切りのとき見ただけだが、余り面白くなかった。
いずれにせよ、現在考えると大島渚より、篠田の方が、はるかに反社会的、反松竹大船的、反城戸四郎的だね。
大島は、以外に松竹大船的である。

19 :無名シネマ上映中:04/06/06 08:25 ID:PdQk575E
成瀬未喜男の『女が階段を上がる時』などは、銀座のバーを舞台とするもので、
これなども風俗映画ではないのでしょうか。
主人公は、言うまでもなく高峰秀子。

20 :ものぐさ太郎:04/06/07 07:31 ID:EgMNCOiA
篠田の「処刑の島」も、見ていない。
主役は劇団民芸の新田昌玄だったと思う。
この人、最近、見かけないが。

21 :いじわるじじい:04/06/07 22:33 ID:j+CNbQXY
篠田正浩の最高作は、『涙を、獅子のたて髪に』だと思う。
加賀まり子の可愛さ。恋人の暴力団のチンピラ(藤木孝)に父親を殺されてしまう悲劇の哀切さ。
最初のシーンは、暴力団の圧制に抗議する港湾労働者の座り込み。そこに武満徹の曲がかぶる。
新子安の漁師街をロケした画面。新山下に当時あった外人等のヨット・ハーバー(東京オリンピックで江ノ島に移転した)に見られる
横浜のエキゾチックさなど、すべてが現在では貴重である。
それに次いでは、岩下志麻主演の『わが恋の旅路』かな。これには、市電と運河が頻繁に出てくる。

22 :いじわるじじい:04/06/07 22:33 ID:j+CNbQXY
篠田正浩の最高作は、『涙を、獅子のたて髪に』だと思う。
加賀まり子の可愛さ。恋人の暴力団のチンピラ(藤木孝)に父親を殺されてしまう悲劇の哀切さ。
最初のシーンは、暴力団の圧制に抗議する港湾労働者の座り込み。そこに武満徹の曲がかぶる。
新子安の漁師街をロケした画面。新山下に当時あった外人等のヨット・ハーバー(東京オリンピックで江ノ島に移転した)に見られる
横浜のエキゾチックさなど、すべてが現在では貴重である。
それに次いでは、岩下志麻主演の『わが恋の旅路』かな。これには、市電と運河が頻繁に出てくる。

23 :いじわるじじい:04/06/07 22:37 ID:j+CNbQXY
一度書いたのに入らなかったので、再度押すと二度書き込んでしまった。

24 :ものぐさ太郎:04/06/07 23:14 ID:+3PkmrTN
『涙を、獅子のたて髪に』は、去年か一昨年、京橋のFCで見ましたが、どうもね。
藤木孝が、ほんとオカマっぽくて、笑えましたが。メロドラマなら、もっと作りようが
あると思った。木下恵介の映画なんかのほうが、やっぱり、時の流れに風化せず、いまでも
鑑賞に耐えている感じです。

25 :この子の名無しのお祝いに:04/06/09 12:22 ID:Sw7MrBUu
アスキーアート地下スレ@隠れ里(本板)で、おもろいのが立ったようん。
URLは勝手に調べて。


26 :いじわるじじい:04/06/09 21:39 ID:FKqBB2UE
中平先生の傑作『泥だらけの純情』の主題歌はこうだったね。

裏町流れる さびしく流れる
この泥だらけ汚れた町にも

星は写るよ美しく

その内いつか その内いつか やさしい人に会えるでしょう。

作詞 佐伯孝夫 作曲 吉田 正 だが、実際にタイトル・バックは黛敏郎先生の編曲の
大オーケストラだった。あの、いつもの低音がうなるような黛の曲だった。
この暗いような執拗な感じの曲想は、長い間私の人生を規定していたように思う。

27 :無名@シネマ封切館:04/06/09 21:41 ID:FKqBB2UE
25 いじわるしないで、教えて頂戴よ。
せっかくスレ立てたんでしょう。

28 :いじわるじじい:04/06/12 08:20 ID:6pzDTEcT
脚本・筒井ともみ、監督・森田芳光なので、全く期待せずに見た『阿修羅のごとく』が意外に面白かった。
大竹しのぶは別格として、父親役の仲代達矢がいい。
いつものぎらぎら・目玉芝居ではなく、凡庸な父を演じていた。
母親の八千草薫は、加藤治子に比べれば不可解さがないが、悪くない。
八千草と次女の黒木瞳が並んで歩くシーンがあるが、その身長差(15センチくらい)は、
戦後の女性の背の伸びを示しているのだね。

29 :この子の七つのお祝いに:04/06/14 22:18 ID:nJ6qPZpr
筒井・森田映画が、そんなにいいなんて信じられませんね。
結局、向田邦子の力なんじゃないの。


30 :この子の名無しのお祝いに:04/06/14 22:21 ID:kQiFJunf
「ロボコン」って台詞だけが印象に残った。

31 :おーい武蔵野館常連客OB:04/06/16 01:25 ID:jXcdhIvN
ところで、久松静児カントクをわすれちゃぁいませんか?
豊田四郎にも川島雄三にもなれなかったし、傑作を連発したかと思うと、突如、
どうにもならないような駄作を平気で撮る。(そういうところが、私は好きです)
「警察日記」ばかりが有名だが、「東京映画」でも結構いい作品を撮ってるぞ!
この人の大映時代の作品をスクリーンで見たいんだが。

32 :いじわるじじい:04/06/17 21:03 ID:xImVS7bd
『阿修羅のごとく』のテレビの母親は、加藤治子だと思い込んでいたが、
本当は大路三千緒だった。彼女も、宝塚である。
父親は、佐分利信。加藤治子は、長女役だった。映画では、大竹しのぶ。

33 :いじわるじじい:04/06/19 08:26 ID:aSp/HPWk
久松静児は、数年前に『雑居家族』と『女の暦』を見たが(『警察日記』や『神坂四郎の犯罪』は以前見ている)、
結局テンポがなくて、だらだらしているんだね。
テンポ、リズムがないので、見ていてだれる、演出や画面等は悪くないと思うが。
そのあたりが、スピード時代の60年代以降忘れられた監督になったのだろう。
大映時代は、ほとんどスリラー映画で、これは日本映画専門チャンネルで見られるのでは。

34 :この子の名無しのお祝いに:04/06/19 08:43 ID:lBrfdTQV
プロ野球オールスターゲーム ファン投票のお願い。
http://allstar.sanyo.co.jp/ (←ここから)

パリーグDH部門上位2名の中間発表ならびに個人成績をご覧下さい。

6月18日時点 得票数
 李承ヨプ 187,417
 ズレータ 181,970

6月18日時点 個人成績
 李承ヨプ 打率 229 HR 6 打点 23
 ズレータ 打率 291 HR 17 打点 53

韓国から千葉ロッテに移籍した李承ヨプ選手、全くの期待外れで1軍と2軍を行ったり来たり。
対するズレータ選手、首位を走るダイエーの中心的な戦力となっております。

成績にこのような大きな開きがあるにもかかわらず、得票数は上の通りです。
ちなみに海外からの投票もOKですので、そのあたり何かしら関連があるのかもしれません。

皆さん、ズレータ選手の前半戦での健闘を称えようではありませんか。
投票は6月20日が最終日、もう日がありません。是非とも清き5票をお願い致します。
(一人一日5票まで。6票以上だと無効になってしまいます。ご注意を。)

35 :いじわるじじい:04/06/20 19:06 ID:ATA5JogW
今、下北沢の本多劇場で鐘下辰男作、流山児祥演出の『続・殺人狂時代』を見てきたところだ。
勿論、中身はどうしようもない。
流山児って、元阪神の川藤幸三みたいだね。成績も、言うこともどうしようもないが、
何故か憎めない個性で存在している。
日本演劇界の川藤、流山児祥。

36 :いじわるじじい:04/06/20 23:28 ID:00OECl32
先週、恩地日出夫の『蕨野行』を見たが、余りにつまらなさに途中で出た。
私は、昔から市原悦子が好きでないが、この春見た芝居『狂風記』は最低だったが、これもかなり近い。
彼女の夫・塩見哲は才能なしの演出家だが、市原もテレビで家政婦をやっていればいいのだ。
しかし、やはり新劇女優の看板は捨てられないのかね。
『狂風記』の時は頭にきた。テレビの市原目当てに見に来ている主婦達に、
全く理解できない前衛劇(それも60年代的センスの古臭いもの)をやる精神は卑怯である。
同様のことは、数ヶ月前に鐘下辰男の『KASANE』という芝居を本多劇場で見たときにも思った。
これも、「怪談のかさね」をめぐる全く面白くない討論劇なのだが、主役が元宝塚の久世星佳で、そのファンで満員だった。
彼女らは勿論理解できない。こういうのも卑怯な売り方である。

37 :この子の名無しのお祝いに:04/06/21 00:52 ID:M8qh/Mtd
豊田では「東京夜話」がえがったな

38 :この子の名無しのお祝いに:04/06/21 01:03 ID:X+YkFCZJ
>>36
ジイさまよ。釈迦に説法なので以下、間違っているかも知れぬが、日本の劇壇自体
がそういうものなのでは? 一般論で恐縮ではあるんだが。 

日本では観劇が一般人に根づいていないので、ナマの舞台は演劇ファン+俳優・劇団単
体のファン限定の、クローズなマーケットに売ることになる。
もちろんジイさまのようなうるさ型もいるが、多くの客はいっぺんファンになれば優しい。
もしくは、そもそも善し悪しもわかっていない。だから批評も生まれにくい。

ま、昔はそれなりに目利きの客がいて、まっとうな批評もあったのかもしれないがね。

39 :この子の名無しのお祝いに:04/06/22 10:14 ID:ofV9A4PJ
>>18
> 大島は、以外に松竹大船的である。

大島は処女作がむちゃくちゃ松竹大船的だもんなあ。
大島が左翼なこと知ってたから騒いだだけだよな、あれは。
他の監督なら素通しだったに違いない。

40 :いじわるじじい:04/06/22 22:33 ID:JjJe8VKQ
久しぶりに野村芳太郎の『ゼロの焦点』を見た。作品的には、久我美子の夫の南原宏治が、
有馬稲子との夫婦と単身赴任者という二重生活を実際にやっていたという設定は納得しにくい。
松本清張の話は、ここでも戦後米軍占領下の悲劇に戻る。

私の兄は65歳だが、有馬稲子は日本映画史上最高の美女ではないか、と言う。
確かにこの時期の有馬稲子はきれいだ。
私は、「日本映画史上最高の美女は月丘夢路である」と信じている。

41 :この子の名無しのお祝いに:04/06/27 17:35 ID:pfhke1Uj
吉田の『鏡の女たち』や黒木の『美しい夏キリシマ』はイマイチだったなぁ
川島の『しとやかな獣』は舞台劇になってるんだってね

42 :この子の名無しのお祝いに:04/06/27 17:38 ID:/JbLJRuJ
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/occult/1088223524/-100
殺人予告スレッド

http://members.at.infoseek.co.jp/yogananda/index-42.html
逮捕後の経過



43 :.......:04/06/27 20:28 ID:cwFdEdR9
 個人的に、豊田四郎作品はほとんど未見なのですが、
日本映画専門chで放映された戦前の『泣蟲小僧』(昭和13年)
という作品は素晴らしい感動作だと思いました。せつない……。
 “風俗映画”ではないのですが……。

44 :ものぐさ太郎:04/07/07 01:30 ID:2CTYltmS
芝居「請願」の批評を書いたが、長すぎるとエラー表示が出て、
書いた物がどこに行ってしまったのかわかりません!

45 :いじわるじじい:04/07/07 23:20 ID:wBHc5FJn
東中野ポレポレで『硝子のジョニー・野獣のようにみえて』を見た。
感想は、「蔵原惟繕と周辺の芸術家達」に書いたので、
http://niracha.s12.xrea.com/test/read.cgi/aa/1059225060/150
気が向いたら寄ってください。

46 :いじわるじじい:04/07/09 21:45 ID:utZDXQvV
上のURLは間違っていないはずだが、入らないようなので、以下に記述する。

アスキーアート地下スレ@隠れ里(本板)、「蔵原惟繕と周辺の芸術家たち」です。
どうぞよろしく。

47 :いじわるじじい:04/07/13 00:51 ID:bp5ZOm+N
45『蔵原惟繕監督と周辺の芸術家達』に書いた趣旨は、『硝子のジョニー・野獣のようにみえて』は、
普通はフェリーニの『道』のパクりということになっている。
しかし、北海道(函館)をロケした寒々しい感じは、同じく北イタリアの荒涼たる風景をバックに描かれる
ミケランジェロ・アントニオーニの『さすらい』なのではないか、ということである。
当時、盛んに言われていた「愛の不条理」というテーマからもそういう気がする。

48 :いじわるじじい:04/07/13 22:44 ID:3dLb+fKq

増村保造の『黒の試走車』を見た。増村としては、どうということもないが、
叶順子が気になった。当時、大変人気があった。今見ると、深田恭子が似た雰囲気である。
しかし、一つだけ全く違いがある。
現在は役者の演技をしごく監督・演出家がいないということだ。
増村の本で、原田美枝子も「最初に増村(『大地の子守唄』)、黒澤明(『乱』)の二人にしごかれたので、
その後どの映画に出てても、この程度の演技でいいんですか」と内心思ってしまうのだそうだ。

役者がしごかれなくなった結果が、「天然ボケ」・バカ役者の氾濫なのであろう。

49 :この子の名無しのお祝いに:04/07/13 22:56 ID:QC4HcjbG
>>48
いまは撮影所というベースが無いので、仮にシゴいても、他の演出家やディレクター
がまた別なことをやって崩してしまいますよ・・・。
それに今は、舞台と映画・TVは違うのに、舞台の演技を中途半端に映像に持ち込む
人ばかりでしょ? 観ていて鬱陶しいったらありゃしない。

日本には俳優学校の正統な筋も無いし、プロが統一して演技レベルを保てるような
環境も無いのが現状でしょ? 各所でバラバラなことをやってるだけだしね。

50 :雪城忠太郎:04/07/14 02:11 ID:uq6aqmMz
豊田四郎監督というと、一番好きなのは、戦前に撮られた「冬の宿」ですね。
主人公の勝見庸太郎の芝居に鬼気迫るものがある。
フィルムセンターでやったときに、あまりのすばらしさに二度見に行きました。
ほかにも傑作はあるだろうが、わたしにとってのベストはこれです。



51 :この子の名無しのお祝いに:04/07/14 02:42 ID:zdAslUHH
>>48
「乱」は最初って事ないだろ。久々にしごかれた映画だ。

52 :ものぐさ太郎:04/07/17 04:09 ID:ueuRQtJW
ビデオで「半落ち」を見る。
あまりのひどさに言葉もなし。

53 :この子の名無しのお祝いに:04/07/17 05:03 ID:D/QCqdgA
>>52
その「ひどい」部分が、「泣ける」として受けてるんだもの。もう観客は日本映画なんか
「映画館で観るTVドラマスペシャル」ぐらいにしか思ってない。 
佐々部清監督の助監督歴を見ると、降旗康男の「鉄道員(ぽっぽや)」「ホタル」とか、TVの
「北の国から」とか、悪い影響を受けちゃったんだろうなあ、という作品がポツポツと・・・。

そんでメジャー以外は、アジア・ヨーロッパ映画のショボショボしたモノマネも多いし、それが海
外で賞を獲っちゃったりして監督がまた勘違いするとw もうどうしようもない。 

54 :この子の名無しのお祝いに:04/07/17 05:05 ID:D/QCqdgA
TVといえば、風俗映画的世界は、70年代以降はTVの東芝日曜劇場とか、その他のスタジオドラマ
の世界に辛うじてあったのかもしれないと思う。山田や橋田とかね(橋田はまだ書いてるけど)

でも、撮影所あがりのホンヤ・役者もいなくなったし、近年、絵づくりが派手になるほど
中身は見かけ倒しになっていくし、良質なTVドラマの鉱脈もほぼ潰えたね。
例えばNHKのBS2で「天花」と「澪つくし」を見比べれば一目瞭然だし・・・。

カツドウヤはすぐにTVをバカにするけど、気がつけばホンペンもTV映画もスタジオドラマも、
すべてが総崩れで終わっていました、という罠。

55 :いじわるじじい:04/07/17 14:51 ID:NSrUis+A
52
『半落ち』は映画館で見たが、あんな程度でしょう。期待する方が間違い。
寺尾聡も鶴田真由も大嫌い。鶴田は、蓄膿症の鼻声が極めて不快。

それより『蕨野行』の方が百倍もすごい。
最後まで見られたら勲章ものである。

54
そのとおり、風俗映画はテレビ・ドラマに移行して、崩壊したことになる。


56 :この子の名無しのお祝いに:04/07/18 00:03 ID:zKKNYYCw
>>55
>そのとおり、風俗映画はテレビ・ドラマに移行して、崩壊したことになる。

自分は、日本の映画もTVも旨いものは80年代でほぼ出尽くした、論者なのでw

TVに旨いモノはもう無いね。邦画も、最近では「死に花」や「69」など、1本800円ぐらいなら劇場で観て
みたい、という作品はけっこうあるが・・・。(そんで、結局は高いから行かない訳だw)

単館系などは、カンヌで男優賞を獲ってしまった「誰も知らない」とか、観るまでもなく論外だと思
うけどねえ。監督や公式のサイトに行っただけで駄目だとわかるもの。子供に溺れ過ぎなんだ。

つくづく、撮影所という装置は偉大だったとばかり思う・・・。いじわるじじいは
芝居も良く観ているようだが、あの世界はどうなんですかい? 

57 :いじわるじじい:04/07/24 08:35 ID:tzopsfe1

先日、市村泰一の『この声なき叫び』を見た。
話は、下町の聾唖者の貧しい青年(田村正和、舌足らずの台詞が聾唖者にぴったり)が、母親(荒木道子)を毒殺した嫌疑をかけられるが、
恋人(香山美子、本当に吉永小百合にそっくり)や新聞記者(園井啓介、園井というと必ずコートを着た新聞記者)らの
力により助かるという、城戸四郎が泣いて喜ぶ・お涙頂戴もの。
だが、とてもよく出来ているのに感心した。原作・西村京太郎(第一作らしい)、脚本・柳井隆雄。
市村は、橋幸夫の歌謡映画を見て、当時の日活歌謡映画に比らべたいしたことないと思っていたが、
こういうのも作っていたのだ。大船撮影所はたいしたものだった。彼は松竹京都の出身だが。
併映の『錆びた炎』は、小林久三の原作・制作・脚本だが最低。どうやって『天国と地獄』と違うかに腐心しているだけ。
原田美枝子がお手伝いなので、犯人だとすぐに分かる。
男で、中島久之や重田尚彦などが出ていたが、皆どうしたのかね。


58 :三百人劇場をたたえよう:04/07/24 14:38 ID:F4VekkKK
8月16日から、三百人劇場で
「社会はコメディの変遷 渋谷実と前田陽一」をやる。
前田と並べられては渋谷は少々可愛そうな気もするが、是非見に行きましょう。
URLは、www.bekkoame.ne.jp/~darts/ です。

59 :いじわるじじい:04/07/27 23:19 ID:EuUTky2P

『錆びた炎』は最低だったと書いたが、下には下があった。
『旅路 村でいちばんの首吊りの木』原作・辻真先、脚本・橋本忍・橋本信吾、監督神山征二郎、1986年である。

井上梅次の本に、助監督から「監督昇進作が歌謡映画なので、どうすべきか迷っている」と相談された時、
「歌謡映画をきちんと撮れない者に、普通の映画も撮れない。是非歌謡映画をやれ」と言って励ました、とあったが井上はすごい。

犯罪ものなのだが、娯楽映画を神山はきちんと撮れていない。ノーテンポ、ノーセンス。特に音楽が酷い。
ホラーのごとき出だしなのだが、少しも怖くないし、また謎解きの面白さもない。
いかに市川こんが偉大か、よく分かった。
神山のように撮影所上がりでない監督は、一定の傾向の作品しかやらない。
かつての映画会社の助監督上がりのように何でもやることがないので、
娯楽作品といっても、全くやりようがないのだ。撮影所の教育機能は大変なものだったのだ。
何しろ、犯人が意外と言うだけの物語で2時間近くもあるのだから、信じがたい長さだった。


60 :雪城忠太郎:04/07/27 23:46 ID:J/HIiuGA
>>57
市村泰一は、打率三割で隠れた傑作を作るプロ中のプロで、井上梅次の職人芸と
鈴木英夫の性格のよさをミックスしたような、半ば忘れられた監督ではないか?
たとえば、坂本九主演の「坊ちゃん」をみると、この監督のしたたかさがよくわかる。
ところで、「いじわるじじい」さんはじめ、シネマジャックに通っておられる方に質問!
神山征二郎が「この声なき叫び」と同じ脚本で映画を撮ったら、どの程度の作品になる
と思いますか?

61 :いじわるじじい:04/07/28 20:49 ID:XL6SEfhH

お涙頂戴映画だと言って、初めは拒否するが、最終的には監督をする。
だが、お涙頂戴映画にも、推理映画にもならなかった。
皆から市村泰一の爪の垢でも煎じて飲めと言われる。

62 :この子の名無しのお祝いに:04/07/30 02:26 ID:+JLeXk80
>>60
田村正和→キムタク、香山美子→酒井美紀、荒木道子→奈良岡朋子、
南田洋子→夏木マリ、園井啓介→大杉漣、志村喬→神山繁、
笠智衆→小林桂樹 菅井きん→渡辺えり子といった役者までは揃えるんだろうな。

……で、結果は61の結論と同じになる。40年の歳月の流れはオソロシイね。

63 :この子の名無しのお祝いに:04/07/30 04:29 ID:881/QOiK
「北の国から」と聞けば思い出すのだが、
倉本聡も昔は『月曜日のユカ』とか『くの一忍法』とか、次々と傑作を
物にしていたのにすっかりダメになったね。テレビ出身ではあっても、
決して撮影所の良い時代を知らないわけではない脚本家だったのに惜しい。
テレビでは『大都会』とか『水中花』あたりで終わったような。
やっぱり、取り巻きの根性系テレビ糞監督が悪いのか。杉田とか。。。

64 :この子の名無しのお祝いに:04/07/30 16:23 ID:uAtClLb8
>>63
倉本さんも時代と状況に負けたんだよ、やはり・・・。撮影所系の本編・TV映画とT
V局系のスタジオドラマが競い合っていた時代がいちばん良かったですね。
(いまはすべてVTR撮影になり、見分けがつかなくなったが、TV映画とスタジオ
 ドラマは元々別のもの)

倉本もまさしくその時代の人だし。中島貞夫と東大時代からの知り合いで、『くの一忍法』の
頃からお互いの仕事に協力しあっていた。こんな座談会にまで出ている。
ttp://homepage3.nifty.com/osan6/kaiko/jsrt6.htm
ttp://homepage3.nifty.com/osan6/kaiko/jsrt7.htm

65 :この子の名無しのお祝いに:04/07/30 16:26 ID:uAtClLb8
ここの倉本発言は、76年時点なのに、現在、ますますヒドくなった演出家の悪癖
を見事に突いていますね。ちょっと長いが引用する。

>本来ならばどこから撮られていても演技が持続していて、それが三台とか四台と
>かのカメラで撮れているんだから、TVには映画にはできないそれだけのメリッ
>トがあるはずなんですね。ところがいまのディレクター連中は、そういう根本的
>なスタジオドラマが進行していく、つまり役者の生理の間(ま)であるものを、
>わざわざ切っちゃって映画式の撮り方をする。
>そのことにもっと意味があればいいんだけど、その時役者が作ってしまう生理の
>間、映画ではどうしても出し切れない間というものを、せっかく出来るのに壊し
>ちゃうような、そういう一番本質的なところを、スタジオの監督というのは忘れ
>てしまっているという気がするんです。

いまや、本編がダメになり、TV映画がダメになり、スタジオドラマもダメになり・・・皮肉
にも、DVD・CS等で黄金時代の遺産だけは大量に流れるようになったが・・・。

66 :いじわるじじい:04/08/03 22:49 ID:Xolcqnjn

昨日、沢井信一郎監督の『Wの悲劇』を見てきたところ。
昔見たときも、なかなか面白かったが、今回は堪能した。
実は、前回は併映が『麻雀放浪記』という、豪華二本立てだったので、両作品の良いところが充分わからなかったのだ。

脚本がよく出来ている。沢井と荒井晴彦だが、沢井の長い撮影所生活のエピソードを使っている気がした。
最初、劇団研究生・薬師丸ひろ子の日常が淡々と描かれるだけで、少しも事件がない。
この辺、「新劇研究生」の生活がとてもよく描かれている。
問題の、三田佳子の部屋で愛人(中谷昇、一言も言わない出演)が急死するまでに約1時間かかっている。
後は、一気加勢にドラマ、ドラマした嘘話になだれ込む。

キャスティングがいい。三田佳子の驕慢な女優が最高。劇団総務のような内田稔。
潔癖な老女優の南美江。
彼女は嘆く。「オーディションのときは出産騒ぎ(なつかしの志方亜紀子)、今度は愛人騒動。最近の子は男とあれすることばかり」
と三田が言う。「もし静香チャン(薬師丸)がいけないのなら、ここにいる全員が舞台に立つ資格がないわ」
南に聞く「あなた、女使わなかった? 私は使ったわ。何がいけないの。みんな劇のためにやってきたことよ」そのとおり。
勿論、蜷川幸雄が灰皿を投げるところもある。蜷川は久しぶりの映画に嬉々としている。
もう、20年前の映画なのだ。

「新劇研究生」という言葉も完全に死語だね。
最近、話題の日本テレビ会長・氏家斎一郎氏の奥さんは、女優・氏家鎮子。
大島渚の『日本の夜と霧』で芥川比呂志教授の奥さん、『青春残酷物語』で
川津祐介と寝る、家庭教師のアルバイト先の奥さん。
彼女は、青年座の女優で生活のため銀座のバーで働いていて、氏家記者と知り合ったのだそうである。
薬師丸ひろ子の出世した姿というわけだ。

67 :この子の名無しのお祝いに:04/08/03 23:46 ID:izV1YvxT
>>66
>薬師丸ひろ子の出世した姿というわけだ。

そこまで考えると相当に苦い話なんですよね。そういう話を、角川のアイドルの薬師丸ひろ子を主演に、
新劇系も含めた俳優たちの競演で撮るというのだから、鬼気迫りますね。

68 :雪城忠太郎:04/08/04 00:43 ID:u0BxI6ib
>>66
それにつけても、沢井信一郎の作品数の少なさはどうだ!?
ビクトル・エリセの10年に1本に比べれば多作であるとはいえ、こうしたマトモな
監督(黒澤明のごとくベラボーな予算が必要でもなく、撮ればほぼ傑作間違いなし)
が、数年に一本というペースでしか映画を作れない状況は、どうみても異常である。


69 :この子の名無しのお祝いに:04/08/04 01:20 ID:bxL5Jad2
>>68
当然、流れた企画もあるでしょうし、それに澤井さん本人が断っている企画も多いの
ではないですかね? いっけん何でも屋だけど、演技的には大根なアイドルやスタ
ーを使う場合にも、この人なりの計算でやっていると思うんですよ。

かつての撮影所のような安定した作りはもうできませんからね。本人なりの「これな
らやれる」という成算が無いと動かないのでは? と思います。

余談ですが、TVの「宇宙刑事シャイダー」「重甲ビーファイター」「将軍の隠密!影十八」など
を請けた成算はよくわからんですが。これらは第1話込みなので旧知のプロデューサ
ーに職人的手腕を見込まれたのでしょうか?
シャイダー・ビーファイター・影十八の第1話をすべて観ているオレっていったい・・・。
ttp://www.geocities.co.jp/Hollywood/7675/tv.sawai-shinichiro.html

70 :いじわるじじい:04/08/10 23:18 ID:A54fQkXv
三百人劇場で、以前から気になっていた小林正樹の『泉』を見た。
原作・岸田国士、脚本・松山善三、主演・有馬稲子、佐田啓二、佐分利信、昭和31年。
一種の社会派メロドラマなのだろう。

有馬は、旧華族で実業家の佐分利信の秘書の、今で言えばキャリア・ウーマン。彼は、夏は不動産屋・加東大介が経営する
軽井沢の別荘地にいく。そこは、水源をめぐり地元の農民と紛争になっている。農民は、内田良平、清村耕治ら。
先日死んだ渡辺文雄が特別出演(最初らしい)野性的な猟師で、業者側にいる。その上には、西村晃。
この農民と業者の争いを中心にすれば日活の「渡り鳥」シリーズになる。内田らは、後年そうした役になる。
佐田は植物学者で、何故かこの資本家と農民の紛争を防ぐため、泉を掘ろうとしている。
佐分利は、有馬の魅力の誘惑に負けそうになったことを理性の敗北として、自殺する。この辺がよく分からない。
この佐分利や加東は、西武の堤康次郎がヒントになっているようだ。
いろいろあるが、佐田と有馬は一緒にならず、彼はいつものめそめそ顔の桂木洋子を選ぶことを暗示して終わる。
最後、山裾を爆破すると水が噴出する。『ジャイアンツ』のような感動はないが。
結局、『君の名は』の何番煎じかを狙ったのだろう。『君の名は』症候群であったわけだ、この頃の松竹は。
驕慢な有馬ではなく、控えめな桂木と一緒になる、というのは当時のコンセンサスだったのか。女性は、控えめでしとやかでなくてはならない、という。
しかし、日活・太陽族映画はすぐそこまで来ていたのだ。
「恋愛感」の変化の大きさを感じた作品だった。

「渋谷実・前田陽一特集」の旗が下がっていた。是非、行きましょう。
『もず』なんてよかったね。有馬と淡島の、所謂親子どんぶり。

71 :この子の名無しのお祝いに:04/08/10 23:51 ID:cyZw28+c
ラピュータで豊田監督の甘い汁見た。このリアルさ、凄い。佐田啓二の悪役、すさまじかった。

72 :この子の名無しのお祝いに:04/08/11 00:22 ID:R8GtsI0F
この映画の撮影中に佐田啓二が事故で亡くなって、編集に大変苦労したらしいね。

73 :この子の名無しのお祝いに:04/08/11 15:45 ID:yyHrgVWw
「もず」も「甘い汗」も共に水木洋子のオリジナルだけど
二作とも、もっとさらりと小品らしくスマートに撮ってもらいたかったなあ。
渋谷、豊田も脂ギトギトの演出で胃にもたれる。

74 :この子の名無しのお祝いに:04/08/11 21:24 ID:t360d8xC
>>72
最後は塩撒くシーンだけど、あれ別人なのかね?

>>73
「甘い汗」はカメラが岡崎宏三だからよりくどくなっていると思う。
豊田四郎は出てくる人間はくどいけど演出はめちゃくどいというほどでもない。

75 :この子の名無しのお祝いに:04/08/12 01:59 ID:A25kXbCX
>>74
昭和40年前後から、キャメラ岡崎宏三、音楽武満徹という作品は、つまらないものが結構多い。
もともとダメな企画を、撮影や音楽だけで底上げしようとしたって、無理な場合が多いのだよな。

76 :この子の名無しのお祝いに:04/08/13 17:08 ID:53nTSMlD
>>73
「もず」の高橋とよ、なんであんなに目立たせるのだろう?

77 :この子の名無しのお祝いに:04/08/13 17:17 ID:+zAvCoUm
http://k.excite.co.jp/hp/u/jj123456jj/?yid=jj123456jj&ssl=BAWQY259IHE08QE0J4JK

78 :いじわるじじい:04/08/13 21:50 ID:wqD+MWF7

>75
『甘い汗』の音楽は、武満ではなく、林光。カメラは岡崎宏三。
『もず』は武満の音楽もいい。
結局、武満は松竹・メロドラマの作曲家だったという気がする。
それは、井上梅次流に言って良いメロドラマを作れる作家は最高ということだが。
彼によれば、役者にとって通俗劇の典型的な役を演じるには演技力が必要で、普通の役を演じるより
遥かに演技力が必要なのだそうだ。これは実に正しい。歌舞伎の役者のことを考えればよく分かる。
井上梅次は、いずれ再評価しなければならない作家であろう。


79 :いじわるじじい:04/08/16 21:05 ID:kzWluFcT
韓国映画『シルミド』を見た。
半分くらい寝ていたので、内容については避けるが、全体の感じとしては、昔の東映の
刑務所ものに似ていると思われた。
それより、驚いたのは、作品中で主人公たちによって「赤旗の歌」が歌われることだ。

卑怯者去らば去れ、われらは赤旗守る

である。団塊の世代以上の人間でないと聞いたことがないと思うが、
日本共産党の創立者の一人・赤松克麿(後には日本主義に転向するが)の訳詩である。
戦前の抗日時代に歌われ、それが韓国の民衆に歌い継がれているのか、
やはり外国の事情は分からないものである。

オリンピックでは、なんと言っても柔道の野村に感動した。
あの孤独な姿は、大げさに言えば市川雷蔵の『ある殺し屋』や『ひとり狼』等の孤独な美しさを思い出した。


80 :75:04/08/17 01:18 ID:N5NbX+Kh
>>78
キャメラ岡崎宏三、音楽武満徹の組み合わせでは、たとえば小林正樹監督に
「いのちぼうにふろう」「燃える秋」「食卓のない家」の三大愚作があります。
(あえてこの三作を愚作呼ばわりするのは、他の作品に対する敬意ゆえです)
他にも、岡崎宏三の撮影にしか見所のない作品、武満徹の音楽にしかよいところ
を認められない作品というのが、昭和40年以降、大量にあるという意味です。
ところで、井上梅次さんは、初期の日活作品で裕次郎のスター性を確立したことと
「つねに入場料に見合うだけの作品にはなるが、それ以上でもそれ以下でもない」
映画を作り続けた、という意味で昭和30年代から40年代前半を代表する監督と
して位置づけられるのではないですか? (この言い方は、不当に低い評価のように
思われるかもしれないが、こういうタイプの監督が何人もいてこそ、面白い映画や
不朽の傑作が沢山出てくる状況が作られてくるのです。)

81 :いじわるじじい:04/08/25 22:28 ID:W/tVWCGr
三百人劇場で渋谷実の『霧ある情事』と『二人だけの砦』を見て少々がっかりした。
前者は、出来のよくないメロドラマ。津川雅彦が下手なところがいけないのだろう。加東大介の愛人の一人として、京塚昌子が銀座のホステスとして出てくるところが笑える。主演は岡田まり子。
後者は、アイ・ジョージの人気だけに頼った「異色作」。松竹人情物イデオロギーで、団地の人間の冷酷さを非難しているのが、おかしい。確かに、松竹映画が衰退した原因の一つは、
昭和30年代以降、日本の都市から裏町や長屋がなくなり、団地・マンションに代わったことにあるだろう。

『気違い部落』は、さすがに面白かった。この『気違い  』は、題名のせいかテレビでは絶対に放映されず、
いわゆる名画座でも余り上映されないので、初めて見た。
現在から見ると、貧しい部落の農民のエゴイズムのすごさも余り驚かないが、当時は相当にショックだったろう。
伊藤雄之助が、村の共有林の件で自己の権利を主張し、村八分になる。その中で、娘の水野久美(映画デビュー。この後、東宝でスリー・ビューティーズとなる)が結核で死ぬ。
この辺の突き放し方はすごい。だが、この以前すでに木下恵介は『日本の悲劇』と『女の園』で、
被害者が同時に加害者でもある、複雑さを描いていた。
だから、ここから大島渚の『愛と希望の町』の少年の孤独な戦いは、すぐ近くだったわけである。
ただし、『愛と希望 』の少年と伊藤雄之助が異なるのは、伊藤はいずれ村の長(現在は山形勲)になろうとしていることであった。
大島自身は、いずれ松竹大船村の長になるつもりだったのかもしれないが。

この次は『バナナ』を見るつもり。
来週は、阿佐ヶ谷で五所の『蟻の町のマリア』もあるので、楽しみ。

>80
井上梅次は先日『第六の容疑者』という犯罪物を見たが、これなど計算が完璧で画面や筋にまったく無駄がない。
そのため、やや事務的な匂いがしてつまらなくなったいた、という感じだった。
彼は文学部ではなく経済学部で、本当は映画に入る気はなかったが、高校時代の友人が内川清一郎で、
彼の紹介で大ストライキ直後の東宝で手伝ったのが、映画界に入るきっかけだったのだそうだ。
実に計算がしっかりしすぎているのが、欠点であり、また映画各社幹部からは信頼された所以だろう。

82 :この子の名無しのお祝いに:04/08/25 23:30 ID:ijGA5OuL
確かに井上梅次は規格がはまった時が圧倒的にいい。

> 松竹映画が衰退した原因の一つは、

大島渚くらい飼い慣らせないようじゃダメでしょ。
『愛と希望の町』観れば、大島だって適応力あるの分かるし。
助監督だけじゃなくて、本社にも優秀な人を雇うべきだったね。

83 :この子の名無しのお祝いに:04/08/25 23:46 ID:4Wa5ioOw
>>82
松竹は単純に企画が悪いでしょう? いちいち名前は挙げないでおくが、資料を見ると多くの
群小監督たちが、内容を問う以前のくだらないタイトルの作品を撮らされてきた。

むろん、他社にもくだらない企画は多かったが、松竹のくだらなさは群を抜いていない?
どうしてこの会社が保ったのか不思議でならない。
故前田陽一によると、巨匠異才の影で、現場がダルでどうしようもない監督も多かった
そうですしね。それでも撮影所があるから映画はできる(これだけは各社同じか?)

興行網の弱かった新東宝・日活・大映が次々に討ち死にし、興行力のあった東宝・東映・松竹が
残ったわけだけれど、松竹もコヤの基盤が無ければ危なかったのではないか?

84 :この子の名無しのお祝いに:04/08/26 00:50 ID:5ONg0l1V
もったのは不動産業のおかげでしょ。寅さんとね。
やっぱり城戸四郎みたいな同族年寄りが牛耳っていたのが原因でしょ。
「青春残酷物語」以降の流れで建て直し出来ればね。

あの環境で名作を連発する野村芳太郎は本当に凄いな。



85 :この子の名無しのお祝いに:04/08/26 01:20 ID:1ymydUFR
>>84
スレ違いになってきたけど、巡り巡って、現社長も城戸の血筋なんですよね。この社長、
経歴がよくわからん。

>78年、不動産などを扱っていた松竹映画劇場入社。91年に退社し、弁護士登録。
>98年当時社長の奥山融氏と元専務の奥山和由氏が解任された後に松竹に顧問として入社。
>99年から副社長、今年5月27日付で社長に。
ttp://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/jun/o20040604_30.htm

これって、途中で渉外弁護士に回り道したけど、それ以前からずっと松竹の不動産と興行の
一部を見ていた、ということでしょうか?
奥山親子も「松竹第一興行」を持っていたらしいし(ここに相当に本社のカネを流し込んだらしい)、
同族たちが株と事業を握って本社を派閥支配するのが松竹流ですか?

86 :いじわるじじい:04/08/26 21:40 ID:4IH+hL4G

仕事もろくになかったので、午後夏休を取り『エルビス・オン・ステージ』を見てきた。
1970年のラスベガス・MGMインターナショナル・ホテルでの公演。日本では72年に公開された。
多少、編集が変わっていて、前回あった「エルビスそっくりコンテスト」などがなくなり、舞台中心になっている。
やはり、感じたのは、最高のエンターテイメントは、演者の肉体であり、
ワイヤー・アクションでも、CGでも、SFXでもないということだ。
それは、五輪でも同じだったね。肉体の魅力こそ最高なのだ。
また、この頃はアメリカの白人文化に対し黒人文化が上昇中で、
バック・コーラス、スイート・インスピレーションズの女性の自信に満ちた表情によく出ている。
撮影は、ルシアン・バラード。『ワイルド・バンチ』『墓石と決闘』『砂漠の流れ者』等の名撮影監督。

87 :いじわるじじい:04/09/05 21:41 ID:OHe2Wffi
先週から三百人劇場に通い、『好人好日』『大根と人参』『バナナ』を見たが、
昨日阿佐ヶ谷のラピュタで見た五所平之助の『蟻の町のマリア』が予想以上に良かった。
昭和30年代に浅草にあったバタヤ部落・蟻の町、どうやら浅草公園を不法占拠していたらしいが、
ここにボランティアとして活動した北原玲子の実話。千之赫子の数少ない主演作品。脚本は長谷部慶次。
東宝ストのときの共産党シンパで、後に左翼独立プロで活躍した伊藤武郎らからは、ややはなれた人達だった彼らは、
五所を中心にスタジオ8という会社を作り、『煙突の見える場所』などを作るがつぶれ、最後は松竹の子会社・歌舞伎座プロで映画を作る。
この会社は、京都で宮島義勇のカメラで『高丸菊丸』などという三流時代劇も作っている。

五所のやさしさと抒情性、カット割と心情描写の細かさがいい。こういう演出がなくなったのは、惜しい。
千之の父が斉藤達夫、母が夏川静江。脇役が皆いい。飯田蝶子、三井弘次、中村是公、多々良純、浜村純、岩崎加根子
須賀不二夫、町の代表(会長)が佐野周二。事務長が南原宏治(こいつは共産党みたいな奴で、対マスコミ向けに千之を利用しようとするが、
最後は彼女の真摯な情熱に打たれる)
勿論、最後は結核で死ぬ。新聞記者、渡辺文雄、都庁の役人・松本克平。
彼らは、8号埋立地、現在の潮見地区に移転する。
彼女は、カトリックの名門校、光塩女子学院の出身なのだそうだ。昔は偉い人がいたんだね。

88 :この:04/09/08 21:40 ID:1QKhKpoP
>87
歌舞伎座映画『高丸菊丸』のカメラは、宮島ではなく黒田清己だよ。彼も大映をレッド・パージで首になり、
京都の弱小プロを経たのち、近代映画協会に入り『裸の島』等を撮る。
いずれにせよ松竹という会社は、意外にも左翼や独立プロと関係が深い。


89 :この子の名無しのお祝いに:04/09/09 00:01 ID:wD7WwJiq
やくざや右翼もね。
なんせ移籍しようとしたスターの顔を斬り付ける会社だから。

90 :この子の名無しのお祝いに:04/09/09 00:19 ID:jOiEGIkl
>>89
揚げ足取りと取られたらごめん!
林長二郎の場合は、「移籍したスター」ですが、他にもそんな実例はあったのかな?

91 :この子の名無しのお祝いに:04/09/09 00:45 ID:Yt+auF8T
>89
厳密には、松竹系の新興キネマ撮影所長である永田雅一が若い頃に千本組というヤクザの
組員で、長谷川一夫移籍の際には、千本組の構成員が切りつけた。
なので、やくざ・右翼は新興キネマの流れを汲む大映の方が濃厚。

92 :この子の名無しのお祝いに:04/09/12 07:56:51 ID:EBN7zHOb
91
林長二郎のこの引き抜きの報復に松竹は、東宝系だった吉本興業の
アキレタ・ボーイズ、ミス・ワカナ等を引き抜き、新興演劇部を作った。
このとき、アキレタのリーダーの川田晴久は、義理堅いので吉本に残った。
林長二郎事件の首謀者が永田雅一であることは周知の事実だったが、戦後
自分の劇団・新演技座で大赤字をしょった長谷川一夫は、永田を頼る。
永田は長谷川の借金を帳消しにし、大映時代劇の中心にする。
どっちもどっちというか、狭い世界なんだね。

93 :この子の名無しのお祝いに:04/09/12 17:50:42 ID:idcL8lfl
>>91
やくざと右翼を一緒にしないでほしいね。戦前はそんな時代ではないよ。
別々です。

94 :この子の名無しのお祝いに:04/09/12 18:57:25 ID:7m8Zva/c
>>93
面白そうだね。もうちょい色々説明してよ。

95 :いじわるじじい:04/09/17 23:35:48 ID:V1s494ah

先週フィルム・センターで見た黒澤明の『明日を創る人々』は、確かにいい映画ではなかった。
しかし、黒澤が言うように「組合映画であって、自分の作品ではない」とも言えないものだった。
製鉄会社の社員・薄田研二一家の話。娘・中北千枝子は、不二撮影所のスクリプター。
その妹は、浅草のレビュー小屋の踊子。彼らの家の二階に下宿している森雅之は、電鉄会社の車掌。
どこもストライキに突入し、初めは組合に無理解だった薄田も行進(戦後最初のメーデー)に参加する。

安易な組合賛美映画(脚本は山本嘉次郎と山形雄策)だが、組合の要求をシュプレヒコール劇風に高揚させるところや
群集の撮り方、移動撮影の使用などは、極めて黒澤的である。
行進に参加した薄田が「聞け、万国の労働者」に乗って
次第に意識が高揚していくところなどは、戦時中の戦意高揚作品『一番美しく』と全く同じ技法である。

感じとしては、撮影所や群集シーンは黒澤。薄田一家のところは関川秀雄、浅草のレビュー小屋のシーンは、
山本嘉次郎の演出のような気がする。高峰秀子と藤田進は撮影所の役者として実名で出る。監督役は北沢彪。

時代がよく分かる映画である。「組合」や「ストライキ」という言葉に魅力があった時代。
今は、プロ野球選手会のみが使う言葉となったわけだ。

この年、昭和21年1月に開催された野坂参三帰国大会で歓迎の辞を読んだのが、藤田進だというのだから笑えるではないか。

96 :この子の名無しのお祝いに:04/09/18 13:20:22 ID:x5C93cEo
>>48
小林信彦の「おかしな男 渥美清」に出てくる森繁の言葉
「キヨシはかわいそうですよ。私が注目されたときは、マキノ雅弘、豊田四郎、久松静児といった
監督さんから声がかかって、いろいろな演技を引き出してもらえたのですがね」
これは1972年の発言
昔は「しごいて」引き出す監督と「自由にやらせて」引き出す監督がいたんですね


97 :この子の名無しのお祝いに:04/09/19 16:20:36 ID:w47ePlXX
>>59
神山征二郎が映画「郡上一揆」の完成披露講演会を岐阜市で開いたとき、職場でかりだされて無理矢理酸化させられた岐阜市民です。
神山には「ハチ公物語」で呆れかえったことがあり、ヌルイ親父だとばかり思ってたんですが、講演会の神山は人相風体も喋り方も酷く意固地な頑固爺といった感じで驚きました。
しかし、もっと驚いたのは、講演で肝心の映画「郡上一揆」にはほとんど触れず、最初から最後までATGに対する罵詈雑言をわめき散らしたことです。
神山曰く、日本映画をダメにしたのはATGだそうですw

神山ってATGに何故恨みがあるんでしょう?
ATGスレで聞いたんですがレスが無かったんで、いじわるじじいサンなら何か知ってるかと思って…
遅レスかつスレちがいスミマセン

98 :この子の名無しのお祝いに:04/09/19 17:50:27 ID:mqsFLQh5
>>97
>神山曰く、日本映画をダメにしたのはATGだそうですw

いじわるじじいでがないが・・・。ATGは東宝資本で、興収のあがりの大半を持っていってしまう。
結果的に監督のプロダクションから搾取して、現場が疲弊したからでは?
講演の内容がわからないので、これぐらいしか思いつかない。

お金の流れについては、近代映画協会や共同映画、神山プロなどもどうなんだろう?
という気がするが・・・。お金のことはあまり深く考えてはいけない業界だw

99 :この子の名無しのお祝いに:04/09/19 20:55:11 ID:eVRnNSax
>>87-98
今出てる「東京人」でインタビューに答えてる実相寺昭雄、黒木和雄、
大林宣彦、大森一樹あたりのように、個人映画やTV、PR映画畑からきた人は、
ATGの恩恵に浴した旨の発言をしてるけど、中島貞夫とか商業映画系の人は
搾取されたと怒る人が多いね。まあ、これはATG=東宝に限らず、独立プロは
ハナから儲からないようになっている興行システムに問題があるけれど。
神山征二郎が怒っているのはATGに代表される、こうしたシステムについてかも。
神山は新藤兼人の「賛歌」や「心」とか、あるいはフリーの助監督として
就いたときの記憶から怒っているんでしょうか。

近代映協は新藤兼人が、なかなかしたたかにやっているのでは。
「藪の中の黒猫」「悪党」「鬼婆」とか東宝でやるときも、東京映画とか日映新社とか、
傍系会社との提携で、東宝の文芸大作風のキャストやアピールを実現させてるし。
まあ、大儲けはしないにしても、赤字にならない程度にはうまくやっているのでは。
後には、かのMARUGENからもお金を引き出しているわけで、相当な手だれだよなあ。
その近代映協出身の神山は師の薫陶を受けて、お金に関してはそれなりにうまくやっているのかもしれん。

100 :この子の名無しのお祝いに:04/09/19 21:37:03 ID:akhcLpv9
>>99
>個人映画やTV、PR映画畑からきた人は、ATGの恩恵に浴した旨の発言をしてる

メジャーの配給系統が撮影所外の監督を入れてくれない時代でしたからね。相当に
自腹を切らされたにせよ、興行してくれるだけで助かったはずですよ。
(いちおうはATG側も制作費の一部を出してくれたし)

>ATG=東宝に限らず、独立プロはハナから儲からないようになっている興行システム

いまだにたいして変わらないですけどね。だから単館系でもメジャーでも、制作資金を調達できて、
メディアのツテを使って宣伝できるTV資本が有利になる(つまり、今だとフジやテレビマンユニオンなどの映画)

101 :この子の名無しのお祝いに:04/09/19 21:38:55 ID:akhcLpv9
近代映協はやり手だよ。制作費を抑えるノウハウもあるみたいだし、自社出資以外のTVやVシ
ネの外注・下請けも多い。新藤親子は経営者としてはシブイ。最近は孫も監督になったみたいだが。

神山さんにも、ある作品が流れて、集めたスタッフを食わせるために急遽「月光の夏」を企画
して穴を埋めたという逸話があると聞いた。市民団体などの動員で、劇場とホール上映でと
りあえずヒットさせて、二次利用その他でペイさせた。この人個人はなんとか生活できてるのよ。

映画界・TV界は、お金の話をするとキリがない業界だけどね・・・。

102 :いじわるじじい:04/09/20 21:24:13 ID:q5nMUbJt
>97
神山はATGでは一度も撮っていないので、変な話だが、考えられるのは『洟をたらした神』事件だろう。
これは神山が監督(脚本・新藤兼人)をして東京12チャンネルで放映予定だったが、
たしか原発の問題が含まれていて、テレビでは出来ず、どこかで劇場公開された。
そのときに、ATGとも接触して不快なことがあったのではないか。
いずれにせよ、神山なんてたいした監督じゃない。
この作品は神山の経歴に載っていない。余程不愉快だったのだろう。


103 :この子の名無しのお祝いに:04/09/20 22:39:45 ID:jgCONw7Q
>102
お言葉ですが、神山征二郎だとて、唯一「ふるさと」という大傑作を撮っておられる
ではないですか? あれは加藤嘉の名演技ゆえに成立した境地であるとはいえ。
神山の悪口はいいですが(たしかにほとんど妥当な指摘なので)、かつて間違って傑作
を撮ったこともあるという事実だけは、このスレの皆さんに強調しておきたいと思います。


104 :この子の名無しのお祝いに:04/09/21 01:24:41 ID:4rc7YqRG
確かに「ふるさと」(の加藤嘉)はいいなあ

105 :97:04/09/21 18:54:11 ID:mJP6FZou
講演会では「金」に関するハナシはしませんでした。
講演内容は、難解で一般客に理解不能な映画しか作らなかったATGが日本映画を滅ぼしたというものでしたが、具体例をあげる訳でもなく、ひたすら怒りまくるというものでした。
ATGに企画を蹴られてバカにされたとか、ATG関係者に個人的な恨みがあるとか、そんな理由かなと感じましたが…
「ATG?何それ?そんな映画会社あったの?郡上一揆と関係あるの?」という講演会参加者達のポカ〜ンとした反応には笑えましたw

106 :この子の名無しのお祝いに:04/09/21 20:41:00 ID:A1F+DVzI
>>105
>ATGに企画を蹴られてバカにされたとか、ATG関係者に個人的な恨みがあるとか、そんな理由かなと感じましたが…

まあそんな所ではないですか? それと、神山を弁護する訳ではないが、当時から「監督たちは他社で
撮ると面白いのに、ATGで撮ると駄目になる」という陰口はあったはずよw

予算の関係で現場でできることが限られてくると、画面の密度はどうしても薄くなることが多い。
(撮影所にセット使い回しなどの見えない予算があるロマンポルノは例外)

だからテーマで誤魔化したような映画しか撮れないのか? それとも、ATGの企画審査
のお眼鏡に適うように気負った映画になるのか? 再評価気運があるが、そんなに持ち上げる
ようなもんかよ? という素朴な疑問はありますね。
ロマンポルノやピンクの代わりに観れる、女優が脱ぐ映画、というだけで受けていたのも事実だし。

107 :この子の名無しのお祝いに:04/09/23 21:08:31 ID:bkDkuFBG
神山征二郎の悪い噂を書いておく。
彼は、にっかつ・ロマン・ポルノの『実録不良少女・姦』や『帰らざる日々』で少ない出演ながら、
一部に極めて鮮烈な印象を残した女優・日夏たよりを愛人にして、
彼女を女優から引退させてしまったのだそうだ。
詳しい事情は知らないが、本当の話だそうだ。
共産党系には結構悪いのがいるね。
まるで、黒木和雄の『祭りの準備』で、処女の竹下景子を犯してしまう文化運動のオルグみたいだが。

108 :この子の名無しのお祝いに:04/09/23 21:20:42 ID:1YnfDJdD
山田洋次・篠田正浩・熊井啓、この三人はいわゆる「映画ファン」がバカにする三人衆
山田と熊井の初期作品は結構好きだが


109 :この子の名無しのお祝いに:04/09/23 21:29:45 ID:qmek4dgv
いわゆる映画ファンに馬鹿が多いよ。
自分の実力を棚に上げて罵倒ばかりするヲタク。

110 :この子の名無しのお祝いに:04/09/23 23:47:29 ID:WezDHjzo
>>108
篠田正浩だとて、寺山修司脚本だと、かなり良くなるのではないかな?
それに、池部良に着流し中年ヤクザの役をさせたのはこの人が初めてなのだし。

111 :いじわるじじい:04/10/01 22:26:48 ID:79N/din1
先日、滝田洋二郎の『壬生義士伝』を見たが、ひどいものだった。
新撰組に盛岡藩出身の吉村(中井貴一)という下級武士が入る。
彼は、腕はあるが貧乏な家のために入ったので、その吝嗇ぶりを笑われる。
最後敗北し、盛岡で死ぬのだが、なにしろお涙頂戴なのだ。涙、また涙。
さらに、久石譲の音楽がひどく大げさ。餓鬼を使っての泣かせなど、昭和20年代の映画である。
滝田も、ピンク時代は頑張っていたようだが、メジャーになるとこうもつまらなくなるものなのか。
中井と佐藤浩一の主演。映画界も二代目の時代なんだね。

112 :この子の名無しのお祝いに:04/10/01 22:40:03 ID:ulOlpRgh
>>111
滝田さんは「つまらなく」なったからメジャーで使ってもらえるのでしょ? メジャー
のプロデューサーに気にいられるように「涙、また涙」 相米が撮っていた
らどうなったかは不明だが。

さっきBSでクリント・イーストウッドの「アウトロー」を観る。南北戦争の
生き残りの闘争劇。これが76年作品。一方、日本映画はひたすら後退してますが。

113 :いじわるじじい:04/10/02 10:38:56 ID:hdtJ3ya4
先日、森村桂が死んだ。映画化されたものでは、『天国にいちばん近い島』が有名だが、
吉永小百合主演で『私、違っているかしら』というのもあった。かなり自伝的な内容だった。
監督松尾昭典、脚本・倉本聡大先生。まあ面白かった。
松尾も評価の低いというより、評価されるような問題作を作っていないのだが、当たり外れの少ない
レベルの高い監督だったと思う。彼は、確か京大映画研究会で、木下の名作『女の園』の際の
調査に協力したそうだ。当時、大島渚は、演劇で映画は関係なかったらしい。

『女の園』は、京都女子大の学園紛争だが、当時そこには土井たか子(学歴は同志社大卒となっているが、
その前に京都女子大を出ている)がいたはずで、彼女はあの映画で言えば誰れなのか、前から考えていた。
高峰秀子、岸恵子、久我美子、あるいは山本和子(毬谷友子の母親)、一体誰だろうね。

114 :この子の名無しのお祝いに:04/10/02 10:49:39 ID:u1RYfsNq
>>113
大島は京都女子大の学園紛争自身に係わっているけどな。

115 :この子の名無しのお祝いに:04/10/02 13:12:44 ID:d5Jc5/BP
>>113
松尾昭典は初期のボクシング映画「打倒(ノック・ダウン)」が凄い。冒頭の試合
シーンからテンポのいいノリで押しまくる。後は「夕陽の丘」「二人の世界」などか。

ただし、仰る通り「問題作」は撮っていないので地味。舛田天皇ほどの力も無かった。
地味だからこそTVに移っても器用で、その代わり企画枠に合わせただけの辛い作品も多くなる。
のちに突然「仁義と抗争」「沖縄10年戦争」を撮るが、これはTV時代劇で知り合った松方の推薦らしい。
(TVはキー局のPと主演俳優に気に入られた方がお声が掛かりやすいので、ついでに
 本編を撮れた松尾さんは得したわけだ。元日活スターの主演作の監督も多い)

ちなみに松尾は神代辰巳と松竹京都で同期。同じく日活に移籍した親しい蔵原や松
尾が撮りまくるなかで、神代は黙々と助監督労働にいそしんでいた。

116 :この子の名無しのお祝いに:04/10/02 13:57:31 ID:rZdYlAj2
このスレで評判の良い小百合&浜田光男の映画って,どうも苦手だ。
小百合=純真無垢なお嬢 VS 浜田=純粋真直ぐなチンピラ
という退屈な公式。「泥だらけの純情」の浜田の馬鹿ぶりには怒りを通りこして
只呆れる。そんなに小百合が好きな身を引け。自分の不幸の道連れにするな。
自分の幸福を犠牲にしてチンピラと運命を共にする小百合の「優しさ」が
団塊世代の男性の遠い夢であったことは良く解るが。
この手の一連の映画で,すっかり「純真ボケ」の小百合まで嫌いになってしまった。

117 :この子の名無しのお祝いに:04/10/02 14:14:14 ID:f3XIW/jh
>>116
当時、純真な高嶺の花の小百合ちゃんで抜きまくったジジいどもが、いまだ
にサユリストとして小百合を支えています。

「源氏物語」や「北の零年」の「製作委員会」に名を連ねる出資企業の多さには驚かされる。
一口何千万か何億か知らないが、小百合ちゃんとパーティや会合でお食事でき
るだけでカネ出すんだよ、こういう連中は。セックスできなくてもいいの(本音ではしたいだろうけど)

CMタレント兼ボランティア活動家の小百合の興行力の実力など、せいぜい興収7、8億程度なのに。
(それこそ風俗映画になり損ねた「時雨の記」が確かこのぐらい)

知名度は高いが客は入らない小百合。そこで財界人をファンクラブにするこ
とで映画を撮らせてしまう小百合、恐るべしw

118 :116:04/10/02 19:55:59 ID:y14EZjds
>>117
何処のどなたか存じ上げませんが,アテクシの言いたいこと解ってくださって,嬉しいです。
アリマト。

119 :この子の名無しのお祝いに:04/10/03 02:16:08 ID:wbMpUPhN
>>113
あの映画で高峰秀子だったら自殺してしまっているわけで、山本和子あたりではないの?
しかし、山本和子さんって「青い山脈」と「女の園」以外では、役に恵まれませんでしたな。

120 :この子の名無しのお祝いに:04/10/03 02:20:54 ID:wbMpUPhN
>>117
いまはなき三鷹オスカーで、最も客の集まらなかった企画が「吉永小百合
主演映画特集」であったことは、意外と知られていない。たしか観客1桁台
の日が続いたとか。(三鷹オスカーは駅前再開発のため平成2年暮閉館)

121 :この子の名無しのお祝いに:04/10/03 02:25:58 ID:KJkbjv8U
>>115
松尾昭典は『男の紋章』シリーズが代表作。
>>120
三鷹オスカーで人気は『青い体験』特集。

122 :この子の名無しのお祝いに:04/10/03 02:46:20 ID:k903B3ky
>>120
小百合は皇后陛下の美智子さまみたいなものだよね。感じがいいのでみんななんとなく好き。近くに来れば
一目お顔を拝見したい。吉永小百合展・出版記念会の類は盛況だし、ティ・ジョイなどのオープニング
に小百合が現れると招待客のオヤジどもは大喜び。小百合が顔を出す市民団体のボランティアでも好評。

この人が全く儲かりようもない仕事をボランティアでいろいろやっていたりするのを知っ
ているので、あんまり悪口は言いたくないです。きっと本当にいい人なんでしょう。

でも客が入らないのは事実なんだよなあ・・・。

123 :いじわるじじい:04/10/03 08:34:21 ID:EUOPXhIk
最近の吉永小百合映画では、『時雨の記』と『長崎ぶらぶら節』を見たが、どちらもひどい作品だった。
共演が渡哲也というのも良くなかった。渡は、日活時代当たらないので有名だった。赤木圭一郎もそうだったらしいが。
『霧の子午線』という笑ってしまう映画もあった。小百合と岩下志麻の学生時代友人で、恋人・林隆三を争うという設定のため、
そこは若い女優が演じる奇妙なものだった。全体は、監督が出目昌伸なので、当然の出来だったが。
小百合・浜田光夫映画では、『青い山脈』などのコンビものがおもしろかったね。
強いしっかりした女とぼけた男で、完全に漫才コンビだった。

119
『女の園』の山本和子は、どこか共産党員風で彼女だけが政治的で、他は皆ノンポリであり、確かに土井たか子かな、という気もする。


124 :この子の名無しのお祝いに:04/10/03 09:22:18 ID:Rc2CarWt
>>113
土井たか子がいたはず、ってのはどうして?
あの自殺事件って何年の話なのかな?

125 :この子の名無しのお祝いに:04/10/03 13:43:07 ID:AYa9ISIE
たまたま今村昌平作品を初期から最近作まで見直した
やっぱり『復讐するは我にあり』までだなぁ
『赤い橋の下のぬるい水』なんて着想はいいのに、役者が・・
かつての、吉村実子や左幸子や春川ますみや坂本スミ子や沖山秀子のような女神がいない
話に大きさが出ないんだよなぁ

126 :いじわるじじい:04/10/06 23:51:00 ID:syhoJyLW
昨日、BSで篠田正浩の『暗殺』をやっていたが、どうでしたでしょうか。
私は、もう何度も見ているので、特に感想はなかったが。
蜷川幸雄がいい役をやっているのが笑えましたね。
岡田英次、木村功、穂積隆信、穂高稔など劇団青俳の役者、さらに早川保など
当時の新劇役者、竹脇無我などの総出演でした。
丹波哲郎の清川八郎が岡引を一刀で切り捨て、その首が宙を舞うところなど最高でしたね。
このカメラの小杉正雄、さらにこの頃各社で映画音楽を書いていた小杉太一郎は兄弟で、共に
俳優・小杉勇の子供だそうである。
因みに、大映等で映画音楽を書いていた山内正は、山内明の兄弟だそうだ。

127 :いじわるじじい:04/10/06 23:51:35 ID:syhoJyLW
昨日、BSで篠田正浩の『暗殺』をやっていたが、どうでしたでしょうか。
私は、もう何度も見ているので、特に感想はなかったが。
蜷川幸雄がいい役をやっているのが笑えましたね。
岡田英次、木村功、穂積隆信、穂高稔など劇団青俳の役者、さらに早川保など
当時の新劇役者、竹脇無我などの総出演でした。
丹波哲郎の清川八郎が岡引を一刀で切り捨て、その首が宙を舞うところなど最高でしたね。
このカメラの小杉正雄、さらにこの頃各社で映画音楽を書いていた小杉太一郎は兄弟で、共に
俳優・小杉勇の子供だそうである。
因みに、大映等で映画音楽を書いていた山内正は、山内明の兄弟だそうだ。

128 :この子の名無しのお祝いに:04/10/07 00:38:22 ID:QXomqmby
>>123
もちろんご存じだろうが、「長崎ぶらぶら節」は、小百合と親しい深町幸男(夢千代
日記)を連れてきた作品。深町は元新東宝で、倒産後にNHKに入局。
NHKのドラマの基礎造りには映画畑の人間も貢献していたのである。脚本は恐らく、
深町のラインで市川森一、この人も主にTVで書いてきたライターだ。

つづく「千年の恋 ひかる源氏物語」ではなぜか、TBS出身の堀川とんこうを起用、
小百合との接点がよくわからないのだが、岡田裕介・早坂暁ラインなのだろうか?
早坂もTVはともかく、映画ではサッパリなライターですね。

いまや絶滅人種だが、撮影所系の昔気質のカツドウヤというのは非常にプライドが高い。
TVのスタジオドラマ系の演出家をとにかく下に見ている。
(TV映画も本音では嫌っている。本編が撮れない監督も撮っていたので表立っては言わないが)

129 :この子の名無しのお祝いに:04/10/07 00:45:14 ID:QXomqmby
TV系の演出家も、とくにリアルタイムでカツドウヤと競ってきたベテランTVマンほど、本編
に対して何かと複雑な思いを抱く人が多い。経済的・社会的には映画人よりも成功して
いるにも関わらず。(例えば「実験的」制作会社だったテレビマンユニオンが映画を作りたがるのもこのせいだろう)

もっとも本編の人も、文化的なステイタスで保ってきただけで、実質的な権威は何も無いわけで。
(ライターはいい加減なもので、どちらにも出入りしてきた人も多いですが)

最近、TV資本が人材的・資金的に本編を買い占めつつあるのは、どうにも奇妙な
感慨にふけらざるを得ない光景ですね。

こうした映画とTVの対立と混淆の中、ヌエのように各ジャンルを横断し、TV局のカネも
平気で使ってきた市川崑がいかに食えないジジイだったか、ということだね。
フジやNHKで撮るときでも(現場はCALや映像京都などが請けるわけだが)、
局のプロデューサーよりも偉いのはこの人だけでは?

130 :この子の名無しのお祝いに:04/10/09 20:49:20 ID:/ez0o9S0
>>82
松竹がダメなのは同意だが、結局大島はフリーになるしか無かったと思う
松竹退社後、東映や大映ともうまくいかなかったし
撮影所体制を「前近代性」の象徴として否定する考え方も持ってるし
撮影所体制の中で自分の思想を込めた作品を作り続けた「元祖ヌーベルバーグ」
増村保造について愛憎半ばした評も書いてるしね

131 :この子の名無しのお祝いに:04/10/09 22:03:11 ID:Yn+gBU11
話遮って申し訳無いが、豊田脂漏の描く「可愛い」女性は洩れ的にはめっちゃ苦手。
「あぁんいやんいやんいやんいやんいやんいやん・・・馬鹿ン(はぁと)」みたいな媚びばっかで鬱陶しいったら。
「暗夜行路」「墨東奇たん(←字出てこない)」の山本富士子がマジ可愛そうになった。
つか、あんな演出にも耐えて見せた女優魂は凄いというべきか。

あの時代をリアルタイムで知らない新参者の独り言でした。


132 :この子の名無しのお祝いに:04/10/09 22:23:12 ID:U+gEn1I1
映画が嫌いなわけじゃないが、
豊田の映画に出てくる人間は男女関係なく好きになれない。

133 :いじわるじじい:04/10/11 00:22:53 ID:C/yKAzSH
台風の被害で京浜急行が大混乱の中、天王洲に行き、ロシア国立アカデミー・マールイ劇場の
『三人姉妹』を見た。
1万2千円というとんでもなく高いチケットだったが、その価値はあった。
ロシアの人間がロシアの劇を演じているのだから、良いのは当たり前だが、役者が良い。
昔の日本映画のように、乳母や役所の老書記のような脇役がとても良い。演技が自然でとても軽いのには感心した。
演出は、ユーリー・ソローミン。黒澤の『デルス・ウザーラ』の主人公である。
『かもめ』には、トリゴーリンで出ていたそうだ。
パンフレットの菅井幸雄の解説によれば、日本の『三人姉妹』の初演は、1933年(昭和8年)
友田恭助、田村秋子らの築地座によってだそうだ。
この『三人姉妹』を見て、谷崎潤一郎の『細雪』は、これも一つのヒントにしているのではないか、と思った。
しかし、チェーホフは良いね。
私は今年56歳だが、年取って良いと感じるのは、チェーホフや豊田四郎、成瀬巳喜男らの意味が分かるようになったことだ。

>132
豊田四郎らは、あえて人間の嫌なところや、男女関係の奇怪なところを引き出しているのであって、そう感じるのは当然。

パ・リーグ・プレーオフは2勝2敗で、明日の最終戦になった。
戦力的には勿論ダイエーが上だが、松坂と新垣なら、松坂の方が上かな。

134 :この子の名無しのお祝いに:04/10/11 00:34:58 ID:EemuCUxp
>>133
おのれの戯言は広告の裏に書け!

135 :いじわるじじい:04/10/18 22:53:11 ID:uoJ17eg9
豊田四郎監督の『雁』を見た。実を言えば、映画館で見たのは初めてなのである。
脚本成沢昌成、音楽団伊玖麿、美術木村威夫。主演は勿論高峰秀子(お玉)、東野英冶郎(末造)、芥川比呂志(岡田)、宇野重吉(岡田の友人)ら。
最高傑作である。
この『雁』と『浮雲』の2本だけで高峰秀子は日本映画史上最高の女優だ。
当時の、新劇三大劇団、俳優座(東野)、文学座(芥川)、民芸(宇野)の代表相手に堂々たる演技はまったくすごい。
唯一の欠点は、団の音楽が絶えず流れていてうるさいことか。
木村のセットは本当にすごい。大映東京の三つのスタジオをぶち抜いて無縁坂を作ったのだそうだ。
坂の上から下を見下ろしたときに、底に寒参りの列や、兵隊などが小さく道を横切っていくが、これはきっとスタジオの間を動かしたのだろう。
東野は当時、若い女性に惚れていて、戦前からの糟糠の妻との間で悩んでいたそうだ。
それは、お玉を愛する末造の心境そのもので、迫真の演技になったと彼の息子・英心の本に書いてあった。
封切り当時、評判は余り良くなかったが、大ヒットしたそうだ。

136 :この子の名無しのお祝いに:04/10/19 01:02:57 ID:5NSyzo9D
あの坂のセットはいいが、
芥川が馬車に乗り込む辺りのセットはその余波か少し安めだね。
まあ、坂が良いから仕方がないか…
宇野がちょっと買い物に行って場を外すところなんかいいね。

それからあの秀子の妾宅はちゃんと作ってありそうなのに、
うまく活かしきれていない気もする。

137 :ものぐさ太郎:04/10/22 23:34:54 ID:J7dHpfSh
乗杉法律事務所のホームページを見る。
性格は良さそうな人で悪い感じはしなかったが
軽いなあ。

138 :いじわるじじい:04/10/23 08:20:30 ID:fzn5U1cx
先週の日曜日は、午前中の『雁』に続き
川崎市民ミュージアムで田原総一郎・清水邦夫の『あらかじめ失われた恋人たちよ』と東陽一の『サード』を見た。
『サード』は4回目くらいだが、傑作なことを再確認した。
『あらかじめ 』はとても変な作品で、石橋漣司が何度か「俺は一体何を言っているのだ」と言うほど支離滅裂で、
意味はほとんど分からない。
『あらかじめ失われて』いるのは、恋人ではなく革命だということだろう。

139 :いじわるじじい:04/10/23 08:33:33 ID:fzn5U1cx
今話題のマーティ・キナート氏は、浦山桐郎が監督した『浅草迷鳥伝』というのに主演しているらしい。
アメリカNBCの製作だったようで、アメリカでは公開されたが、日本では公開されなかった。
是非見てみたい。
助監督は長谷川和彦だったようだ。

140 :いじわるじじい:04/10/25 22:38:56 ID:E/XHeOmK
先週に引き続き川崎市民ミュージアムで『極私的エロス・恋歌1974』を見た。
これで、原一男監督の映画は全部見たことになる。
自宅出産してしまう原一男の元妻・武田美由紀がすごい迫力である。
どちらかと言えば、実際にはお付き合いしたくない人間というべきだろう。
彼女は、当時ウーマンズ・リブの活動をしていて、沖縄に行き、
さらに東京でも「子供と女性のコミューン」のようなことをやっていたらしい。
原の本を読むと、その後メキシコに行った後、現在は東京でネットワーク・ビジネスの
ような仕事をしているらしい。

141 :この子の名無しのお祝いに:04/10/27 23:01:51 ID:Z/YlW2pK
140
ネットワーク・ビジネスって一体何ですか。
インターネットのこと?

142 :いじわるじじい:04/10/28 01:06:25 ID:FHxiDN/7
>141
要はマルチ商法です。
武田美由紀の迫力なら成功するでしょう。
原一男も、あの迫力には負けていたのですから。

143 :この子の名無しのお祝いに:04/10/31 15:50:51 ID:dm6LYxAN
清水邦夫は結構好きだ。別役や唐より、モダンだ。
松本典子も同様だ。昔話だ。わかないだろうなあ。

144 :いじわるじじい:04/11/07 21:24:25 ID:jdZejGL1
ブログを作りましたので見てください。標題は「さすらい日乗」です。

http://blog.goo.ne.jp/goo1120_1948/

以上です。どうぞよろしく。

145 :いじわるじじい:04/11/20 08:44:11 ID:3Gcirujc
話題の『笑いの大学』を見ましたが、全く笑えませんでした。
一体あの映画のどこが面白いのでしょうか。
改めて役所こうじが下手なことを確認したことが、唯一つの収穫でした。
あの検閲官の役は、石橋蓮司くらいの迫力のある役者が全力で演じないと
だめだと思いますが。いつもすかしている(表現が古くて申し訳ないが)
役所では劇にならないのではないか。
『血と骨』や『隠し剣  』等はどうなのでしょうか。

146 :この子の名無しのお祝いに:04/11/20 09:11:45 ID:qlvrWQPQ
役者の問題か? そもそも脚本が下手。

147 :いじわるじじい:04/11/20 10:04:01 ID:3Gcirujc
両方でしょう。
相乗効果というやつでしょう。
映画館は、平日の昼間だったが、全くがらがらで途中で出て行く人もいた。

148 :この子の名無しのお祝いに:04/11/20 10:21:48 ID:zRN2oXge
>一体あの映画のどこが面白いのでしょうか。

監督が星護(共同テレビ)ですし、TVの三谷ドラマが好きな人には笑えるのでは? 

>映画館は、平日の昼間だったが、全くがらがらで途中で出て行く人もいた。

それでもヒットしていることになっていますよ(土日が入っているのでしょうか?)
スレ違いですが今の興行界は異常です。たまに出る話題作(セカチュー・いま会い・誰も知らない・
ハウルなど)が当たればいい、という思考法で、普段の不入りは完全に放置されています。

話題作に頼らずに日頃の稼働率を上げなければ、という発想はあそこにはありません。
少し割引をして、後は強いシャシンに依存するだけですね。ファンも少しヒット作が出ただけで
「映画界も元気になってきた」とか言いたがりますし、「面白い」という時も、その水準は相当に甘い。

経済感覚の狂った業界に鑑賞眼の狂った観客、勝つのは配給・興行に力があり強い「タマ」を
持つ東宝初めメジャー資本だけ、もはや末世でしょう・・・。

149 :いじわるじじい:04/12/06 22:53:51 ID:P/saetWY
横浜のシネマ・ジャックの水上勉追悼上映で田坂具隆の『五番町夕霧楼』を見た。
お涙頂戴のメロドラマだと思って見ていなかったのだが、立派なのに感心した。
しかも、佐久間良子が特別な体の持主であることを水揚げした千秋実が語るのだが、
この辺の女性の知識も相当なものである。喀血するとすぐに捨ててしまうところも。
また、夕霧楼の女将の木暮美千代がいい。非情なやり手なのだが、最後は女として佐久間の味方になる。

先日、BSで見た『冷飯とおさんとちゃん』の「おさん」も、三田佳子がセックス中に失神することに、
錦之助が悩む話だが、この田坂監督、ただ真面目な監督だけではない気がするね。
田坂や五所平之助などの「良心的監督」がいなくなったのは、日本映画にとって大変不幸だったね。

150 :この子の名無しのお祝いに:04/12/07 01:57:41 ID:E2gcIFsB
日活の無国籍アクション化で田坂は余り映画が撮れなくなったし、
五所は松竹や東宝とうまくいかずにプロダクションを作ったのが、
最初は調子良かったんだけど、運のつき、残念。

151 :この子の名無しのお祝いに:04/12/07 04:02:00 ID:oylgk3Fw
>>150
田坂のキャリアは長い。戦前作品はどれだけ現存しているのか? 田坂は日活以降もポツ
ポツ撮っている。あれだけ撮れればまだ幸せでしょう。惜しむらくは裕次郎と組む機会が無くなっ
たことだ。裕次郎は自分の持ち味を引き出せる名匠を一人失った。

五所もあれだけ撮れればマシでは? 最終作「女と味噌汁」がTVのスピンオフである
ことに象徴されるように、田坂・五所的ドラマはTVにお株を奪われた。
そしていつしか、TVでもああいう日常ドラマは無くなった。日常描写の行間が希薄になった。
「普通の監督」がいない、普通の映画・ドラマが無い時代です。

152 :いじわるじじい:04/12/28 07:35:23 ID:ADaZqtFV
フィルム・センターで稲垣浩の『女体は哀しく』を見た。
とても面白かった。
もとが劇なのだから(北条秀治の『太夫さん』)、当然だが。
様々な女性が出てきて、最高だった。
中でも扇千景元大臣が可愛かった。
また、私も好きだった環三千代が出ていたが、やはりきれいだった。
その他、いろいろあるが、以下のブログも見てください。

http://blog.goo.ne.jp/goo1120_1948/

どうぞよろしく。







153 :いじわるじじい:04/12/30 07:53:02 ID:gnsZPmrC


横浜のシネマ・ジャックで『男はつらいよ・傑作選』をやっている。
当たり前だが、渥美清は上手い。それに初代おいちゃんの森川信がいい。
彼の死後、松村辰雄、下条正巳がやったが到底森川には及ばない。

154 :いじわるじじい:05/01/01 13:06:08 ID:+MN34ibU
今井正の『えんという女』(えんの字はこのパソコンでは出ない)をDVDで見たら特典映像に
神山征二郎が出てきた。この映画のセカンド助監督だったそうだ。
今井は脚本を大事にする監督で、全シーンを暗記していた、と驚いていた。
そんなことは昔の監督なら当然で、池広一夫もシナリオは撮影時にはすべて暗記している、
とどこかで書いていた。

155 :いじわるじじい:05/01/05 20:33:03 ID:DQsVL88A


今日、BSで『波』をやっていたらしい。
山本有三など、面白くないので録画しなかったが、見た人はいますか。
当時、松竹大船撮影所は山本有三ブームで随分作られたらしい。
城戸四郎の趣味だったのかね。

156 :この子の名無しのお祝いに:05/01/06 05:07:09 ID:Zo10Tv4B
>>155
中村登なので観ようかと思っていたが・・・忘れてしまったw 散々ガイシュツだが、中村程度の
往年のスタジオシステムの水準は、やはり、映画にもTVにも、もう求めてはいけないのでしょうね。

これも未見だが、森田芳光の「阿修羅のごとく」(03)も、オリジナルの80年代の時制
に設定する、という厄介な操作をしていたらしい。そういったレトロな偽装まで施さねば駄目か?

映画界はプログラムピクチャーの継続性を失い、それに伴い描写の基本も失ったのかもしれない。

TV界も以前は「マシ」だったのに、結局は何も育てず、現在の廃墟にした。往年の名だたる
「名作」など所詮は徒花で、伝説の名P・Dたちも大半はブンカジンになりたかった
だけの偽者だったのだろう(忘れてはならないのは、彼らの大半は身分的には、制作会社や局
の会社員・経営者に過ぎない、ということで、これは往年の撮影所とは似て非なるものだ)

そうした「24時間働く」体育会系のリーマン・中小企業の経営者たちが、職人ぶって、多方面(映画界・劇壇
など)から寄せ集まった人材を使い捨て、才能を吸い取って駄目にしてしまったのだ、きっと・・・。

NHK問題の空騒ぎを見ての戯言でやんした。

157 :この子の名無しのお祝いに:05/01/06 08:31:19 ID:sddksgbo
『阿修羅のごとく』の話、頓珍漢な事言ってますね。


158 :いじわるじじい:05/01/09 22:57:16 ID:Sl/L8LBg

映画館で見たが『阿修羅のごとく』はそんなに悪い映画ではなかったと思う。
仲代達矢が、目玉芝居をせず普通にやっているのが良かった。
それに4姉妹のキャスティングがなかなか良かったのではないか。
深津絵里は嫌いなので、良いとは思わなかったが。


159 :この子の名無しのお祝いに:05/01/21 18:23:50 ID:7gEf/JpU
>>151
田坂監督の『爆音』を見たんですが、凄まじい傑作でしたね。
故郷の村に帰還飛行する息子を待つ家族と、村人との
やりとりを描いたものですが、驚きの連続でしたよ。
どう言っていいのか分からないのですが、清水宏を
思いおこさせるような、なんというか、瑞々しくも、
一気に距離を詰めてくるような油断できなさ(←訳わかんないでしょ。上手く言えないんです。)
があって、今まで見てきた映画の中でも屈指の傑作でした。
田坂監督と言えば、『海軍』も好きなんですけどね。

160 :この子の名無しのお祝いに:05/01/21 18:27:35 ID:7gEf/JpU
>>155
見ました、といっても二年前ですけど。
丁寧に撮られて良い作品でしたよ。
川島雄三監督で『真実一路』ってのもありますね。
どちらも淡島千景と桂木洋子が出ていて、お馴染みの顔合わせだったんですかね?


161 :いじわるじじい:05/02/13 14:10:25 ID:t3I/9ugy

フィルム・センターで渋谷実の『もず』を見た。
ビデオより有馬稲子がきれいに見えた。
日本映画史上最高の美女と言うのは嘘ではない。

162 :この子の名無しのお祝いに:05/02/13 14:50:11 ID:CSo6BJFl
>>162
日本映画史上最高の美女は山本富士子に決まってるだろう。
寝言ヌカすな。

163 :この子の名無しのお祝いに:05/02/13 21:41:11 ID:Ar4ndycZ
けど、「もず」の有馬はいいよ。
いつもの不機嫌な顔が良く似合う役だし。
もうちょっと演技設計のバランスよければな。

164 :この子の名無しのお祝いに:05/02/13 21:41:33 ID:nRI9pZ7h
淡島千景も捨てがたい
ってか、スレ違いか?
まぁ「夫婦善哉」つながりで許してくれ

165 :この子の名無しのお祝いに:05/02/13 21:57:17 ID:Ar4ndycZ
つーか渋谷はこのスレでいいと思うし、
千景は「もず」で有馬のだらしのないお母さんですから

166 :いじわるじじい:05/02/14 23:01:23 ID:CO2hvlOY

山本富士子は美人だが、不幸の影がない。
健康そのものという感じで、本当の美女という気がしない。
彼女はとても腕力が強く、共演した松本幸四郎(先代)は、
抱いたときに跳ね返されるので大変だったそうだ。
それに比べれば有馬稲子はいつも不幸です、と顔が言っている。
不幸な美女こそ、やはり薄幸の美女なのである。


167 :いじわるじじい:05/03/05 08:09:58 ID:Tl+Yt2TD
横浜の映画館シネマ・ジャックとベティ、それに横浜日劇が閉館した。
ジャックには古い映画を沢山見せてもらった。
特に、記憶に残るのは豊田四郎の『如何なる星の下に』。
高見順の原作を昭和30年代のテレビ勃興期に置き換えた傑作だった。脚本・八住利雄。
主人公山本富士子の両親の加東大介と三益愛子夫婦が大事なところになると中気の発作を起こすなど、爆笑ものだった。

さらに、ここでは松竹京都のくだらない作品をかなり見た。
伴淳や高田浩吉の時代劇は、松竹のドル箱で
時には大船作品より当たっていたというから信じがたい。
今見るとテレビ時代劇程度のものだが、テレビがなかったから充分だったのだろう。

168 :.......:05/03/05 18:56:13 ID:IW4CTM2J
 へー、シネマジャック閉館しちゃったんですか。
一度しか行ったことないんだけど、渋谷実の
『気違い部落』観ました。

169 :この子の名無しのお祝いに:05/03/05 19:11:31 ID:swmleZID
>>167
でも松竹京都は後年、閉鎖(正確には制作機能停止、スタジオレンタルに転換)しち
ゃうんだけどね。以下に年表を出すが、あの撮影所の変遷はややこしい。
ttp://www.arc.ritsumei.ac.jp/cinema/aruke/aruke15.html

戦後の流れを大雑把にまとめると、

松竹太秦撮影所(京都撮影所)→制作停止(スタジオレンタル)→京都映画→松竹京都映画
                松竹下加茂撮影所→京都映画→太秦に移転

松竹京都というと、たしかに地味なイメージしかない。面白い作品もあったのだろうけれど。

170 :この子の名無しのお祝いに:05/03/05 19:14:03 ID:swmleZID
>>169 は少しズレたのでわかりにくいかな? 上のURL中の解説・年表を
見ながら脳内補完をよろしく。



171 :この子の名無しのお祝いに:05/03/06 07:23:35 ID:m9yA5NII
豊田四郎、生誕100周年なんだね。

http://www.cinekita.co.jp/より

監督豊田四郎
3/12(土)〜4/8(金)ロードショー
「若い人」「泣蟲小僧」「小島の春」
「麦笛」「雪国」「夕凪」
「負ケラレマセン勝マデハ」
「男性飼育法」「珍品堂主人」
「花のれん」「暗夜行路」「墨東綺譚」


172 :いじわるじじい:05/03/21 00:00:17 ID:Nh74fU+b
『夕凪』を見てきた。
感想は、以下のブログに書いてあるので、よろしく。

http://blog.goo.ne.jp/goo1120_1948/ 「さすらい日乗」

どうも因果話で感心しませんでしたね。

173 :いじわるじじい:2005/04/16(土) 15:24:25 ID:oe6Sfd0/

5月にフイルム・センターで「豊田四郎生誕100年」の回顧上映をやるそうだ。
是非、傑作喜劇『如何なる星の下に』を上映してもらいたい。

174 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/27(水) 03:04:38 ID:gHBNSXEy
>>173
フィルムセンターのサイトはまだだが、「こんな日本映画が観られるぞ」さんに
スケジュールがアップされたぞ。
『如何なる星の下に』も入ってる。

ttp://homepage3.nifty.com/showcine/koya/nfc.htm#toyoda

175 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/13(金) 18:34:21 ID:v5FRMyT5
ttp://homepage3.nifty.com/showcine/koya/nfc.htm#toyoda


176 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/15(日) 10:45:11 ID:CwhafJRc
横浜の巷の噂では、今年2月に閉館したシネマ・ジャックとベティ、
さらに横浜日劇が近い内に、再オープンするらしい。
3館はそれ程赤字であったとも思えないので、多分本当だろう。
早期の再開を望みたい。

177 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/15(日) 12:48:38 ID:ah0Ps7pA
やはり偽装廃業だったのか・・・


178 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/21(土) 08:13:33 ID:yo/kU6DK
先日、朝日新聞・横浜版には、中央興行の元従業員らが組織を作って映画上映をすることも出ていた。
状況は結構錯綜しているようだね。

179 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/28(土) 09:50:05 ID:hh/wdukU
豊田四郎の特集が始まるなあ。

映画芸術の1960/10に「墨東奇譚演出後記」っての書いてるんだな。
豊田のは珍しいから、読んでみたいな。

180 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/29(日) 22:34:49 ID:Syb3U0de
いよいよ明後日からフィルム・センターで「豊田四郎特集」が始まる。
この人は、守備範囲が広いね。
やらなかったのは、アクション映画くらいだろう。
文芸物、喜劇から『白夫人の妖恋』のようなSFまだから凄い。
小津、成瀬らと比較しても一番範囲が広かったと思う。
その分、職人的に見られ評価が低かったようだ。

181 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/29(日) 22:51:50 ID:HjF2/uXe
正直、豊田の映画で心の底から感動したことは一度もない

上のほうで最高傑作と言われてる「雁」もいまいち。
比較の問題だが、池広&若尾版のほうが3倍くらいよかった

182 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/01(水) 08:27:33 ID:GpiGykay
豊田の出世作で大ヒットした『若い人』を見る。
最後が中途半端な、よく分からない終わり方に見えた。
市川春代の江波恵子のエキセントリックな言動が当時大変な話題だったらしいが、
今見るとあまり驚かない。それだけ女性の言動が自由奔放になったわけか。
江波恵子については、戦後の市川昆監督作の島崎雪子の方が適役だったと思うが。
後に日活が西河克巳監督で作ったのが、裕次郎、ルリ子、吉永小百合のキャストで一番豪華だった。
その後、東宝で河崎義介が桜田淳子主演で撮っているのは、どの程度の作品だったのかね。
主演の間崎慎太郎役の大日向伝は、戦後ブラジル移民をして失敗したらしい。
石原慎太郎という名前は、この間崎慎太郎から採ったのかしら。

183 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/05(日) 00:42:47 ID:NFntUXz0
>>181
『泣蟲小僧』は?

184 :いじわるじじい:2005/06/11(土) 07:42:54 ID:a5CuzVVW
『或る女』がとても良かった。
この映画は、豊田四郎作品の中でも従来極めて評価が低かったが、
今見るととてもいい。
主人公の葉子(京マチ子)の言動が極端でおかしいというものだったが、
現在では葉月里緒菜から室井夕月に至るまで異常な女はありふれているので、
少しも異常には見えない。むしろ可愛く見えるくらいだ。
また、美術やカメラが凄い。セットもだが、当時はまだ残っていた東京の路地裏などが出てきて、
その意味でも貴重な映像である。

185 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/21(火) 07:33:02 ID:UWjTol2C
このスレは伸びませんね、あきこしゃん。
私はね、ばあさんなのに堂々とミニスカ履いてる高峰秀子と杉葉子が許せないんですよ。
あ、あきこしゃん。スレに誰もいませんよ、あきこしゃん。

186 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/21(火) 22:14:36 ID:PHbFO4gw
>>182
吉永よりかなり劣るが、桜田淳子もいけてると思う。

187 :いじわるじじい:2005/06/21(火) 23:49:19 ID:xQJn5OD4
186について
東宝で『若い人』をやろうとしたとき、最初は山口百恵だった。
だが、余りに境遇が似すぎていてやめになった。
その後、桜田淳子に行ったのである。

188 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/28(火) 22:42:00 ID:11gqw1sk
豊田はロケでの縦の構図が異様に巧いね。
どうやったらあんなに立体感が出るのかね。

189 :いじわるじじい:2005/07/01(金) 12:24:09 ID:qkqG665p

縦の構図は、吉村公三郎が有名だが、豊田四郎、澁谷実など松竹大船の監督はかなり多様している。
一般に松竹系の監督は、シナリオ重視で映像を重要視しないように思われているが、必ずしも正しくない。
恐らく、彼らの間で映像に関しては意見交換があったのではないかと思う。


190 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/01(金) 12:42:43 ID:eY+p/hkd
その中では豊田が傑出しして縦の構図を使うのが巧いと思う。
渋谷はうまくない。

今回豊田をたくさん一度に見直して、
撮影が誰かに依存しておらず、豊田の力であることがはっきりした。

岡崎と組んでからは、岡崎が前面に出て、その特徴がなくなっているのが残念。

191 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/02(土) 08:44:26 ID:wFpkQipC
「麥笛」は始めてみたが、面白かった。
純文学系の小説家の恋愛ものは話がちまちました奴が多いけど、
豊田四郎には合っているな。「千曲川絶唱」より好きだな。

192 :いじわるじじい:2005/07/11(月) 11:55:34 ID:rxVUPjoC

今週は、明日が『甘い汗』、土曜日が『如何なる星の下に』であり、共に晩年の傑作。
土曜日は仕事が入っていて残念ながら行けないが、『甘い汗』は行くつもり。
『甘い汗』も水木洋子の脚本である。
水木洋子はたいしたものだね。


193 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/11(月) 12:16:40 ID:tGlFPwFK
佐田の遺作だな
いい作品を最後に逝ったもんだ。まだこれからだったろうに。

194 :いじわるじじい:2005/07/11(月) 12:43:28 ID:rxVUPjoC

193
途中で佐田啓二が死んだため、佐田の件が中途半端になっている。
最後、階段で塩をまかれる後ろ姿の男は佐田ではなく、吹き替えらしい。
いつも悪役の山茶花究が善人で、京マチ子と共に悪辣なヤクザ佐田に騙されるのも、面白い。
京が佐田とベットに入ると、娘の桑野みゆきが借りてきたテープが廻り、体操の音楽がかかるのも傑作。


195 :いじわるじじい:2005/07/13(水) 08:43:21 ID:6Zgn1vKw

『甘い汗』は最高でしたね。久しぶりに映画を堪能しました。
脚本水木洋子、撮影岡崎宏三、音楽林光、主演京マチ子、佐田啓二、桑野みゆき、皆プロの仕事ですね。

196 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/13(水) 23:59:17 ID:m57k8rH7
「麥笛」を面白いと思えるのは50歳以上まででしょ。アナクロ過ぎてついていけんわ
あと「甘い汗」は水木の脚本におんぶにだっこでしょ

十数本しか見てないけど、豊田四郎は過大評価されすぎです。
貶すところがないから何となく持ち上げられてるってだけではないか
実際スレの伸び具合からしても、熱狂的な支持者なんかほとんどいない
映画ファンが「豊田四郎?ああ・・・いいよねー」と心の篭らない棒読み口調で言ってる
様子が容易に目に浮かぶ。お前、実はそれほど好きじゃねーだろっていう
豊田みたいな監督は「つまらん。退屈」とか言うとバカ扱いされそうで萎える。でも同じ
ようなこと思ってるやつは世の中に大勢いると思うね
文芸作ばっか撮ってるから高尚に見られてる気がするが、単にそういう題材が好きという
だけで、実態はただの職人監督と見た
あと10年もすればマニア以外には知名度ゼロに落ち込むだろう。つーか今でもゼロか

197 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/14(木) 10:15:40 ID:vLLj05GN
>>196
晩年の「地獄変」「恍惚の人」「四谷怪談」あたりが歪んでいて良い。
他は禿げどう。

198 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/14(木) 10:16:28 ID:fhF7ur9V
「甘い汗」は脚本が良いのはもちろんだけど、演出も凄くいいよ。
だれる瞬間がほとんどない。

ただ豊田は脚本を直す能力はなかったのかもしれないね。他の作品と比べると。

それから底辺を這い回る人間の目をそむけたくなる題材じゃないとよくないね。
喜劇も森繁ものはイマイチ。NFCで昨日は「地獄変」と「四谷怪談」やってたけど、
こういうのはうまくないね。

「がめつい奴」みたいな企画、脚本なら後期もっといい作品が並んだだろうに。
東宝/東京映画はプロデューサ・システムだから監督のせいではないが…

199 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/16(土) 14:02:58 ID:O2FdBz/U
甘いしる

200 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/18(月) 21:44:54 ID:BXImras+
>>198
いや、豊田演出をハコ書きにしてみれば、
甘い汁も地獄変も四谷怪談もテンポやリズムは全部一緒だってわかるよ。
演出的には「地獄変」と「恍惚の人」が一番無駄がなくて良いけどね。

201 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/19(火) 00:04:46 ID:WI3cMEE6
豊田はエロイから好き

202 :いじわるじじい:2005/07/23(土) 08:33:11 ID:IfnVH0IE
小栗康平の『死の棘』を見たが、意外に面白かった。
豊田や成瀬らの風俗映画の巨匠が撮ったらもっと面白くなったろうと思った。
時代と金のせいもあるが、風俗的なところが薄いのである。


203 :Atom ◇3uxoYdMuks:2005/07/23(土) 08:40:12 ID:IpoV++2S


204 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/25(月) 08:32:21 ID:QR38qJq7
レンタルしようにも
ツタヤやゲオには置いてない

205 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/25(月) 21:27:20 ID:W90Zkrkv
9月から今年いっぱいまでスカパで豊田四郎特集やるみたいだね。楽しみだ。

206 :この子の名無しのお祝いに:2005/08/04(木) 22:10:47 ID:OFxO34n/
DVDも出るね。
10/28に「雪国」「墨東綺譚」「恍惚の人」。

「墨東綺譚」のアラタマがよい。



207 :この子の名無しのお祝いに:2005/08/13(土) 12:57:49 ID:WsnqoQ6n
>>205
予告編もやるねえ。

208 :この子の名無しのお祝いに:2005/08/21(日) 19:27:27 ID:53oZtBw9
日本映画専門チャンネル、『小島の春』が「予定」になってるんだけどかなり難しいのかな?
当時はらいがああいう扱いを受けていたという、ある意味貴重な映画だと思うんだけど。
難しいのかなー。
中村メイコのヌードは永久保存の価値があるし、夏川静江も結構萌えるんだけどさ。

209 :この子の名無しのお祝いに:2005/08/22(月) 00:21:27 ID:JW1bWhN3
メイコを診察するのが夏川静江だからよかったので、あれが、もし村長を演じた
勝見庸太郎あたりが医師役であの診断をやっておったら、ロリコンのはしりで、
「児童ポルノ禁止法」にかかって、上映できないようになっておったかも知れん。

210 :この子の名無しのお祝いに:2005/08/22(月) 00:23:02 ID:MwhliHcQ
6歳の子の裸見て嬉しいか。

211 :さすらい日乗:2005/08/30(火) 06:36:12 ID:YESjBMUp
直りましたね。
こういう変化は一体どうしてなのか、全く分からない。
でもできるようになったのは、うれしい。
豊田四郎特集では、是非『如何なる星の下に』を見てください。
森繁の詐欺師が最高ですよ。

212 :いじわるじじい:2005/08/30(火) 11:20:06 ID:uTZpT/v+
FCは、豊田が終了し、発見された映画2005も終わり、
今や成瀬巳喜男生誕100年である。
豊田の中では、『或る女』『甘い汗』が良かったね。
『如何なる星の下に』は2日とも仕事が重なり見られず残念だった。
植木等が軽薄な歌手で、愛人の池内淳子を自殺させ、その妹・大空真弓と出来て、
香港に売り飛ばしてしまう。
山本富士子の夫・森繁の詐欺師も最高だった。

213 :いじわるじじい:2005/08/30(火) 12:41:04 ID:uTZpT/v+
豊田四郎特集は終了し、今や成瀬巳喜男特集である。
豊田では、『或る女』『甘い汗』が良かった。
『如何なる星の下に』は、2回とも仕事と重なってだめだった。
植木等の軽薄な歌手が最高。
森繁の詐欺師も良いが。

214 :さすらい日乗:2005/08/31(水) 08:28:38 ID:9VyjklQa

CSの日本映画専門チャンネルでは9月から「豊田四郎特集」である。
家のケーブル・テレビは日本映画専門チャンネルが入らないので、
スカパーにしなければならないが、それも面倒なのでどうしようか迷っている。


215 :さすらい日乗:2005/09/01(木) 00:15:54 ID:DmYvC5qq
『銀座化粧』
田中絹代は、高峰秀子に比べればやはり甘い。
奇麗事に過ぎない。
成瀬も辛らつさが出ていない。
十分面白いが。
だめな元旦那の三島雅夫が良い。
東野・水戸黄門様もケチで助平な親父で出演。

216 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/02(金) 02:44:15 ID:66t7jWc1
豊田四郎ら風俗映画作家を評価しよう・ダイ・ハード
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/1125023248/
豊田四郎ら風俗映画作家を評価しよう・ダイ・ハード
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/1125023248/
豊田四郎ら風俗映画作家を評価しよう・ダイ・ハード
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/1125023248/
豊田四郎ら風俗映画作家を評価しよう・ダイ・ハード
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/1125023248/
豊田四郎ら風俗映画作家を評価しよう・ダイ・ハード
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/1125023248/
豊田四郎ら風俗映画作家を評価しよう・ダイ・ハード
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/1125023248/


217 :さすらい日乗:2005/09/02(金) 11:59:26 ID:hYMbQgtE
『銀座化粧』で、田中絹代は上京してきた青年堀雄二に好意を持つが、妹の香川京子にあっさりさらわれる。
この辺は、戦後世代の台頭を示唆していて大変興味深い。
3年後に、経済白書は「もはや戦後ではない」と宣言し、
石原慎太郎の『太陽の季節』が出て、日本映画界は空前の「太陽族」ブームになるが、
そうした変化を内包した映画とも言えるだろう。

218 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/02(金) 12:36:28 ID:HdPzhQ71
ここはコテハンの専用スレと化しているな。
CSで特集が始まるし、豊田の専用スレを立てた方がいいのではないか?

219 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/04(日) 19:55:46 ID:5pNEPZEG

明日からBSで成瀬巳喜男特集がはじまる。
成瀬も風俗的にはやはりすごいね。
『浮雲』も、よく考えれれば実にくだらない話だが、それがあの名作になるんだからすごい。

220 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/04(日) 20:38:13 ID:5pNEPZEG
>217
「もはや戦後ではない」と経済白書が書いたのは、昭和31年。
『銀座化粧』は26年だから、5年後になる。


221 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/05(月) 15:10:52 ID:YIvjrwYr
堀雄二って小さい頃にテレビの「七人の刑事」でキャップかなんかやってる
のしか覚えてなくて(もうオッサンだった)、最近巨匠の映画に出てたのを
知って驚いた。稲垣浩、成瀬巳喜男、溝口健二など。
いいキャラしてたけどあんまり大成しなかったような気がする。

222 :さすらい日乗:2005/09/09(金) 12:51:14 ID:N+rCtVV8
成瀬の『鶴八鶴次郎』を見た。
長谷川一夫の鶴次郎もいいが、山田五十鈴の鶴八がすごい。
なんとこの時、21歳。信じがたい。
大正時代の旅芸人や寄席、その他様々な芸人が出てくるところも興味深い。
芝居と違うのは、二人が愛を誓う場所で、芝居では確か高野山だったが、
映画では箱根の湖畔になっている。

223 :さすらい日乗:2005/09/11(日) 07:54:14 ID:IuQY71/W
『女が階段を上がるとき』、すごいね。
『銀座化粧』と『花影』と並び銀座女給ものの白眉だろう。
この内、この『女が階段を上がるとき』だけが菊島隆三のオリジナルで、他の2本は、
井上友一郎と大岡昌平の小説が原作である。  

224 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/17(土) 21:04:18 ID:G7NaetRM
>>223
「女が階段を上がるとき」は、空前絶後の大傑作だ。まあ、当たり前ですよね。
(某スレに、相米ベスト10を貼りましたが、語るまでもない)


225 :さすらい日乗:2005/09/25(日) 08:29:42 ID:Gsr3cqvV
友人に録画してもらい、日本映画専門チャネルで放映された豊田四郎の『如何なる星の下に』を見る。
最後は大爆笑。八住利雄の脚本が良い。音楽が平岡精二とは珍しい。
山本富士子、池内淳子、大空真弓の3人姉妹。池内、大空に関係する軽薄男が植木等。
インテリの池部良は、結局この連中にはなじめず山本と別れる。
山本の元夫で詐欺師の森繁久弥は、3シーンしかないが、やはり上手い。
中気になる加東大介、最後に酔って暴れる三益愛子の夫婦も面白い。
佃島、築地あたりの風景も興味深い。

226 :さすらい日乗:2005/09/26(月) 19:30:29 ID:dvxM9NhS

川崎市民ミュージアムの映画上映シリーズは、今村昌平の後は「江利チエミのさざえさん」である。
こういう二流喜劇も再見すれば結構発見があるかもしれない。

ほとんどの監督は、黒澤明監督の『暴走機関車』の日米合作を失敗させ、最後は黒澤を『トラ・トラ・トラ』
事件で自殺未遂に追い込んだ馬鹿者、青柳哲の親父の青柳信雄である。
青柳信雄は、当時の映画界ではインテリで、黒澤とは親交が深く、その息子の哲ちゃんが
アメリカに留学してハりウッドのことも勉強してきたから、彼に託せば平気だと思い、
黒澤は、哲にやらせた。
ところが、日本の映画会社のシステムを全く知らない哲は、
『トラ・トラ・トラ』をコストが安いと言う理由で東映京都で撮影し、
助監督も後藤俊夫など、旧独立プロ系統の東宝とは関係ない者を使い、
黒澤の方法と齟齬をきたし大失敗に至る。

フォックスとの契約は、1日何フィート撮影し何フィートネガを納入となっていたので、
予定通り納入出来ないと黒澤プロは、フォックスに莫大な違約金を払うことになる。

そこで菊島隆三ら黒澤プロ首脳が考え出したのが、「黒澤の気が狂った」というシナリオであった。
それなら一種の不可抗力なので、違約金を払わなくて済む。

しかし、その結果黒沢のプライドは傷つけられ、黒澤プロもその後菊島という片腕(当時重役)も失うのである。
青柳哲は、晩年の黒沢を破壊した馬鹿者であるが、黒澤はその責の半分は自分にあると言っていたそうだ。


227 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/26(月) 19:57:16 ID:6b1B2XX7
>>226
「青柳哲」→「青柳哲郎」ね。

228 :さすらい日乗:2005/10/07(金) 17:08:07 ID:dY8yZ21n
NHK80周年記念ドラマ『ハルとナツ』をブラジル移民の話だというので、
橋田寿賀子脚本だが、見る。ブラジルは一番興味がある国なのだ。

米倉涼子、仲間由紀江の背高女が、森光子と野際陽子のちびな老人になるのはあんまりだ。
第一、森と野際では13歳も年が違うのだから、2歳差の姉妹をやるのは無理がある。

中身はNHK的で、戦後の「勝組」「負組」の抗争も表面的で、問題の深刻さが描かれない。
「勝組」の中には多額の金や土地を詐取された人もいた大問題なのだ。

このドラマには、ブラジル在の映画作家岡村氏から盗作問題が提起されている。
私は見ていないので、その正否は分からない。
だが、試写にしたことは事実らしいので、参考資料としてタイトルに出すべきだろう。




229 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/07(金) 19:12:46 ID:oUuSAHY7
この間「若い人」をフィルムセンターで見て、市川春代に心奪われてしまったんだが、この人去年なくなったんですね。フィルモグラフィー見てみてもあまり役に恵まれなかったように思いました。

230 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/07(金) 19:22:27 ID:oUuSAHY7
稲垣浩の例の傑作も失われてしまったようだし。(名前度忘れした。)
でも90過ぎまで生きることができたので、幸せだったと思いたいですね。
あの若々しくはつらつとしていた女子高生が90代になっていたとは、
わかりきっていることとはいえキツネに化かされたような、不思議な気分です。

231 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/08(土) 00:06:34 ID:CUhbZzT8
>>229
奪われるのわかる。

>>230
「海を渡る祭礼」?
「宮本武蔵 一乗寺決闘」の吉野太夫がいいじゃありませんか。


232 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/08(土) 01:49:55 ID:gw2aags2
日専で、
「奥村五百子」放送しないんだよね…。観てみたいのだが…

233 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/08(土) 13:43:25 ID:RQ6mh6+J
>>232
フィルム亡失

234 :232:2005/10/10(月) 02:47:16 ID:yVyB4GJb
サンクスです。知らなかった。

235 :さすらい日乗:2005/10/12(水) 13:12:39 ID:5wRlgUkj

BSで若杉光夫監督の『風立ちぬ』を見る。
監督若杉、脚本宮内婦貴子、撮影前田米造で、完全な日活映画。
役者も百恵・友和以外は、芦田伸介、宇野重吉、小夜福子、斉藤美和とすべて民芸。
日活は、もともと新国劇と民芸を脇の役者の車の両輪にしていた。
特に悪役は、嵯峨善兵、滝沢修など随分と民芸の役者に依存していた。
滝沢を最初に意識して見たのは、『泥だらけの純情』のヤクザの親分である。

昨日BSでやっていた『エデンの海』の百恵の相手役の教師の南条豊というのは、
現在演歌歌手の山川豊なんだね。知って驚いた。


236 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/12(水) 14:00:08 ID:IQKFLPb9
南条弘二じゃない?正統派二枚目の

山川豊って・・・

237 :さすらい日乗:2005/10/12(水) 14:18:36 ID:5wRlgUkj
南条弘二は、『続・愛と誠』で出てきた奴で、小原宏裕が何故かATGで撮った競輪映画
『青春PARTU』に舟木一夫と共演した。今でも南条弘二だよ。

南条豊は、芸名で本名が山川豊らしい。

238 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/12(水) 16:33:04 ID:S4aCO5dK
>>235
>「風立ちぬ」

堀辰雄の原作は知らないが、戦時中にも関わらず恵まれた知識層・富裕層の男女たちの話だったので
ちょっと抵抗があったな〜。普通はあんな知識層で物分りのいい親族もおらず、
あんな立派なサナトリウムにも入れず、あんな頭も育ちも性格もいい好青年もそばにおらず、
もちろん本人も美少女でもなんでもなく、ボロボロになり死んでいくだけだろうに・・・。

そういう点が気にはなるが映画としては良作。「完全な日活映画」も何も、ご存じだろうが現場の
下請けは当時の日活なのだから当然。若杉さんも民芸の人でしょ? まだ存命ですね。
ttp://www.gekidanmingei.co.jp/wakasugi.htm

これも常識ですが、70年代の百恵映画は、西河克己の活躍に象徴されるように、
大半は50〜60年代日活青春映画・文芸映画のリメイクという発想から企画されていた。
堀威夫の趣味だったんでしょうね。

239 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/12(水) 16:35:16 ID:S4aCO5dK
>「風立ちぬ」

そうそう、出征していく先輩って松平健ですか? ちょっと驚いた。

240 :いじわるじじい:2005/10/12(水) 17:51:33 ID:l1mxBuBV
他人(ひと)のスレに気安く書き込むのは
いかがなものか

241 :本当のいじわるじじい:2005/10/14(金) 09:23:59 ID:FKSMUS55

>240
いいじゃないの、いろいろ書けば。
本当のいじわるじじいは、東宝は成瀬巳喜男、松竹は渋谷実だった。
どちらも風俗映画の名匠。
要は、職人的映画監督だろう。

242 :マウス:2005/10/14(金) 20:38:11 ID:t4vuken6
凄い豊田四郎のスレがあるとは、2chて凄いと思った。
ハコ書きで比べるとテンポが一緒ていうのは、そうかもしれない、簡単にいうと
大きな抑揚に欠ける気がする。そこが一流でない理由かな?


243 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/14(金) 21:31:32 ID:ocPL736c
女優泣かせの元祖!エロ的な意味も含めて。

244 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/15(土) 02:16:53 ID:wN3MktGi
>>242
演出は一流でしょ?
企画に粘りがないと思う。
東京映画みたいなところでやっていくには仕方ないと思うけれど。
喜劇にしても文芸にしても撮らなくていいものまで撮っている。

245 :マウス:2005/10/15(土) 03:36:52 ID:episU18i
作品が有名でないのはなぜ?小津のように自分のとりたい奴だけとるような
事をせず、プログラムピクチャーとして作ったから?
しかしそういった中でも作家性を発揮する人も多いけど。

246 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/15(土) 03:48:55 ID:wN3MktGi
衣笠とか伊藤とか稲垣とか吐夢とか水準以下の作品を作った人は、
どれだけ素晴らしい監督であっても、四大巨匠なんてのに選ばれないのは、
もはやはっきりしているでしょう?

山中なんてそういう評価の典型例だと思う。
当時の評を見るとほぼ絶賛されているけれど、
一時期だけ見れば衣笠だってそういう時期はあった。


247 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/15(土) 05:20:03 ID:xL4mFcm/
>>245
だいたい、映画監督で終始自分のワガママを通したのは黒澤ぐらいではないか?
神格化されている小津にせよ、練りに練って自分の好きな企画だけを撮ったのは戦後の、
それも晩年の一時期のみだろう。
そもそも映画史とは、誰の眼にも目立つ「傑作」だけを突出させ、背後にある膨
大な佳作群を捨象することで成立しているイデオロギー装置に過ぎない。

別に豊田だけが忘れられたわけじゃない。一握りの「名作」を除き、映画及び映画作家は、
常に「映画史」の影で忘れられていく宿命を負っている。
忘れたくない者だけがこういうスレに出入りする。

248 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/15(土) 09:34:37 ID:KwuScttA
っつーか、あーた、ラピュタの春原政久の三流映画特集を見たかね。
これが、べらぼーに面白いぞ。(客は少ないんだがね)
若水ヤエ子主演作は今村の「西銀座駅前」と似たような雰囲気の愛すべき佳作だし、
小沢昭一主演の快作「猫が変じて虎になる」なんて、おもろうておもろうて。
しかし、こうした映画でも蓮実が褒めれば、映画オタクどもが詰め掛けて小屋の雰囲気
が悪くなるんだろうな。

249 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/15(土) 18:39:18 ID:d4K9L83y
ハスミンはコメディぽいのはあまり褒めない。

250 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/15(土) 20:34:33 ID:SSq57LXd
なんで、日本のアホネンのハスミがでるのさ。
ハスミは淀川に迎合しつつ、往時の双葉先生の評価作品をすべてパクった。
とりわけ、戦前なら冴えまくった双葉のコピーのリライトだろ。
低能だが東映映画バカの山根を食い物にしながら、
温厚篤実なインテリ山田宏一をハイエナのように共著でただ乗り。
唾棄すべき、映画ファンの敵だ。

251 :.......:2005/10/15(土) 20:52:00 ID:DEHby8ld
 スカパーの日本映画専門チャンネルの豊田四郎特集、
先日まで公式サイトでは『小島の春』だけ(予定)と
なってたけど、今日来たメールマガジンでは放送予定リストに
はいっていたので、決定したようですね。良かったです。

252 :しげみ はすひこ:2005/10/15(土) 22:40:22 ID:KwuScttA
>>250
蓮実重彦の映画批評にオリジナリテを求めるのは無論ないものねだりであり、
もって回った文体や陳腐かつ故意に不適切な形容詞の用い方は本人およびその
エピゴーネンの頭の悪さをあまねく周囲に知らしめる以外の何物でもないが、
しかし鈴木則文の怪作「エロ将軍と二十一人の愛妾」をホメ上げて、多くの
自称「ハイブラウな映画ファン」の足を上板東映や大井武蔵野館に向けた
功績だけは断固たたえられねばならぬ。

253 :繁出春漉:2005/10/15(土) 23:02:28 ID:ccfmIq9i
鈴木則文はまさしく野卑で粗暴で下品。語るにおつる

254 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/15(土) 23:31:10 ID:d4K9L83y
>252
そこが功罪ってことでは。

255 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/16(日) 10:54:22 ID:Zk2kuUtu
どうでもよくないか?
豊田に何の関係もない人をここで貶めて何が嬉しいの?
映画一般板に専用スレがあるからそこに行きなよ。

256 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/16(日) 19:47:22 ID:g9PsE+rp
豊田論は今まで書かなかった。それは管理人が図抜けた専門家だからだ
豊田は好きだが、それはお下品でないから。でも、パラドックスだが、批判もある
洗練まではゆかない。やはりヒューモアのセンスが足りないのだと思う

中途半端です。勿論とても達者だけど
執拗で、これでもかこれでもか、の力技は泥臭いし、反面、お下品でないから
核心に迫りそうで、迫れない。これでは隔靴掻痒です
換言すれば、ヤバそうな処まで行っても、橋を渡らない
「雪国」と「夫婦」はさすがなんだけどね。「若い人」は未見です・・・。
恩仇、スマソ


257 :本当のいじわるじじい:2005/10/23(日) 09:16:46 ID:mucX/7z+

川崎市民ミュージアムで青柳信雄監督の『サザエさん』第1作を見たが、
まあまあの出来。
柳家金梧郎、森川信など、喜劇人の芸とチエミの歌をつなぐもので構成は弱いが、
この程度の正月映画で皆笑っていたのだから、平和というか単純と言うか。
昭和32年の正月映画なので、日本映画最高の時代である。
裕次郎時代の幕開けでもある。
中で、仲代達矢の叔父・有木山太が江利チエミの前で、彼女の持ち歌『裏町のお転婆娘』
を歌う楽屋落ちがあるが、現在の観客には分からない。
青柳、笠原良三のコンビで多数作られているが、この程度で皆満足していたんだね。


258 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/27(木) 17:20:49 ID:mLuROVDV
豊田四郎監督には撮影に入りながら或る原因で中止してしまった
幻の映画が有る宇野千代原作「おはん」山田五十鈴、
粟島千景、池部良、完成してればかなりの映画に
なった筈

259 :さすらい日乗:2005/10/27(木) 19:00:43 ID:snhUAWja
根上淳死去。
なんと言っても、増村・若尾の『妻は告白する』の冷徹な弁護士が良かったね。
弁護士が本物に見える役者ってなかなかいなかったと思う。
同じ増村の『大悪党』では、佐藤慶が弁護士だが、こいつはいつか裏切るのではと思ったものだ。

260 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/27(木) 19:03:54 ID:fksYvBzX
>>259
>『妻は告白する』の冷徹な弁護士

そんなに「冷徹」には見えなかったがな。有能そうではあったけど。

>同じ増村の『大悪党』では、佐藤慶が弁護士だが、こいつはいつか裏切るのではと思ったものだ。

完全な記憶違いですよ。佐藤慶は緑魔子に殺されるスケコマシのヤクザ。弁護士は田宮二郎。

261 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/27(木) 23:25:35 ID:7fMFp8B+
>>258
池部良の稚拙な演技についていけなかったんじゃなかったかな。
確か体調を崩して五十鈴が降板という公式発表。

262 :本当のいじわるじじい:2005/10/28(金) 12:25:12 ID:IRfp9wuW

森光子さんが文化勲章を受章されるそうだ。
大変めでたいことであるが、森光子に求婚して断られた監督は誰でしょうか。
また、森光子は何回結婚しているでしょうか。

263 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/28(金) 18:52:44 ID:o5h0GNee
>>262
>大変めでたいことであるが、森光子に求婚して断られた監督は誰でしょうか。

森一生だったっけ?

>また、森光子は何回結婚しているでしょうか。

岡本愛彦と結婚していたのは知ってるけどな。岡本さんはもう亡くなったね。

この人は本当に息が長いよな〜。芸能生活の後半ではTVのホームドラマでお茶の間の顔、
舞台では「放浪記」と二大拠点を築いたし・・・。

264 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/28(金) 19:49:17 ID:l1uFIABu
>>263

森一生
それ本当? 初耳だ


265 :本当のいじわるじじい:2005/10/29(土) 01:00:26 ID:VMdhILp+
263
その通り大映の森一生。
これについては、山根貞夫・鴨下信一の『森一生映画旅』にも書いてある。
当時、新興キネマの秀才と言われた森一生は娘役の森光子に求婚したが、
何故か断られたそうである。

最近亡くなった『私は貝になりたい』等のディレクター岡本愛彦とも結婚したが、すぐに離婚した。
その前戦後、歌手としてキャンプ廻りをしているとき、米軍将校と知り合い結婚したそうだ。
勿論、これも直ぐに別れている。
彼女が、文化勲章受賞にまで来たことは、本当に高齢化時代に相応しい
遅咲きのスターである。
なにしろ長生きしなくちゃだめということである。

266 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/29(土) 01:15:01 ID:CFIWW/ah
>>265
>これについては、山根貞夫・鴨下信一の『森一生映画旅』にも書いてある。

細かくてスマンが、『森一生映画旅』の聞き手は山根貞男・山田宏一ね。
鴨下が森ファンを公言していて、『森一生映画旅』キネ旬連載当時の
大井での森特集にも現れたのは事実だが。

余談だが鴨下は一時期、山根・山田がやたらリスペクトしていたな〜。ハスミンも
誉めてたらしい。映画通に好かれた数少ないTVディレクターの1人で、
いまやTBSのエライさん(TBSエンタテインメント相談役)

267 :本当のいじわるじじい:2005/10/31(月) 15:13:53 ID:aVOjb5Dc
『でんきくらげ・可愛い悪魔』を見る。
臼坂礼次郎なんてくだらない監督と思って見ていなかったが、意外に面白かった。
渥美マリの台詞がなんとも言えない。
当時のゴーゴークラブ等が出てくるが、大映美術の泥臭さがかえってリアリティがある。
音楽八木正生、脚本白坂依志夫・安本完二。

268 :この子の名無しのお祝いに:2005/11/14(月) 23:09:08 ID:q74LdPyx
地獄変むかついた
日本人と帰化人の対立とか何だありゃ?良秀が政治に関心ありすぎw
もしかして昔の設定を借りて現代の世相を描いたとかって思ってるのか?w
何も「地獄変」を使う必要ないだろうがw
絵から現実が飛び出す場面もしょぼかった

269 :この子の名無しのお祝いに:2005/11/15(火) 00:20:24 ID:GTojyunQ
田中友幸の馬鹿プロヂューサぶりが発揮された作品

270 :この子の名無しのお祝いに:2005/11/15(火) 00:40:07 ID:k0El4Awz
たしか竹橋時代のフィルムセンター、新興キネマ特集で森一生監督の
「お伊勢参り」が上映されたとき、この映画に出ていた森光子が実に来ていたのには驚いた。

271 :この子の名無しのお祝いに:2005/11/15(火) 02:10:41 ID:6NKrmrR0
いじわるじじいは、また新スレ立てるのか?w

272 :森光子文化勲章に異議あり:2005/11/15(火) 03:57:34 ID:oPZBnJMr
森光子が文化勲章か…。森光子が杉村春子や山田五十鈴に並ぶか??とんでもないぜ。水谷八重子でも文化功労者どまりだったのに。もらうべきひとは他にいる。現存者では京マチ子、高峰秀子、香川京子。溝口・小津・黒澤の映画にも出た戦後映画の大女優だ。

273 :いじわるじじい:2005/11/15(火) 07:06:20 ID:oRbMTUB1
香川京子に文化勲章? 冗談でしょう。
高峰秀子や京マチ子ならね。
だが、どちらも映画に出ていない。

小沢昭一の説では、懐メロ歌手というのは、生きていなければ忘れられるもので、
生きていることが最高の表現なのだそうだ。
ベテラン俳優も、生きて出ていなければ直ぐに忘れられる。
高峰も京も、映画にはこの数十年出たことがないのだから、まず無理。

274 :この子の名無しのお祝いに:2005/11/15(火) 07:28:35 ID:GTojyunQ
画家なんかは引退していても勲章やるけどな。
田中絹代をスルーしたのが間違いの始まりだな。
もう映画(だけ)からは出ないよな。

275 :この子の名無しのお祝いに:2005/11/15(火) 09:58:31 ID:l4sPkv7d
近松物語を代表として、山椒大夫、東京物語、杏っ子、おかあさん、赤ヒゲ、天国と地獄、どん底
いい映画出てるな。役の幅はちょっと…

276 :不公平な人選:2005/11/15(火) 12:20:40 ID:evA6mtsG
高峰秀子は引退したが、京マチ子は最近までは出てたよ。
森光子・森繁久弥が文化勲章もらって、三船敏郎・田中絹代・笠置衆らが文化功労者にすらなれなかったのは何故か?森・森繁は演劇の業績でもらってるの。映画オンリーの俳優は差別されてるわけ!
しかし不思議なのは新藤兼人が文化勲章で、市川昆はもらってないこと。市川はサヨじゃない、むしろ新藤のほうがサヨ的だろ。

277 :いじわるじじい:2005/11/25(金) 13:12:05 ID:YPoImRHM

中川信夫監督の『私刑(リンチ)』、『粘土のお面・かあちゃん』『人斬りお勝』を見た。
どれも面白いもので、この人は名誉にも、処世術にも無縁だったために、
映画各社から重要な扱いを受けなかったようだが、才能は本当にたいしたものだ。

今回は見なかったが、『思春の泉』は、後に日活で吉永小百合主演の『草を刈る娘』として再映画化された。
中川のは、左幸子と宇津井健主演で原作の石坂洋次郎の田舎小説にふさわしいものだった。
今回は、東京フィルメックスの上映なので英語版字幕が付くのが目障りだったが。


278 :この子の名無しのお祝いに:2005/11/28(月) 01:04:24 ID:lJjM8gk9
 


279 :この子の名無しのお祝いに:2005/11/29(火) 01:46:00 ID:HupmbXLz
「思春の泉」には佐藤允が俳優座ユニット出演で「佐藤充」と誤記されて出ていたね。
西河克巳版の「草を刈る娘」は、最後に殺人事件を持ってきたところに「俗情との結託」
を見ないわけにはいかない。西河監督はプロ中のプロでうまい人なんだけど、これは、
プロデューサーや脚本家の責任だね。で、映画の出来は、中川信夫の方が数段上等なり。
「粘土のお面より かあちゃん」は、中川信夫のベストスリーに入る大傑作だが、
公開時に倒産直前の新東宝の契約館が激減していて、それほど話題にはならなかったらしい。
以前大井武蔵野館で見たときは、「文部省選定」ほかいくつかのそれらしき団体の推薦という
クレジットが入った後に、鐘のマークの新東宝という会社名が入ったように記憶するが、
どこかで記憶が混乱しているのかな?
それにしても、「人斬りお勝」はどこが「妖艶毒婦」なのかねぇ?

280 :いじわるじじい:2005/11/30(水) 17:23:38 ID:oLZHO8+n
『かあちゃん』のタイトルは、新東宝という英字の細長い円のマークで、鐘の鳴る音が聞こえました。
小品ですが、なかなかな作品でした。
言ってみれば、1幕劇のような感じでした。

『毒婦』は美人の別称でしょう。昔は、美人で能力があり、世間を騒がせた女性を皆毒婦と言ったようです。
勿論、この『妖艶毒婦・人斬りお勝』は、中川の『毒婦高橋お伝』に倣っているものです。

281 :この子の名無しのお祝いに:2005/12/01(木) 23:46:58 ID:ZSE40GY/
『「粘土のお面」より かあちゃん』、来月チャンネルNECOで
やるらしいね。以前、日本映画専門チャンネルで放映された
ときには見逃してしまったので楽しみ。

282 :いじわるじじい:2005/12/04(日) 08:01:24 ID:BdgZQkJf

以前、森光子の最初の結婚相手を米軍の将校と書いたが、
今日のBS2の「その日・昭和20年の記録」での彼女自身が話していた。

戦後、歌手をしているとき、大阪北野劇場で映写技師をやっていた日系二世と仲良くなり、
神戸領事館で結婚したが、1週間後彼はアメリカに帰国し、
1年後には正式に別れたのだそうだ。

戦後、よくあった米兵と日本人女性の関係である。
先日の愚作『ハルとナツ』より、この森光子の生涯を映像化した方が余程ドラマチック。


283 :この子の名無しのお祝いに:2005/12/11(日) 16:14:44 ID:ZYRcpXsQ
覚せい剤で捕まった豊田利晃ってえ人は
豊田四郎の孫ですか?

284 :この子の名無しのお祝いに:2005/12/11(日) 18:00:56 ID:wPxobLft
>>283
違うよw 豊田利晃は元々は子どもの頃からプロ棋士を目指していたが、なぜか
阪本順治の「王手」の脚本(事実上の将棋監修)・助監督として映画界入りした変わり者。
よほど優秀な人だったのか、トントン拍子に監督になったまではいいが、シャブで「詰んで」しまった。

以前、どこかのインタビューで、「映画は企画・脚本・現場と拘束時間が長い割に儲からない。
これじゃやってられまへんわ」とかブツブツ言ってたので、仕事上・生活上の
苦渋からついつい現実逃避してしまったのだろう。

285 :283:2005/12/11(日) 19:52:48 ID:C3SxP1bu
>>284
ありがとう。孫はともかく縁戚なのか……?
と思ってたんだけれども、関係ないんですね。
良かった(利晃には悪いが)。

豊田利晃の作品は観たことないけど、棋士目指してた
ってことは知能指数は高いんでしょうね。

286 :この子の名無しのお祝いに:2005/12/13(火) 15:47:01 ID:NsCbD65g
「冬の宿」(日本映画専門チャンネル)見た?
すごいよ〜〜〜。
主演は「秀子の車掌さん」バス会社社長を演った人だった。
あれも印象的だったけどこれは主演、濃いのなんの!
最初はコメディかと見ていたら・・・とにかく見て!

287 :この子の名無しのお祝いに:2005/12/13(火) 16:26:45 ID:9zPoXRlz
原節子がチョト痛々しい。
豊田は坂を使うのがうまい。

288 :いじわるじじい:2005/12/15(木) 22:49:30 ID:4QIWamaf
『忠臣蔵・花の巻・雪の巻』脚本八住利雄、監督稲垣浩。
大石義雄が先代の松本幸四郎、原節子、森繁久弥、三船敏郎、三橋達也、加東大介、司葉子など東宝のスター総出演。
その他に、清水一角が戸上城太郎なのは、稲垣との日活以来の付き合いからなのか。
吉良が市川中車、この人は実際も若い女性が好きで、幸四郎一門が東宝に入ったとき、
「あいつは若い女には手癖が悪いから、近くに行ってはいかん」と自分も宝塚の女性と
関係のあった菊田一夫に言われたとか。本当に憎々しい。こういう味のある役者もいない。
しかし、死者の山。男優で生きているのは、加山雄三、染五郎(現幸四郎)、万之助(吉右衛門)、団子(猿之助)ら若手を除けば
森繁と池部良のみ。
女優も団玲子、沢村貞子、つい先日の中北千枝子と随分死んでいる。
だが、音楽の伊福部昭先生がご存命なのは立派。


289 :288:2005/12/18(日) 00:42:12 ID:Z/AR/Wx7
先代の松本幸四郎は、現幸四郎の弟(中村吉右衛門)の方が似ている。ソックリ
個人的趣味では、夏木陽介と当時可憐な星由里子とフランキーのからみが好き
市川中車は素敵ですね。こういう人は月形を除けば、あんまりいない
戸上城太郎の話題はマニアックですが、清水一角としては、
脂ぎっていて、フム、ミスキャストだと思う。あの二刀流はかなり格好がいい
三橋達也は好きな役者だが、アル中の剣豪としては疑問ですね
稲垣浩は稀代の名監督と思うが、東宝オールキャストを撮るのですよね、日本誕生とか
宮本武蔵だって、第一作だけで比較検討するなら、
内田吐夢作品より評価は上だ。影の表現なら比肩できる監督は他にいない



290 :この子の名無しのお祝いに:2005/12/21(水) 06:26:03 ID:xRRve46D
>>286
「冬の宿」は原版が行方不明だったけど、
最近発見されて2003年にNFCで復元初上映された。
だから今回が始めてのお披露目。

あれでもまだ不完全版らしい。

291 :この子の名無しのお祝いに:2005/12/25(日) 08:18:49 ID:YxAWW2lo
>290
「冬の宿」の情報ありがとう。
完全版はどんなんだろうね?
途中、となりのトトロとそっくりなシーンが出てきて
(バス停で子供が父親を待つシーン、映画では駅だったけど
あまりのそっくりぶりにひっくり返りそうになった)
なんとなくトトロと主演の役者まで似ているような不思議な気に。。

292 :いじわるじじい:2005/12/26(月) 13:56:23 ID:KsVU6UKf

藤木悠が死んだが、この人は、ぼーとしていて、余り記憶に残る作品がないが、
何か良いのがあったかね。
岡本喜八のデビュー作『結婚のすべて』で、年上の若水ヤエ子と結婚する役などが、
印象に残っているが。

293 :この子の名無しのお祝いに:2005/12/26(月) 23:12:28 ID:Paffx8EQ
日本映画専門チャンネル豊田四郎特集全部観た人いる?
おれは今日までのは全部観た。あと2日で終わる。ちょい疲れました。。。

294 :この子の名無しのお祝いに:2005/12/27(火) 08:09:58 ID:DYSf11Nh
>>293
リアルタイムで見てるの?
そうだったらスゴイや! 疲れるだろうね。
DVDに落としてあとからじっくりオレはみます。

295 :293:2005/12/27(火) 12:37:03 ID:cr/aNiEK
>>294
いいえ。録画してその日の夜にという感じです。無理なら週末か暇なときに。
放送作品全制覇が目標でした。溜まると億劫になりそうなので…。
録画してこれからまったりというのも良さそうですね。


296 :この子の名無しのお祝いに:2006/01/04(水) 05:39:33 ID:4MWBwarv
喜劇以外は全部観た。

297 :この子の名無しのお祝いに:2006/01/10(火) 19:46:29 ID:kpftD6Hy
「妻と女の間」放送中。
なにこのせこいセット…


298 :ここ子の名無しのお祝いに:2006/01/11(水) 13:02:34 ID:zmQbn9xw
『妻と女の間』、セットはともかくとして、これは『浮雲』の続編であり、
大変面白い映画だと思っている。

299 :いじわるじじい:2006/01/11(水) 13:08:55 ID:zmQbn9xw

『妻と女の間』って市川昆と共同監督した女優の着物映画ね。
着物に金がかかったので、セットにまでに金がまわらなったんじゃないの。

300 :この子の名無しのお祝いに:2006/01/12(木) 03:09:05 ID:u8s7+0Yk
期待せずTVドラマとしてみると楽しめた。

301 :いじわるじじい:2006/01/15(日) 22:18:29 ID:iIhcMEj9
ラピュタの『裸体』が最高でした。
豊田四郎の大傑作『雁』の脚本家でもある成沢昌成の監督作品。
こんなに面白いのに評価されて来なかったのが実に不思議。
嵯峨美智子が男から男へと渡り歩く女を演じる。
こういう構成は、団子の串刺しといい、一番簡単で、
それぞれのエピソードが良くないと持たない形式だが、実によくできている。
この映画の元は溝口健二の『西鶴一代女』だろう。
成沢の『四畳半物語・しの』も是非見たくなった。
1月17日(火)まで上映中。

302 :いじわるじじい:2006/01/26(木) 17:25:14 ID:fL9IHOlD
昨日、BSで放映した『妻として女として』は最高でしたね。
『浮雲』の続編でもある。
森雅之の卑怯なところがすごい。
最後に、高峰が森の家に乗り込んでくるところの迫力。
「待ってました」と掛け声を掛けたくなった。

因みに脚本の井出俊郎氏の息子は、東大野球部で活躍し、中日に入った。東大出でプロ野球選手になった二人目。
投手で入ったが、その後野手に転向し、内外野をやる器用な選手だったが、
引退後フロントになったはずだ。


303 :いじわるじじい:2006/01/31(火) 11:46:23 ID:FaeqKlei

『流れる』で、蔦の家のシーンになると、バックに天理教だと思うが、
「ドンチャン、ドンチャン」と太鼓の音がゆっくり流れる。
この辺が実に下町らしいな、と思わせる。

隣の家の物音が無遠慮に侵入してきてしまう狭さ、
プライバシーなどどこにもない、日本的コミュニティー。

304 :この子の名無しのお祝いに:2006/02/02(木) 17:33:06 ID:eksK2J3v
BSで夜中にやった『青春残酷物語』は、ニュープリントなのか、画面がとてもきれいだった。
川又昂のカメラの良さを再認識した。
それにこの作品は、大島渚の中では最も商業的に良く出来ている作品だが、
それは日活の「太陽族映画」を意識した結果だと思う。

305 :この子の名無しのお祝いに:2006/02/04(土) 23:03:14 ID:0TSNmFaT
「めぐりあい」が深夜、明日になるがBSでやるね
これって傑作だと思う。恩地の最後の傑作ですね。「四万十」はいらない
武満徹の音楽もよいし、荒木一朗の詩、ポエムです。画面構成もよいし、
酒井和歌子さんが性衝動(女性にそんなのあるか?ありますね)をおぼえる
ショットは結構、画期的な気がした。個人的には「あこがれ」の方が好きですが、
完成度はこっちが上ではないか?

306 :この子の名無しのお祝いに:2006/02/05(日) 02:33:13 ID:YUKEG+Ps
「めぐりあい」は確かに傑作だった。>>305さん、ありがとう
なるほど、映像はカット割り、オーバラップ、構図の全てがよかった。
まあ、演技の下手なのはご愛嬌ですね。
 これって、山田信夫=蔵原惟繕監督の典子(テンコ)三部作、
「憎い」「何か面白いことないか」「夜明けの歌」の番外というか、
山田信夫=恩地監督だが、酒井和歌子も典子(テンコ)で、マルキスト
の清水邦夫を意識した徹底したブルーカラーで貫いた傑作です。
ほんとに、テンコと言っているから笑ってしまった
山田はよっぽど、松本典子を愛していたのですね

307 :この子の名無しのお祝いに:2006/02/05(日) 02:41:49 ID:YUKEG+Ps
労働過程の映画だわね

308 :この子の名無しのお祝いに:2006/02/05(日) 21:05:00 ID:IpW/khJ6
ちょっと前にやってたじゃん。もういい。

309 :この子の名無しのお祝いに:2006/02/05(日) 22:24:31 ID:xaeeq6b2
「めぐりあい」の演出下手で見てられんけどな。
むしろ演技の方が初々しくて良い。
まあ演技指導は良かったという事になろうが。


310 :いじわるじじい:2006/02/06(月) 16:50:27 ID:RnhduTZG

『めぐりあい』が傑作かね。
トラックの荷台でのキス・シーンなんて笑っちゃうね。
黒沢年男の狂騒的演技がおかしいね。日活映画じゃないんだから。

『あこがれ』の方がはるかに良いと思う。
内藤洋子と酒井和歌子じゃレベルが違う。
無内容の子役上がりの酒井と、わずか16歳で『あこがれ』の繊細な演技をした内藤とでは。
女優の魅力の差は先天的なものと言う他はない。

311 :この子の名無しのお祝いに:2006/02/06(月) 21:00:51 ID:kY1mvvli
>>310
相変わらず、頑固ですね。ご健康で何よりです。「めぐり合い」の
カメラワーク、
手持ちやクレーンも含めて、移動撮影はご立派ですがな。
少しは若い衆(たって相対的比較ですが)にみかたしたら?
嘘でもいいからw)


312 :306,307:2006/02/06(月) 21:51:32 ID:GTtlBNrd
>>305
まあ、いじわるじじい氏は本質は正統派だから、
プログラムピクチャーなどバカにしてるんじゃあないですか?


313 :いじわるじじい:2006/02/08(水) 15:13:15 ID:JrtSiWXe
310
トラックの荷台の上のキスは、出目の『俺たちの荒野』でしたね。

『めぐりあい』は、川崎が舞台の映画という以外、あまり印象がない。
黒沢が働いている自動車工場は、今はなき「いすず自動車川崎工場」でしょうか。
あれでは、黒沢がやたらに騒ぎまわっているのが非常におかしかった。

『あこがれ』の舞台になった児童養護施設は昔から横浜市南区にあったもので、
今はそれらを基盤に短大を持つ法人になっている。

314 :この子の名無しのお祝いに:2006/02/08(水) 17:19:02 ID:EsxH+zvn
>>311
映画界のエリートである恩地さん・山田さんが、一般労働者に思い入れた映画を作ること
自体が皮肉な話なんだが、まあそれを言ったら他の映画・ドラマもみんなそうかw

強いて言えば、労働の苦行をリアルに謳い上げるあたりに、自らも助監督という
撮影所労働者であった恩地さんの想いが込められているのかもしれない。

もっとも、当時の社員助監督というのは、それ自体が誰でも簡単になれる職業ではなかったわけですが。
恩地さんは慶應の新聞部だったそうで、経歴的にモロにサヨクだったに
決まっているわけだが(というか本人も認めている)、面接時にそういった経験を
話したか否かは定かでないものの、そういった場所で育んだバイタリティが何となく使えそうな奴に見えたのだろう。

315 :この子の名無しのお祝いに:2006/02/09(木) 22:40:55 ID:mtG6OdXI
>>313
トラックの荷台の上のキスは、出目の『俺たちの荒野』でしたね。

ではないです。それが「めぐりあい」です。
あと、見ていない作品なら観ていない、記憶が薄れたなら忘れたでいい
ネット検索で意味のないデータで補強しても、映画の本質は語れない


316 :この子の名無しのお祝いに:2006/02/14(火) 16:58:12 ID:Vm5NOpeE
増村保造の『セックス・チェック 第二の性』が最高だった。
増村の強引な演出に大爆笑した。
こんなにすごい映画を作っていた会社が最初につぶれたなんて信じられない。

テレビで雛形あき子主演でやっていたが、演出は日活の江崎実生。
出来はどうだったのかしらね。

317 :この子の名無しのお祝いに:2006/02/19(日) 18:30:31 ID:2hJ+LO/f
相手役が石田純一じゃ迫力ないよ。
緒方のほうが・・・

318 :この子の名無しのお祝いに:2006/02/22(水) 08:44:05 ID:nnm0w0KC

ラピュタで佐田啓二、有馬稲子主演の『ボロ屋の春秋』を見たが、全く面白くない喜劇だった。脚本椎名利夫。
梅崎春生の原作とどのくらいの異同があるのか知らないが、ともかく笑えない喜劇だった。
小山明子の職業的愛人役が全くミスキャストで、これだけが笑える。
小山明子が大島渚に引かれたのも分かる気がした。
こんなくだらない役ばかりやっていたら、真面目な役をやりたくなるのは当然。

この時期の中村登って、この程度だったのかね。
前半がボロ屋での、様々な住人の『どん底』のごとき庶民劇も特にたいしたものではなく、
後半『集金旅行』の二番煎じのように赤穂に有馬と佐田が出かけるが、特にどうということもない。
サブタイトルが「渡る世間は鬼ばかり」だが、橋田寿賀子先生とはどういう関係なのかね。

319 :いじわるじじい:2006/03/02(木) 15:27:39 ID:MAQhTqv+
シネマ・ヴェーラでマキノ雅弘の『次郎長三国志・8部・海道一の暴れん坊』を
見たが、正直に言って今一だった。
個々のエピソード、有名な森繁と水島道太郎との「俺の女はお藤と言うんだ」と言って、
藤の花を切って落とすところは素晴らしいが、全体のつながりがいい加減だった。
8部も作ってきて疲れちゃったとういうことなのかね。

320 :いじわるじじい:2006/03/07(火) 11:29:38 ID:yWcWj21D

『三十三間堂・通し矢物語』
昭和20年5月、成瀬巳喜男監督の時代劇。脚本小国英雄。

長谷川一夫が、主人公市川扇升の父が作った通し矢の記録を破った張本人で、
様々な対立があるが、最後は市川が、長谷川の記録を破るのを指導してくれる。

太平洋戦争末期で、ともかく立場を超えて一致団結して戦おうという主題だが、
「戦意高揚映画」ではなく、のんびりとした時代劇。
東宝だが、松竹京都で撮られ、田中絹代が主人公を励ます娘役。

ものの本によれば、日本では開戦後、国の指導でしばらくは戦意高揚映画が多かったが、
戦意高揚映画は人気がなく、次第に「娯楽映画」に移行せざるを得なくなったとあるが、
その証の作品であろう。

主人公市川扇升は、小山内薫の息子だそうで、雷蔵似の若者で、
前進座提携作品には随分出ていたが、若くして亡くなったようだ。
戦後の作品を見たことがない。
田中春夫、深見泰三、花沢特衛らが出ている。

321 :いじわるじじい:2006/03/24(金) 13:37:29 ID:jUzZ2CQp
『村八分』 川崎市民ミュージアム。
静岡の田舎の選挙違反事件を、新聞社に通報した女学生中原早苗の一家を、村八分する話。
監督の今泉善珠は、東宝系の記録映画の監督。彼の代表的長編劇映画。
脚本新藤兼人、主演山村聡。山村は、この作品を自分のプロダクションの現代プロで作った後、
『蟹工船』では初監督。日活で『黒い潮』も作る。
カメラの「宮天」はやはりすごい。どこか黒沢的画面だが。
黒沢、宮島義勇、そして渡辺邦夫の3人が天皇といわれた監督だが、
どこか映像は似ている。

今回の『村八分』は、冒頭のタイトル、スタッフ、キャストが抜けていたが、
学芸員に聞くと、購入したときすでになかったのだそうだ。
これは、不思議だが、昔の巡回映画用プリントだったのだろうか。

322 :この子の名無しのお祝いに:2006/03/25(土) 08:27:26 ID:ZuQI0cmx
森繁さんは映画で豊田四郎にいじめられたらしい。
演技指導などはなく、駄目だしばかりされて 困り果てたとか。
豊田四郎という人は当時は偉かったんだと思った。



323 :この子の名無しのお祝いに:2006/03/27(月) 08:18:55 ID:b0AwdXbT
そりゃ森繁は下手だから。

324 :この子の名無しのお祝いに:2006/03/27(月) 08:53:51 ID:uRJGbeQQ
けど、まあ二人はうまがあったんでしょ。ずっとやっているもんね。
森繁は気に入らない監督を面罵するらしいから。

実際、あとに残るような映画はほとんど豊田。

325 :いじわるじじい:2006/03/31(金) 15:25:33 ID:Mhi6Fxl6
戦後、森繁を得て豊田四郎は生まれ変わり、生き延びたと言うのが、私の考えである。
『雪国』での旅館の亭主、これが『夫婦善哉』の駄目男につながり、
その後の『猫と正造と二人の女』、『如何なる星の下に』『駅前旅館』
等につながったと思う。

森繁以前の豊田四郎は、「文芸映画監督」ではあるが、「喜劇映画監督」ではなく、
余り面白くないのである。

326 :この子の名無しのお祝いに:2006/03/31(金) 20:17:58 ID:sUP2AOQH
自分が後期の豊田を好きな理由は、淡島千景に尽きるだね。
「甘い汗」や「千曲川絶唱」も好きだけど。

327 :いじわるじじい:2006/04/12(水) 08:48:19 ID:w5i+tmBW

中川信夫監督の『雷電・続・雷電』が最高でした。
上映終了後、主演の北沢典子さんのトーク・ショーも開かれ、ご本人は謙遜されていたが、
続編の最後、宇津井健への神社での「愛想尽かし場」の情熱的な演技も素晴らしいものだった。
「こんなに良い女優だったの」と思った。
昔の役者は、毎年多くの多様な映画に出ていたので、自然と上手くなったのだろう。


328 :この子の名無しのお祝いに:2006/04/13(木) 01:21:47 ID:pxg3Ok2U
神社での「愛想尽かし場」で、本来なら北沢典子が泣く演技をするところに対して、
神社の地面に雨をぱっと降らせて、余韻を出すなど、中川演出の巧さが印象に残る。
男優陣では沼田耀一と江見俊太郎がすごくよい。
「八百万石に挑む男」では、最初の方でルネ・クレールの「リラの門」のいただきが
あるね。

329 :この子の名無しのお祝いに:2006/04/13(木) 12:55:12 ID:VXvHVrhG
謙遜していると「自然と上手くなった」なんて言われて可哀想だよな。

330 :いじわるじじい:2006/04/17(月) 16:23:03 ID:iQWY4Eeb
『海の野郎ども』でいきなりアラブ人が「独立だ!」と叫び
踊りだすシーンには笑った。伊福部先生のゴジラドラムで踊るのだからすごい。

下級船員のリーダーがトルコ人レスラーのユスフ・トルコ。
さすがに石原裕次郎よりアクションが上手い。
今や、K−1ブームなど、アクションの上手い役者は、いくらでもいるが、
昔は、アクションの上手い役者は少なかった。

331 :いじわるじじい:2006/04/27(木) 12:31:14 ID:6EzcBqIJ

大森キネカの三島由紀夫映画祭で『肉体の学校』を見たが、
制作者の金子正且氏が見に来ていた。
自作映画を見に来られるとは、本当に映画がお好きなんだな、と思った。

332 :いじわるじじい:2006/05/05(金) 08:17:02 ID:tvVP2tNL

BSで西河克己監督の『青い山脈』を見たが、芦川いづみの美しさに魅了されたね。
吉永小百合も確かにきれいで、演技も上手いが、芦川の方が上だ。
今井正の『青い山脈』では、原節子だが、それに匹敵するのではないか。
教員で北林谷栄が出ていたが、彼女はまだご健在で、95歳のはずである。


333 :この子の名無しのお祝いに:2006/05/05(金) 15:44:29 ID:WdzOEmqW
教員で北林谷栄って、やっぱりそうだったのか!
老け役以外もあったんだ!

334 :この子の名無しのお祝いに:2006/05/05(金) 23:33:18 ID:jcrtRgpp
>>325
>森繁以前の豊田四郎は、「文芸映画監督」ではあるが、「喜劇映画監督」ではなく、
余り面白くないのである。
    ↑
この断言は、戦前の『冬の宿』や『鶯』を見ての言葉なんでしょうな?
勝見庸太郎は、役者のスケールとして森繁以上でしょうが! 

335 :この子の名無しのお祝いに:2006/05/06(土) 12:41:18 ID:O+DNucxo
難しいね

336 :いじわるじじい:2006/05/18(木) 15:27:17 ID:O6c7PWiZ

昨日フィルムセンターで見た『不敵な男』に、麻薬中毒の売春婦で市田ひろみが出ていた。
当時から、素っ頓狂な人だった感じがした。
市川和子など、懐かしい女優もいた。

作品としては、川口浩中心の映画なので、若尾文子、渥美マリ主演の狂気のごとき「増村映画」にはなっていないが。
やはり増村はすごい。

337 :喜多嶋:2006/05/21(日) 17:24:20 ID:Aw9+Zk6O
前に戻ってしまいますが「めくりあい」と「あこがれ」
どちらも甲乙つけがたいほど、好きなんですが内藤洋子の「あこがれ」を
取ります。「好きになってはいけない」という内藤の演技が
素晴らしかった。食堂での田村亮と内藤洋子の、時間が止まったような
ショット、印象的でした。ラストのこれからどうなるのか分からないけど、幸せになって
ほしいと、観客に思わせるシーンも、良かった。それにしても、紅茶出まくりの映画でしたね

338 :いじわるじじい:2006/05/26(金) 17:35:43 ID:uZOC/jc+

内藤洋子と酒井和歌子では、比較することが無意味。
比較にならないくらい内藤洋子の方が良い。
だから、『あこがれ』の方が『めぐりあい』より良い。

昔、同時代で見ていたときは単に好き嫌いの問題だと思っていたが、
今冷静に映画を見て、女優としてのレベルが比較にならないと思う。

『四万十川』『蕨野行』と最近の恩地日出夫は良くないが。




339 :この子の名無しのお祝いに:2006/05/26(金) 21:27:29 ID:xRgRBxRu
 今日、久方振りに「女の座」をTV再見。瑣末なことを、一言
私は、’60年代の成瀬では「秋立ちぬ」「女の座」が好きです
何故か?ユーモア感覚があるから。井手氏や笠原氏のホンが好きだからかも
なにより、東宝撮影所の傍の登戸に土地カンがあるせいかもしれない
鰯雲もそう。外国映画では、バリー・レビンソンのような大家族主義
の佳作があるけれど、邦画だと、近年サッパリないもんね
登戸、小田急、多摩川の堤防は懐かしい。三橋達也が悪ふざけしていて、
前景の星由里子と司葉子が多摩川沿いに歩いているシーンが好きだ
「秋立ちぬ」でも夏木陽介が多摩川で泳いでいた
今回も、ロマンスカーの警笛、あの鉄橋も見れた
あの頃の荒物屋さんはあんな感じだったような気もする
潮来笠のチンドン屋さんもいつもながらで楽しい
中北千枝子さんは出てた?見落としたかもしれない
とまれ、大家族時代での打算、エゴの苦さにユーモアが入っているので、
上に述べた2作は乱れ**よりも、好きだし、作品的にも高く評価したい

340 :この子の名無しのお祝いに:2006/05/27(土) 00:39:22 ID:Flogc4JN
登戸と言えば、「おかあさん」の向ヶ丘遊園やろ

しかし「東宝撮影所の『傍』の登戸」とは土地感あるとは思えないがw

341 :この子の名無しのお祝いに:2006/05/27(土) 01:16:00 ID:aFX9znAQ
だって、小田急線で、比較的近場は確かでしょう

342 :いじわるじじい:2006/06/09(金) 15:16:12 ID:r1R9L7Is
『世界を駆ける恋』
武者小路原作の『愛と死』だそうだが、かなり変えてあるようだ。
新進建築家・裕次郎と浅丘ルリ子との恋。
「世界を駆ける」とは少々羊頭狗肉で、北欧とパリ、ローマに裕次郎が行くだけのこと。
当時は、それだけでも大騒ぎの「世界を」と冠されるものだったのだ。
裕次郎とルリ子の若さ、可愛さが素晴らしい。
ルリ子の歌が素晴らしい。
作品的にもなかなかなもので、監督の滝沢英輔の力量は再評価されて良い。

この武者小路の小説は松竹でも映画化されていて、栗原小巻、新克年、横内正で、この方が
原作に忠実だったと思う。

343 :この子の名無しのお祝いに:2006/06/09(金) 15:38:33 ID:49ZvnZuv
>>339
>外国映画では、バリー・レビンソンのような大家族主義の佳作があるけれど、邦画だと、近年サッパリないもんね

日本ではその類のホームドラマはTVに吸収されて消えた。そして今はTVでも消えかかっている。
橋田寿賀子はまだ頑張っているがw
本編でないのは、スケジュール・予算的に俳優を揃えることが難しい+単
に脚本家や監督の力不足に起因するのだろう。
今の脚本家は複数のキャラクターを書き分けることが本当に苦手らしい。

344 :いじわるじじい:2006/06/13(火) 07:01:32 ID:RduXArab

ラピュタで『夜の片鱗』を見た。
なかなか面白かったが、いまいちな感じだった。
中村登監督には合わない作品だったと思う。
豊田や渋谷のような皮肉な視点がないからだろう。
すごい反社会性だったが。

345 :いじわるじじい:2006/07/08(土) 22:45:37 ID:6C3Wm/6Z

松尾昭典の『敗れざるもの』をラピュタで見た。裕次郎と子役時代の小倉一郎。
小百合。光夫の『愛と死を見つめて』と同時期に公開された、同じ脳腫瘍の闘病もの。
だが、興行的には大きな差があった。

松尾は、『夜霧の慕情』など、日活ムード・アクションを作った功労者だが、舛田利雄らに比べても
余り評価されていないのは、性格が地味な性なのだろうか。

346 :この子の名無しのお祝いに:2006/07/08(土) 23:02:23 ID:5535QLV+
「敗れざるもの」は評価する。『愛と死を見つめて』は評価できない
石原慎太郎の良質なハードボイルド部分が表現されてた
脚本の山中恒が童話作家であるなら。、大林のそれか?
最初は、テレビで見た。この作品の監督は舛田か蔵原かと思った。
松尾昭典は実力派だが、キチンとした評価をする人はあんまりいない。遺憾だ



347 :この子の名無しのお祝いに:2006/07/08(土) 23:51:50 ID:rIr+1n8+
>>345-346
松尾が評価されなくなったのは、日活を離れて以降はほとんど本編が撮れなかったせいでしょ?
東映ものの出来損ないみたいな日活任侠映画とか、どうでもいい映画も結構撮らされたしね。

その松尾は後年、TV時代劇で知り合った松方に気に入られて「仁義と抗争」「沖縄10年戦争」を監督。
「沖縄10年戦争」は「沖縄やくざ戦争」の焼き直し的な映画だが、向こうの組だか県警だ
かとのトラブルで沖縄に一歩も足を踏み入れずに撮った映画として有名。
(「沖縄やくざ戦争」そのものが、あんまり沖縄でロケしてないみたいだけど)

348 :いじわるじじい:2006/07/10(月) 08:36:07 ID:aBYCcNBs

ラピュタ「銀幕の中の東京」シリーズ、増村保造の青空娘』で、
画家東郷青児の娘でジャズ・シンガーだった東郷たまみが歌手で歌った。

七光りトリオで活躍したが、今はどうしているのか。
朝丘雪路や水谷良重(八重子)は、未だ芸能界で活躍しているが。

349 :この子の名無しのお祝いに:2006/07/10(月) 11:19:39 ID:N244Kn8X
>>347
>「沖縄10年戦争」は「沖縄やくざ戦争」の焼き直し的な映画だが、向こうの組だか県警だ
>かとのトラブルで沖縄に一歩も足を踏み入れずに撮った映画として有名。
まず笠原和夫が沖縄第三次抗争&終結していない第四次抗争をもとに「沖縄進撃作戦」のシナリオを完成させるが、まだ抗争の真っ最中だったのでお蔵入りに。
これを下敷きにして抗争が下火になった76年に「沖縄やくざ戦争」を作ったところ好評だったので、2年後にエピソードを追加して再映画化決定。
ところが撮影を開始したら、モデルの旭琉会がまたもや抗争を激化(というか第四次抗争は断続的に81年まで続く)。
沖縄県警&旭琉会の双方から警告があったらしい。

350 :この子の名無しのお祝いに:2006/07/18(火) 16:55:39 ID:TmJv4Fvc

池袋文芸座で豊田四郎特集をやっているが、平日なので行けない。
『如何なる星の下に』などは、また見てみたいが。

351 :この子の名無しのお祝いに:2006/07/18(火) 17:08:48 ID:oMv95SfG
今日は「台所太平記」「負ケラレマセン勝ツマデハ」

見た方が良い?

352 :いじわるじじい:2006/07/19(水) 21:55:17 ID:cWAJmfgg
『負ケラレマセン勝マデハ』は見たい映画でしたが。
『台所太平記』も、よく出来た面白い作品だと思います。
両方とも、多分見て損はないでしょう。

353 :この子の名無しのお祝いに:2006/07/26(水) 19:18:30 ID:2gxRDcT1

新文芸座の8月は、この度亡くなられた黒木和雄と今村昌平特集。
この映画館も、雑誌『映画芸術』のごとく
死人の特集で食うようになって来た。
日本映画界の衰退を象徴するみたいだ。

354 :この子の名無しのお祝いに:2006/07/27(木) 00:13:40 ID:vNBfTPfg
祭りの準備は黒木さんだっけ?
違ってたら失礼、これはいい映画だった

355 :この子の名無しのお祝いに:2006/07/27(木) 15:27:00 ID:TzJ7SzwH
『祭りの準備』は、『飛べない沈黙』など、難解な映画を作ってきた黒木和雄が
初めて分かりやすいものを撮った作品。
「これが黒木なの」と最初見たときは驚いたものだ。
竹下景子の上半身の裸も見られる貴重な映像。
彼女を冒すオルグの斉藤真は、今や絶滅種の「共産党役俳優」としては貴重な存在である。

356 :この子の名無しのお祝いに:2006/07/27(木) 23:43:44 ID:7l6VA2py
祭りの準備は脚本と竹下景子さん、これに尽きる
イデオロギーはatgだが、オマケに思う

357 :いじわるじじい:2006/08/02(水) 06:57:16 ID:75ygn5i2
山田洋次の『息子』は、小津の『東京物語』だろう。
松竹大船の助監督だった頃、山田は小津に批判的だったらしいが、
この作品では小津を賞賛している。
やはり、松竹大船の伝統なのかね。

358 :この子の名無しのお祝いに:2006/08/07(月) 12:42:18 ID:fYR7vr1n
『世界大戦争』は、傑作だった。
やはり、本多猪四郎と松林宗恵では、格が違うね。
八住利雄の脚本も最高。

フランキー堺も、代表作だろう。
ハイヤーの運転手で自分の利益ばかりの庶民が原水爆戦に巻き込まれる不条理。

359 :この子の名無しのお祝いに:2006/08/12(土) 22:40:58 ID:RNqjDxcI
>>357
先輩にすまない。山田のミンセイ的ユーモアは大嫌いだ
小津さんは財界人大好き、料亭好き、ブルジョワジーの優雅な生活をとった
あと、スマナナイ。3年前の貴兄とのやりとり(アスキー)を、別スレに貼った
事後連絡だが、おゆるしください

360 :いじわるじじい:2006/08/13(日) 08:20:52 ID:ijluIQWf

フィルム・センターの『人間狩り』は最高でした。
松尾昭典の実力を再認識しました。
1962年で、日活が最高だった時代の傑作です。

361 :この子の名無しのお祝いに:2006/08/13(日) 18:18:40 ID:v3KI0lz/
>>355
斎藤真は現在は俳小の代表らしい。この人は素も党員だったと思う。よくあんな役を引き受けたもんだ。

>>358
「格」ってアンタ・・・松林和尚も普段は社長を撮っていたでしょw

362 :この子の名無しのお祝いに:2006/08/13(日) 18:48:39 ID:v3KI0lz/
>>359
>山田のミンセイ的ユーモアは大嫌いだ

ただねえ、言わずもがなだが、今に至るまで大船の小市民映画(喜劇・青春映画・ホームドラマ・観光映画・歌謡映画etc)
の伝統を一人で守り続けてきたのもこの人なんだよねえ。
もちろん、この流れも、もはや本木や朝原に撮らせている「釣りバカ」しか残ってないけど。

シネフィル以外にはほぼ忘れられている瀬川・前田・森崎、その他余り撮れなかった群小監
督たち(満友・朝間・大嶺・宮崎・花輪・南部など)の屍の上でいまだに生き残ってい
るんだよねえ。栗山をこの人が追い出したという噂もあったなあ。
山田と同じ61年デビューの市村泰一など、今はどうしていることか。
シネフィルに評価が高い森崎喜劇にせよ、実は野村・山田が作った土壌の上に建っているのに
-森崎のデビューは69年と実は遅い-、シネフィルはいつもここを無視している。
「運が良けりゃ」などを観ると単純な人情劇の人では決してないし、現に「寅さん」も随所に毒があ
るのに、肯定派にも否定派にも何となく善意と人間愛の人・社会派の人というイメージだけで
受け止められているのは気の毒。もっともそのイメージがなくては自民党・日共共同推薦の巨匠にはなれなかっただろうが。
生誕100年の小津シンポでハスが自分と映画観が違う山田を外したのは余りにひどいぞ。
自分の理論を見事に誤読して映画を撮っている是枝は呼んでいるのに。

363 :この子の名無しのお祝いに:2006/08/13(日) 22:25:30 ID:uuphxTW6
筆者の現在の言葉の整理から。
保守:現状維持、右翼:憂国、左翼:進歩的革新的知識人
筆者はにわか総保守を悲憤慷慨するが、ハスのような
東大エスタブリッシュメントの中で、進歩的知識人を名乗る輩は大嫌いだ
山田は松竹エスタブリュッシュメントの只中で、
ヌーベルも奥山親子もパージして、今も重役をしている

364 :この子の名無しのお祝いに:2006/08/13(日) 22:34:40 ID:uuphxTW6
続投。「吹けば飛ぶよな男だが」の試写のスピーチ(イイノホール)
「この映画は貧しくて、趣味のないような若いカップルが、
今日は雨だから、映画を見に行こうといって、ああ、面白かったと
思っていただければ、最高にうれしい」とのたもうた。
 これ、恥ずかしくないかねえ。キャリア偽善もいいとこ。
俺は、馬鹿シリーズとか、ファニーをまねた「愛の賛歌」、「下町の太陽」
までは好きだった

365 :いじわるじじい:2006/08/14(月) 20:59:43 ID:wtftC6tA
363
山田洋次は本当に重役なのですか。
別に、重役でも良いが。

少なくとも、共産党幹部よりは良い。

366 :この子の名無しのお祝いに:2006/08/14(月) 21:28:39 ID:LivJiogb
>>365
本当の話。
松竹に電話すれば受付が親切に答えてくれるぞ。

367 :この子の名無しのお祝いに:2006/08/14(月) 22:04:17 ID:HPHlhT7X
東大法学部特有のきわいとこ、うまく隠蔽してきました
私も正直、劣等感が濃厚で恥ずかしいが、こういうとこは、
増村なら露骨なまでに、自己顕示的でしたね。潔い

368 :この子の名無しのお祝いに:2006/08/15(火) 08:34:41 ID:BNBl1rfo
361
斉藤真さんは、昔も今も党員ではないと思う。
お兄さんは、共産党系の弁護士だったはず。
今は俳小の代表だが、大企業だと思って就職したら、
時代が変わり、いつの間にか弱小企業になったというところだろう。

昔の俳小は、小沢昭一、露口茂、西村晃ら有名役者の大劇団だった。
これと青俳(青年俳優劇場)、新人会(今は朋友に改名)等が没落した新劇団である。
1960年代の彼らの隆盛は、今では想像できない。

369 :いじわるじじい:2006/08/20(日) 08:39:53 ID:WkbKKNrv

『帰らざる波止場』と『拳銃は俺のパスポート』を見た。
作品のレベルの高さを再認識する。
「野村證券、江崎グリコ、森永キャラメル(森永健次郎)」と言われた、日活早撮り路線。


370 :この子の名無しのお祝いに:2006/08/21(月) 09:16:55 ID:tErTOnFb
『みな殺しの拳銃』は、一部で評価の高い作品だが、今回見直して、
やはり面白くなかった。
暗くて陰惨な世界について行けない。
長谷部も行き詰っていたのではないか。
ニューアクション時代になると、突き抜けた明るい世界になるが。

371 :この子の名無しのお祝いに:2006/08/21(月) 15:57:45 ID:XlRgP2x3
>>370
同じく嫌いだ。やっぱ野良猫ロックからでしょ

372 :この子の名無しのお祝いに:2006/08/21(月) 16:04:00 ID:XlRgP2x3
連投スマソ
>>369
森永はすべてイモ映画だった
唯一の傑作は「青春のお通り」。

373 :この子の名無しのお祝いに:2006/08/21(月) 20:42:55 ID:+qyhGz1K
「皇帝のいない八月」を再見。代々木の山本薩ちゃんが撮った極右映画。
渡瀬恒彦の眼技は凄い。硬質でも感傷があって、兄の凡庸とはおおきく違う。
 また、特有な甘さもあって、東映にゆかないで、最後の日活だったら
大スターになれたと思う。藤竜、杉良とは品格・哀愁・凄惨が違うから・・・
ズラをはじめからしてればよかった

374 :この子の名無しのお祝いに:2006/09/06(水) 10:42:33 ID:/R82ujpY
山本薩夫は、多分日本の総ての大手映画会社で撮った監督である。
戦前から戦後は、東宝。
争議で東宝を出てからは、大映、新東宝、東映で撮っている。
松竹でも配給だが、『台風騒動記』等がある。
日活は、言うまでもなく『戦争と人間』シリーズ。

今井正も各社で撮っているが、日活だけはなかったようだ。


375 :いじわるじじい:2006/09/11(月) 06:49:48 ID:2iEGPHAh
『禁男の砂・真昼の情事』は、このシリーズ中では最高だった。
岩間鶴男は、結構良い監督だったんだね。
1960年なので、ヌーベルバークの影響も受けていたのか。

376 :いじわるじじい:2006/09/16(土) 09:41:40 ID:y7Zqmw2B

黒木和雄の『日本の悪霊』は、すごい映画だった。
こんなものをよく公開したものだ。
本当に皆見ていなかったようで、今回の新文芸座の上映には、監督の東陽一も見に来ていた。
彼も、封切り時には見ていなかったのだろうか。

377 :この子の名無しのお祝いに:2006/09/22(金) 10:52:47 ID:y/AQjWY2
『野良猫ロック・暴走集団71』が良かった。
後の『八月の濡れた砂』『赤い鳥、逃げた?』に通ずる自滅的映画だった。
そして音楽が良い。
新宿西口がまだ道路しか出来ていない。

378 :いじわるじじい:2006/10/06(金) 01:07:08 ID:Eykgy6mB
田中登死去。
小沼勝と並びロマンポルノで秀作を作った映像派だった。
デビューがポルノだったので、いまいち評価が低いが、
大変才能があった人だと思う。
ご冥福をお祈りする。

379 :グアム風俗:2006/10/28(土) 11:51:21 ID:iGJX1QAW
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380 :『花影』:2006/12/17(日) 20:21:22 ID:5I7+g063
川島雄三の作品の中では余り評価されない映画だが、私は大好き。

銀座のホステス・池内淳子が自殺を決意し、死ぬまでの話。
愛人の男が、美術評論家池部良、弁護士有島一郎、テレビ局の若手ディレクター高島忠夫、甲州の酒造家の三橋達也など、
きわめて豊富で面白い。
主人公・葉子は、実は原作の小説家・大岡昌平の愛人で、いきなり自殺し、大騒ぎになった伝説的な銀座の女給だそうだ。
女給というのも、今や死語だが。

銀座で遊んでいた川島雄三らしい、風俗描写が最高の作品である。
岡崎宏三のカメラも最高で、再会した池部と池内が夜桜を見に行くシーンの美しさは、間違いなく日本映画史上に残る名場面だろう。

381 :いじわるじじい:2007/01/20(土) 09:28:43 ID:mWZSsjRg
『恋の大冒険』は、大冒険というほどではなかったが、
羽仁進らしい小品だった。
例によって可愛い男の子、大矢茂が出てくる。
彼のこの趣味と妹とのことで、左幸子は羽仁と離婚する。

だが、羽仁進は天才監督だと確信した。

382 :この子の名無しのお祝いに:2007/01/20(土) 09:57:52 ID:cIjCVnD7
和田誠がからんだピンキーのミュージカルでそ
ぬいぐるみが出てきた様な・・・。音楽が素敵でしやわせ気分になった
羽仁進は天才監督ですよ。「妖精の詩」=未央主演はイモだけど
荒木一郎の音楽は少しよかった。今聞くと古いけど

花影は私も好み。大岡原作が素晴らしいからねえ
川島としては凡打なんだが,何故かいいんだよねえ

383 :この子の名無しのお祝いに:2007/01/20(土) 10:00:02 ID:cIjCVnD7
↑今聞くと→今聴くと   訂正します

384 :この子の名無しのお祝いに:2007/01/20(土) 11:22:43 ID:2wnUsEbS
>>381>>382
あれは、いづみたくが製作スタッフでね
山田宏一と渡辺武信がホンを書いている
その頃の山田宏一は渡辺や川本三郎と仲がよくて
純粋な人だった
蓮実とか、山根貞夫とかとつるむと、ウーンちょっとだな
やっぱ、渡辺は今だって純粋だよ
vやdvdなしで、あの日活プログラムピクチャー批評を書いたのだから。
双葉(といっても’60年代までだが)以降の最後の映画批評家だと思う


385 :この子の名無しのお祝いに:2007/01/20(土) 11:26:42 ID:p3Q6JQES
>>382
でも羽仁さんは70年代以降はほとんど劇場用映画の仕事をしなくなってしまいますけどね。
ムツゴロウみたいに動物ドキュメンタリーを撮ったり動物評論をする人になってしまった。
劇場に出さない博覧会映像やドキュメンタリーが多かったようですが、岩波の文化映画の延長と
して抵抗はなかったにせよ、あんな趣味みたいな仕事で生活できるものなんですかね。
羽仁家にはそれだけ資産があったのでしょうか?
TVのアフリカロケのコーディネートとかそういう仕事でもしていたんでしょうか。「世界ふしぎ発見」や
「どうぶつ奇想天外」にはたまに出ているみたいですが。

最近はBS-iで羽仁さんが撮った動物映像の番組をたまに放送しているみたいですね。
ネット上で紹介を見た限りではディズニーの動物映画みたいに演出バリバリみ
たいですが、でもああいう撮り方は紀行ものの映画やTV番組では普通にやっているのも事実だしねえ。
動物や昆虫なんか実験のように場面を設定しないと都合よく動いてくれないし、岩波映画も
今から見れば演出ばっかりだったみたいだし。

386 :この子の名無しのお祝いに:2007/01/20(土) 11:38:48 ID:p3Q6JQES
>>384
山田さんは当時はユニ・フランスの日本事務所にいたのではなかったですか? 
いつ頃までユニ・フランスの仕事をしていたんですかね。日本ではほとんど1人でやっているような
状況だったのではと思うが。
どうやって生活しているのか知りませんが、気難しく簡単に近づけないだけで山田さんは今でも
純粋だと思いますよ。この人はたまに批評誌や地方紙などにセミプロ的にものを書いているような無名
の草の根の人とも手紙の遣り取りや交流がまだあったりしますから。
渡辺さんも本業の建築の仕事は仕事で真面目にやっているので、半分は趣味の
映画評や詩作に純粋さを保てるのではないでしょうか。二階堂卓也も本業は徳間書店かどこかの編集者だったそうですが、仕事の合間に
どれくらい自分でノートを取って資料を集めればあれだけ独立で書けるものなんですかね。

387 :この子の名無しのお祝いに:2007/01/20(土) 12:39:22 ID:EzHn4hVY
今はビデオやDVDやCS/CATVがあるけど、
昔は名画座があったしねえ。

388 :この子の名無しのお祝いに:2007/01/20(土) 13:12:46 ID:cIjCVnD7
横レスだが、山田さんから当時朝日ジャーナルのトップ記事”全共闘の覆面座談会”
を担当してた川本さん(後日退社は周知の通り)を紹介して頂いた。
そもそも大学の映画同人誌で、未公開「ミュンヘン行き夜行列車}論(テレビだけ)と
J。スマイト「殺しの接吻」評を書いて、山田さんに勝手に送りつけた。
ご丁重な手紙と川本さんの紹介がありました。
>>386の言うように、本当に謙遜の立派なお方です。sage入れます、失礼


389 :いじわるじじい:2007/01/20(土) 14:52:21 ID:mWZSsjRg
昨日の『恋の大冒険』に山根貞夫さんが見に来ていた。
あのはげ頭にサングラスなので、すぐに分かった。
こんな映画も見るのか、と感心した。

390 :この子の名無しのお祝いに:2007/01/20(土) 22:10:49 ID:I8tQlUFe
羽仁みたいな変態はしねばいい。

391 :いじわるじじい:2007/01/21(日) 07:44:28 ID:Vqik9qYF
384
60年代後半はまだ封切館、二番、三番館という風に順に降りてくるシステムがあり、
また制作数が減少したことから、再上映週間が沢山あった。
特に、新宿国際、パレス座、馬場日活といったところは、日活の旧作を盛んに上映していたので、
見ようと思えば何度も見られた。
私も、新宿国際で清順映画を沢山見た。

392 :384:2007/01/21(日) 17:40:24 ID:ysDFYJ8j
>>391
私も同じ環境で、リアルタイムで観たよ
でも渡辺さんのような著書は私には書けない
>>384
当時は確かにユニの日本事務所勤務だった
>>386
言い訳すると、山田も山根もまっとうだとは思う
山根はキネ旬のポスター惹句(893)の連載から知った
その趣向の香具師(学生運動祭りとともに消えた)が退潮の頃だったので
いまごろ商売にしてやがんの、みたいな
それ遠慮しろよみたいな気分はあるのかな
亡くなられた田山とか山根は思い込み過剰で少し引いちゃう
まあ近親憎悪って奴かもしれないけれど・・・




393 :いじわるじじい:2007/01/31(水) 01:41:31 ID:om9xELYi
『香港の夜』は、傑作だった。
合作映画のメロドラマの域をこえていた。
尤敏と、その母木暮三千代の再会は涙が出た。
最後、宝田をラオス内戦で殺すのは安易だが。
ユーミンはすごい美人だったね。
まるで、鈴木保奈美と安田成美を足して二で割ったよう。

394 :いじわるじじい:2007/02/03(土) 00:46:38 ID:oiwG5Khu
30年ぶりに見た大島渚の『帰ってきたヨッパライ』は、やはり難解だった。
漫画的で面白いところもあるが、韓国人が否かという問答が分かりにくい。
一番、軽くやっているのが加藤和彦で、彼が一番生き生きとしていた。
殿山泰治のおばあさん姿が可愛い。
ラスト、ベトナム戦争で銃殺されるべトコン等の大きなパネルの、戸田重昌の美術がすごい。

395 :いじわるじじい:2007/02/10(土) 09:05:56 ID:2KRsibqk
ネットで買ったレニ・リーフェンシュタールの問題作『意志の勝利』を見る。
文句なしにすごい映画。
70年前に作ったとは信じられない。
世界映画史上の最大の扇情映画だろう。

396 :この子の名無しのお祝いに:2007/02/10(土) 09:35:34 ID:PvamnFPP
>>395
もっと凄いのはリーフェンシュタール本人は生涯、ナチスへの協力に対し
一切の反省をしなかったことだろう。
純粋な芸術への希求は容易にファシズムや共産主義と結びつく。この誘惑を
現在に至るまで人類は本質的には克服していない。

・・・ってか、もはや風俗映画とは何の関係もないじゃね〜か、じじいw

397 :この子の名無しのお祝いに:2007/02/14(水) 19:59:53 ID:x5Q+N9yk
夫婦善哉続編発見は衝撃

398 :いじわるじじい:2007/03/02(金) 21:54:46 ID:Xuv2gWyd

『いとはん物語』は、伊藤大輔には珍しい小品だった。
鶴田浩二と京マチ子の上手さがさすがである。
ただ、ほとんど演技は振付の踊りだったが。

399 :いじわるじじい:2007/03/04(日) 08:39:58 ID:QuANetkf

『煉瓦女工』は、南旺映画なのに東宝ではなく松竹配給だった。
戦前は公開禁止で、戦後21年に公開された。
だが、どこにも煉瓦女工は出てこない。
「メリヤス工場の女工」との台詞はあったが、その内矢口陽子が煉瓦女工になる、
とのことだろうか。
原作はどうなっているのか。

400 :この子の名無しのお祝いに:2007/03/05(月) 11:26:18 ID:vJGLO9L+
>>398
「忠次旅日記」三部作か一本化はさすがにムリ(私も未見)でしょうけど、
「王将」「反逆児」、そして「弁天小僧」をご覧になられましたか?
映像なら、日本一だと思っているのですが、私は。

401 :いじわるじじい:2007/03/10(土) 09:39:53 ID:o7++P62b

『弁天小僧』は、小学生のときに見て、
とても暗い映画だった記憶があります。

暗い青春と言う感じで嫌でしたね。
今見るとどう感じるのか、興味があるところですが。
確か、あれも芝居とないまぜになっていたと思いますが。

402 :この子の名無しのお祝いに:2007/03/11(日) 17:27:28 ID:1HFSguU0
レスありがとうございました


403 :いじわるじじい:2007/04/16(月) 12:05:54 ID:/IR6FoIL

田中登の『?女郎責め地獄』を見たが、いまいちでしたね。
中川梨絵がすごく下手。
盲目の女郎の山科ゆりの方が上手かったのは意外だった。


404 :いじわるじじい:2007/04/19(木) 13:08:03 ID:v/beYQuV
シアターコクーンで鈴木秀勝構成・演出の『写楽考』を見たが、
最低のデキで、役者がかわいそうだった。
鈴木は、才能が全くない。

405 :いじわるじじい:2007/04/26(木) 12:59:40 ID:DD4wYxWm
ラピュタで石原慎太郎主演の『婚約指輪』を見たが、本気で演じているようには見えなかった。
「役者は男子一生の仕事にあらず」は、その後裕次郎が言った言葉だが、
慎太郎は当時から、そう思っていたのだろうね。

石原慎太郎は共演の宝田明より背が高かったのには、改めて驚く。

406 :この子の名無しのお祝いに:2007/04/26(木) 17:48:18 ID:LZ57Lf8c
ああみえて、慎太郎は照れちゃうんだよね
だからぜんぜんやる気が無い。ご指摘の通りだ

青山京子が好きだったなあ
これと、沢島忠作品「若さま侍捕物帖 黒い椿」の青山京子もよかった
大島ロケした橋蔵作品ですが、もう忘却の彼方だが・・

407 :いじわるじじい:2007/05/02(水) 08:41:28 ID:HklIasmx
桂木洋子が死んだ。
朝日には出ていなかったのは、黛の奥さんだったからか。

408 :この子の名無しのお祝いに:2007/05/02(水) 09:49:01 ID:OOpMks1x
憂国の人であった黛夫人だからでしょ。朝日もどうかしている
朝日の新聞記者(雑誌は別試験)になるのは難しくて
とてもじゃないけどというかんじだったけど
私的には、「硝子のジョニー」の桂木洋子が印象深い。さすらいですな
あそこだと書きにくいので、「写楽考」は
矢代戯曲の無残なる縮約で、悲惨の極致(アリかな)だった

409 :この子の名無しのお祝いに:2007/05/02(水) 09:58:44 ID:OOpMks1x
連投、ゴメン。訂正させてください
憂国の人であった黛夫人→”憂国の人であった黛”の夫人

410 :この子の名無しのお祝いに:2007/05/02(水) 10:33:33 ID:OOpMks1x
何でも書いてよいようなので、
私の好きな比較的マイナーポエットな(人によって、大メジャーな)
作家の総まくりをします。(順不動)

恩地日出男:素晴らしい悪女、あこがれ、めぐりあいは、
シマヴェリテでよかったデス。四万十はまったく、買わない
加藤泰:何といっても遊侠一匹でそ。お竜参上とか、美学ですわ
工藤栄一:十三人の刺客にとどめを刺すでしょう。殺陣が素晴らしい
澤井信一郎:Wですね。クラシック風で、じつはモダニズムの作家だ
相米慎二:翔んだ、ションベン、台風までか。下手くそだけど魅かれる
中原俊:桜の園だけは高く評価。大林なんかより、微妙ところが実にお上手
牛原陽一:紅の拳銃、ただ一作。まぐれ当りの佳作。垂水悟郎 がカッコいい
長谷部安春:野良猫ロックだろう。本領がでない、稽古場横綱みたい
前田陽一:神様と土佐かな、和製レスターみたいなGSものも悪くない
舛田利雄:佳作は馬に食わせる程あるが、紅の流れ星か狼の王子が好きかな
三隅研次:斬る、座頭市物語かな。悪乗りすると逝ってしまいます
村野鉄太郎:闇を裂く一発。これは凄かった
森崎東:全部好き。ハードボイルド御三家(ハメットetc)の作品がみたい
森谷司郎:兄貴の恋人、育ちざかり。井手とのライト・コメディが大作よりい
出目昌伸:オマケだ。俺達の荒野はよかった
山下耕作:総長、緋牡丹よりも、和製シェーンの関の弥太ッペが好き
PS。崔、大林、東、降旗とは相性が悪い


411 :この子の名無しのお祝いに:2007/05/02(水) 13:28:43 ID:i2v1389t
ニチコンは
網羅的に書かれると好感持ちながら、突っ込みどころ満載で面白い

東宝の恩地、森谷、出目まであれば、須川栄三だな。
野獣より、大人にはわからない、颱風とざくろとかね

東映、加藤、工藤、澤井、山下なら、思い出すのは
中島貞夫、「誇り高き挑戦」の深作もよかった

日活は相米、牛原、長谷部、舛田ねえ、だったら野村孝の拳銃(コルト)は、
野口博志の抜き射ち、澤田幸弘の叛逆のメロディー、小沢啓一の無頼シリーズ

松尾昭典の街から・夕陽・風と樹とか、
きりないからやめ。連休に書く。バイチャ   


 

412 :この子の名無しのお祝いに:2007/05/02(水) 19:13:42 ID:OOpMks1x
>>411

>>408-410
です。御説ごもっともw

413 :この子の名無しのお祝いに:2007/05/03(木) 00:10:15 ID:s42T/rnI
AVライターは辛いよ
http://news.ameba.jp/2007/05/4498.php

414 :いじわるじじい:2007/05/13(日) 20:47:24 ID:BKcJXfGq
千葉泰樹の『下町』最高だった。
この人は、もっと評価されて良い監督である。
これほど出来不出来のない監督って珍しいのではないか。
全体の打率としてみれば、かの川島雄三よりも上だろう。

415 :この子の名無しのお祝いに:2007/05/13(日) 22:37:12 ID:uvKZAHur
都会的ですね

416 :いじわるじじい:2007/05/17(木) 17:40:52 ID:nraSxqFR
横浜で『伊佐木町ブルース』を見る。
梅宮辰夫主演のいい加減映画だが、最後宮園純子が自立してしまうところは、
一応村山新冶らしく筋を通していた。
梅宮が、ヤクザで元亭主の吉田輝雄から宮園を金で貰うが、
そのときのやり取りが20万、30万とけちくさく、最後は200万円で手を打つところがせこくて最高だった。
村山は、増村、岡本、中平等と同列に期待された監督だったが、最後は二流映画専門になったね。

417 :この子の名無しのお祝いに:2007/05/17(木) 18:52:40 ID:9pUrClsK
村山は、腕があるのに教育者みたいな説教調でね。当節でいうとお役人だね
教育者という表現はまあ、面白みがない、つまらない人という慣用句でね
とても失礼ないいようだが、昔だと、そういうことだ
増村、岡本、中平等も問題児ではあったが、
だからこそ勝負するところでは、ちゃんと自己主張をしたね


418 :この子の名無しのお祝いに:2007/05/20(日) 21:07:57 ID:dLFOvY6/
お暇な時に遊びに来てください
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/movie/1179446518/l50

こちらにも、またお邪魔しますね。


419 :この子の名無しのお祝いに:2007/05/20(日) 21:09:29 ID:dLFOvY6/
お暇な時に遊びに来てください
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/movie/1179446518/l50

こちらにも、またお邪魔しますね。


420 :いじわるじじい:2007/05/27(日) 08:04:00 ID:WTNwvJmF

熊井啓監督死す。76歳。
様々に評判の良くなかった熊井だったが、晩年に助監督をよくやった原一雄によれば、
「他人が言うほど悪い人ではない」そうだ。
遺作の『海は見ていた』も、到底評価できる作品じゃなかったね。
勿論、黒澤の脚本がたいしたことがないのだが。


421 :この子の名無しのお祝いに:2007/05/27(日) 10:11:41 ID:bCh+CEtx
「黒部の太陽」が暗礁に乗り上げた時に、
三船が苦悩し、それを裕次郎が慎太郎に三船が日和ったと告げ口をする。
このくだりを
慎太郎が例によって、暴露的に書いている。
そして俺が鹿島建設に政治的圧力をかけたから奏功したのだといわんばかりだ。
このあたりを熊井はキッパリ否定していて、
三船の人間の素晴らしさを讃えている。その後も、
三船とは一緒に仕事しているし、
三船の遺作になったのは、三船へのオマージュだといっている。
熊井には左翼特有の女性的な部分があり、大酒のみで病気でも苦労した人だが、
映画的には日活初期の社会派リアリズム以外だったら、
>>420に同じだが、
たぶん、人間の筋は通した人なのではと?そんな気がする

422 :いじわるじじい:2007/06/01(金) 05:26:19 ID:4HSuWxDF

『硫黄島からの手紙』
すごいと言うしかない。
日本の映画人は、全員クリント・イーストウッド詣でをしなくてはならない。
プロ野球でも外人監督がいるのだから、映画でも外人監督があっても良い。
松竹あたりは、彼に時代劇でも撮らした方が良いのではないか。

423 :この子の名無しのお祝いに:2007/07/01(日) 15:40:39 ID:yOuKpFqF
いじわるじじいさんをまねてブログを作りました。
先輩のように文化的でなく、かなり偏差値低めです。
標題は「ほんの寝巻きで」です。

http://sadanono.exblog.jp/
よろしくお願いいたします。


424 :いじわるじじい:2007/07/09(月) 07:07:53 ID:r4t92Y3m

根岸吉太郎監督の新作『サイドカーに犬』を見た。
このサイトの趣旨である風俗性には、やや乏しいが、なかなか良いできである。
主役の竹内結子が良い。
自由の女神である。

425 :いじわるじじい:2007/07/17(火) 00:04:04 ID:wgHaKNWz

斉藤憐作、佐藤信演出の『朝焼けのマンハッタン』を見た。
主役は、竹下景子と夏八木勲、また寺田路恵が最高に笑えた。
戦時中アメリカで反戦運動をやった石垣綾子と栄太郎夫妻をモデルとする劇で、
1990年代以降のの斉藤憐作品では、最も良いものだろう。
沢田研二主演でやった『異邦人』など、全くひどい作品だったのだから。
石垣綾子は、アグネス・スメドレーなどとも関係があり、
ゾルゲ事件にもかかわっていたと言うからすごいね。
あの時代に自由に生きた女性のすごさに感動した。

426 :いじわるじじい:2007/08/04(土) 21:50:23 ID:784EP1RJ

フィルム・センターで樋口源一郎の『女王蜂の神秘』『粘菌の生活史』、さらに松川八洲男の『鳥獣戯画』と『土くれ』を見る。
意外にも、樋口作品は面白かったが、松川作品はあまり面白くなかった。
この人は、美術映画が多かったが、やはり高踏的なのだろう。
『鳥獣戯画』は、音楽は間宮芳男だが、良くなかった。
邦楽を使った現代音楽のような、民謡のような、ジャズのような変な音楽なのだ。
これには参った。

427 :いじわるじじい:2007/08/08(水) 07:16:18 ID:oJPcw7h7

増村保造の『最高殊勲夫人』がツタヤにあったので、見た。
こんなものまでツタヤにあるのなら、名画座なんていらないね。
作品は増村・白坂作品にしては、たいしたことのないものだった。
船越、川口浩、宮口精二と男はみんな死んでいるが、女は若尾文子、丹阿弥谷津子、
近藤恵美子、市田ひろみと皆生きている。
さすがである。
強い女性と弱い男を描いた増村作品として、ふさわしいと言うべきか。

428 :この子の名無しのお祝いに:2007/08/08(水) 07:35:53 ID:+nFhIzY/
このスレはじじいのチラシの裏か?

>>427
言わずもがなだが、多チャンネル・DVD時代には名画座・オフシアターはもはや高いお金を払ってでもどうしても
フィルムで観たい人の為の贅沢な娯楽施設に過ぎない。CS(CATV)には>>426のような地味な
ドキュメンタリー・文化映画までたまにやっているチャンネルがあるし。
それでも首都圏などはそういうハコがなくならないのだからフィルムの需要ってはまだあるんだろう。
この不景気に貴重なお小遣いを使って安くもない映画代を払ってくれる人たちが。

「最高殊勲夫人」は当時としても増村・白坂・藤井(P)トリオにとっては
全くやる気のない作品だった。しかし今観ると滅法面白い。日本映画には稀有なスクリューボ
ールコメディの快作。やる気がなくて適当に撮ったのがかえって幸いしたのだろう。

429 :この子の名無しのお祝いに:2007/08/08(水) 07:50:20 ID:+nFhIzY/
>それでも首都圏などはそういうハコがなくならないのだからフィルムの需要ってはまだあるんだろう。

スレチだが映画祭の類もいまだに多いな(首都圏限定) この不景ry にどこから予算が来るのか知らんが。
80年代からずっと「名画座もオフシアターも同じ顔しか見ない」「今の客が死に絶えたら
そういうコヤは全滅する」と言われていたがしぶといもんだ。
まあ都内にまだ幾つかある二番館などは古い小屋主さんが意地と道楽で続けているよ
うなところが大半だしな。浅草などは逆に景気が悪いから続いているのだろう。
景気が良ければ再開発で止めているだろう。
それどころか新しく始めるところさえあるし酔狂な人は絶えない。そんなに
破産したいのだろうか? ミニシアターはとりあえず作品を流すコヤが欲しい配給会社は多いのでラッシュ
になるわけだが、旧作主体のコヤはよくやっているとカンシンする(呆れる)

430 :いじわるじじい:2007/08/13(月) 20:52:47 ID:h8MIdwOt
横浜のシネマ・ジャックで蔵原の『俺は待ってるぜ』を見た。
慎太郎の脚本なんだね。
松山崇のセットがすごい。
北原三枝が、「歌を忘れたカナリア」というのが笑える。
ラストで、裕次郎に撃たれて床に叩きつけられ、札束を詰めてあったカバンから紙幣をばら撒いてしまう波多野憲の二枚目ぶりが良い。
この人は、民芸の役者だったはずだが、新劇臭さがない。
日活では最後の『戦争と人間』あたりまで出ていたが。

431 :いじわるじじい:2007/08/26(日) 10:13:21 ID:l2oLErQm

フィルム・センターで見た『号笛なりやまず』が良かった。
監督浅野辰雄。国労制作の組合活動賛美映画という今や完全に死滅したジャンル。
昭和20年代には、大く作られていた。

浅野は、東宝レッドパージ組で、1960年代以降は、
日活やピンク映画のくだらない脚本を書いていたので、
たいした作家じゃないと思っていたが、
これはアクション映画としても良い作品だった。

カメラは仲沢博で、この方は後に東映東京でリアルな映像で活躍された仲沢半次郎で、
この人も東宝レッドパージ組だったと初めて知った。


432 :いじわるじじい:2007/09/04(火) 07:00:07 ID:bmSyF8UJ
フィルム・センターで相米の『ラブホテル』
相米とカメラマンの篠田昇の追悼。
寺田農の狂気がすごい。
速水典子が、1980年代、バブル直前のファッションで出てきて、実に懐かしい。
彼女は、演技はともかくルックスのスタイルも良かったが、いつの間にかいなくなった。
今はどうしているのだろうか。

433 :渥美マリ・シリーズ:2007/09/13(木) 07:08:03 ID:vfGw0G4p

先々週からテレビ東京が木曜日の深夜に、大映末期の人気シリーズ渥美マリ映画を
放映している。
先々週は、湯浅憲明の『あなた好みの』、先週は、井上芳夫の『可愛い悪魔・いいものあげる』でなかなか面白かった。
今夜は、湯浅憲明の『裸でだっこ』である。
故古今亭新朝も共演している作品で楽しみである。

渥美マリは、あの台詞廻しがすごい。
一度聞くと次第にくせになってくる。
是非、増村の傑作『でんきクラゲ』と『しびれくらげ』も放映してもらいたい。
私自身は、すでにビデオで持ってはいるが、広く見てもらいたいので。

434 :この子の名無しのお祝いに:2007/09/13(木) 22:19:25 ID:QKEl91c5
山田洋次の『吹けば飛ぶよな男だが』を久しぶりに見たがやっぱり面白いな。
山田の映画はあまり好きではないが初期はやはり良いと思うし、極端に不出来な作品がないのは凄い。
市川や新藤や亡くなったが深作と同じく映画やTVで膨大な仕事量をこなしながら一定の質を保つ仕事の鬼でもあるし。
新作は映画は吉永小百合主演だが、山田の事だから何らかの目算があるんだろう。
いつもみたいな「吉永小百合のプロモーション映画」みたいにはならないと思う。


435 :いじわるじじい:2007/09/27(木) 12:54:50 ID:zzLNkfZC
川崎市民ミュージアムで嵯峨三智子主演の『こつまなんきん』『続・こつまなんきん』を見た。
女性の一代記、男性遍歴物で、なかなか面白かった。
監督の酒井辰雄は、溝口健二の内弟子だった人で、関係を感じさせる。
溝口・山田五十鈴、酒井・嵯峨三智子という関係でもある。

436 :いじわるじじい:2007/10/02(火) 06:56:17 ID:hpaEsvVz
宮城まり子主演の『まり子自叙伝・花咲く星座』がなかなか面白かった。
だが、この日初めて本人は映画を見た、というのには驚いた。
当時は、映画、舞台で忙しくて見に行く暇がなかったのだそうだ。
相当にフィクションが入っているらしいが、上手くできていた。
音楽の宮城秀雄は、まり子の弟で、この人が交通事故で死んだことが、
芸能界を引退して「ねむの木学園」に専心することになったらしい。
まり子の歌はとても素晴らしい。

437 :この子の名無しのお祝いに:2007/10/02(火) 08:52:19 ID:wj7QQ5pQ
お前のblogに書けよ。

438 :いじわるじじい:2007/10/09(火) 07:10:11 ID:THn4yWcH

『兄とその妹』は傑作だった。
前半の描写はまるで小津安二郎調だが、後半の池部良を恨む加東大介との対決。
松林宗恵監督は、本当になんでも撮れる職人監督だ。
加東大介の悪役というのも面白かった。

439 :いじわるじじい:2007/10/30(火) 01:01:56 ID:i9HkUe51
BSでやった豊田四郎の『新・夫婦善哉』は、前作に劣らずに面白かった。
淡路恵子と小池朝雄の詐欺師も面白かったし、それでも淡島千景に最後は戻る森繁のいい加減さが
やはり最高である。
その他、浪花千栄子が相変わらず上手い。
いまや、ああいう関西的女優はいなくなったね。

440 :この子の名無しのお祝いに:2007/10/31(水) 00:58:02 ID:03DSMfD6
古い邦画でも50年代末期になるとアプレ女みたいなのがよく出てくるんだが
これがイタくて見てられない。

441 :いじわるじじい:2007/12/05(水) 05:53:33 ID:fONc1yFj
テレビの『点と線』を録画して見たが、この小説は傑作だろうか。
松本清張の中でも、それほど優れたものとは思えないが。
4分間のトリックも、それほどのことだろうか。

442 :この子の名無しのお祝いに:2007/12/05(水) 10:32:35 ID:xlsEiH9A
清張のお話でトリックをあれこれ議論しても始まらないです。

443 :この子の名無しのお祝いに:2007/12/11(火) 16:10:32 ID:nxztAJ1x
>>439
そうかな?
森繁は「夫婦善哉」にはあったシリアスな面が
うすれ、後年の社長シリーズみないなつまらんギャグを
連発していたのでみるのやめた

444 :いじわるじじい:2008/01/22(火) 08:12:50 ID:PoHaKZ3x
久しぶりに成瀬の『女が階段を上がるとき』を見た。
海千山千になりつつある高峰が、加東大介のような男に騙されるのは不思議だが、
偶然東京駅だろう、地下街で会ったりして厚情が重なるように書かれている。
この辺は、言うまでもなく菊島隆三の脚本の上手さだ。
これと、同じく菊島脚本、池内淳子主演の『花影』が、銀座のバーの女を描いた作品としては、最高だろう。

445 :この子の名無しのお祝いに:2008/01/22(火) 13:29:53 ID:fl+jREBZ
「銀座化粧」「夜の蝶」も忘れんでくれ

446 :この子の名無しのお祝いに:2008/01/31(木) 22:30:35 ID:uMrmxPoJ
>>66
去年、氏家さんがある病院に入院したとき、奥さんと思われるおばあさんと愛人とおぼしき妙齢の
女性が廊下で大げんか。となりの部屋にいたからみんな聞こえたけど、あれ女優だったんだ。
そのへんのおばあさんだよ。そのわりに声はでかくて”うるさい”って金切り声。結局、相手を突き飛ばして
とりおさえられ、一人でとぼとぼ帰ったけど。やっぱり素人のおばあさんじゃなかったんだね。それこそ
芝居じみてて面白かった。

447 :いじわるじじい:2008/02/23(土) 08:54:28 ID:9sZ9P9Rb

1959年の島耕二監督の『細雪』を見るが、当時の時代に変えてあるので、雪子が華族の末裔と結婚するのが最上の幸福という結末がない。
谷崎の原作は、戦前だから成立するのであり、市川崑が時代設定を戦前に戻したのは、正しかったのだ。

448 :いじわるじじい:2008/03/09(日) 16:38:43 ID:I4NWhMAF
「野良猫ロック」シリーズ1作目を見る。
監督長谷部安春、主演和田アキ子。
タイトルに女番長と付いている。
このシリーズは、東映のスケバンシリーズのまねであることが分かった。
日活愛好家としては、東映が日活をまねすることはあっても、やくざ映画以外で
日活が東映をまねするなどありえないと思っていたが、実際はあったわけだ。
新宿西口がまだ何もなく、京王プラザホテルの高層ビルが建設中である。


449 :この子の名無しのお祝いに:2008/03/09(日) 17:52:56 ID:KxhAFUAo
ずべ公番長は野良猫ロックより後。
東映の女番長ものってずべ公番長以前にあったの?

450 :この子の名無しのお祝いに:2008/03/09(日) 18:09:04 ID:oeAD27tg
大映のハレンチ青春映画も忘れないで上げてください(怒
高校生番長シリーズはスケ番映画です。
主演でなくても不良番長の大原麗子とか。

451 :いじわるじじい:2008/03/12(水) 07:02:13 ID:/NL/A/AJ

東映の方が作品が多く有名だったので、完全に勘違いしました。
でも、この辺はかなり相互に影響しあっています。
やくざ映画も、東映より実は日活の方が早く、
1962年の裕次郎の『花と龍』でやっている。
でも、これは外人が日本人を演じているようでおかしい映画だった。
やくざ映画は、鶴田浩二のように短足胴長でないとぴったり来ない。

452 :いじわるじじい:2008/03/13(木) 07:07:52 ID:kfTydMHQ
フィルムセンターでマキノ雅弘作品を2本見た。
『グランドショー1946』と『お軽勘平』

どちらも面白かったが、前者に水之江滝子が出ていた。
彼女だけ名前のタイトルが出る。
相手のダンサーは、やはり松竹歌劇団の小月冴子。
アラブ風の衣装で踊るが、相当にセクシーなものだった。
ターキーは、男装だったので、中性的な演技と思っていたので、意外だった。
高峰三枝子と森川信の主演だが、森川が圧倒的に上手い。

その他、並木路子、斉藤達雄、ディツク・ミネ、坂本武ら松竹大船作品。

『お軽勘平』は、エノケンと越路吹雪主演で、オペレッタを帝劇で上演する話。
トリフォーの『アメリカの夜』である。
演出助手森健二を中心に様々な事件が起きるが、すべて解決され公演は無事千秋楽になる。
映画、演劇の世界へのマキノの賛辞であろう。
マキノ節は、鼻につくとろころもあるが、やはり緩急のとり方、喜怒哀楽の表現が上手い。

453 :いじわるじじい:2008/03/24(月) 06:37:53 ID:dmSnKr9W
若松孝二の『胎児が密漁する時』を初めて見たが、すごかった。
監禁ものとしては、増村の『盲獣』もあるが、これの方が早い。
山谷初男の普通の男の感じが怖い。
最後の女の逆襲もすごい。
カラーではなく、モノクロ映像がリアリティを増している。

454 :いじわるじじい:2008/04/05(土) 08:20:10 ID:/ptWpPOO

石井桃子さんが101歳でなくなられた。
『ノンちゃん雲にのる』を見てみたい。
鰐淵晴子がすごい美少女だったと思うが、今見てもそうだろうか。

455 :この子の名無しのお祝いに:2008/04/05(土) 22:18:47 ID:qKA+rMUC
ハーフは反則

456 :いじわるじじい:2008/04/07(月) 03:21:24 ID:Q/jHO+5Q
ハーフでもきれならいいんじゃないの。
山口百恵、松坂慶子もハーフなんだから。
ああいうのも否定するの。

457 :いじわるじじい:2008/04/12(土) 12:53:10 ID:lePKwMNG
ビデオで『ビック・リボウスキー』を見る。
この脱力したユーモアが最高。
マイケル・ムーアも脇役として出ていた。
ロスのアングラ映画界の感じもよく描かれていると思う。

458 :いじわるじじい:2008/04/23(水) 06:48:59 ID:okDzFO2g
乳がんを告白したとのことで、倍賞千恵子を久しぶりにテレビで見たが、
随分年取ったね。
66歳だが。
そうなると、確かに吉永小百合は若い。

459 :いじわるじじい:2008/05/28(水) 00:17:36 ID:zog5HuUs
『ロマンス娘』を見る。
筋はほとんど忘れていた。
憶えていたのは、途中の三人のショー場面と
最後に、二人乗り自転車でサイクリングに行くシーンのみ。
結局、派手なシーンしか記憶していなかった。
この二人乗り自転車って、本当にあるものなのだろうか。
他で見たことがないが。
以前、フィルム・センターで見た記録映画作家松本俊夫の『銀輪』の中には出てきたように記憶しているが。
あるいは、輸出用のものだったのだろうか。

460 :いじわるじじい:2008/06/19(木) 08:25:26 ID:QMpvUdp1
以前、BSで放送した『婦系図』を見る。
監督三隅研二、脚本依田義賢、主演は雷蔵と万里昌代。
酒井妙子は、三条魔子と新東宝の女優の再就職作品。
その他水戸光子、千田是也、船越英二、南美江と豪華キャスト。
極めてきちんと作ってあるが、名台詞は芝居的ではなく、現実的なものに変えられているのはさすが。
万里昌代は、新東宝時代はグラマー女優だったが、なかなか美人であり、このような古典的作品にはぴったりだ。
三条魔子も、この後三条江利子と改名して大映で活躍したが、大映の倒産と共に消えた。


461 :この子の名無しのお祝いに:2008/06/19(木) 08:30:45 ID:XcGZbLgx
>456
山口百恵、松坂慶子もハーフなんだから。

ああいうのは雑種と言う。

462 :いじわるじじい:2008/06/23(月) 04:28:32 ID:EecJp2oC
ラピュタで『嘘』を見たが、面白くなかった。
『女経』とのなんたる違い。
結局、映画なんて嘘なのだから、今更嘘と言っても面白くなるわけもない。
中では、白坂・増村・滝瑛子の「プレイガール」がましだつたが。

463 :この子の名無しのお祝いに:2008/06/23(月) 06:17:38 ID:1byyct0C
「嘘」はおもしろいな。

464 :いじわるじじい:2008/07/07(月) 13:12:25 ID:P0mxpFlf

ラピュタで『うるさい妹たち』を見るが、
余りに面白いので1週間に2回見た。
評価が低いのはなぜだろうか。

465 :この子の名無しのお祝いに:2008/07/10(木) 15:27:44 ID:mguRNsqY
「嘘」は確かにガッカリするほどつまんなかった

466 :いじわるじじい:2008/07/21(月) 08:25:17 ID:Jl514c61
『夜の流れ』
成瀬、川島の共同監督として有名。
始めは淡々と進むが、芸者屋の女将の山田五十鈴と娘の司葉子が、板前の三橋達也を同時に愛している。
また、芸者の水谷八重子が好きと騒いでいた和服屋の宝田明は、朋輩の草笛光子とできていた。
ともかく、現実は分からないという複雑さ。

山田は、三橋との痴話喧嘩で店を旦那の志村喬から取り上げられ、越路吹雪に追われる。
司葉子は、芸者になり、山田は三橋を追って神戸に行く。
草笛光子は、宝田と一緒になるが、元夫の北村和夫と無理心中させられる。
結局、幸福になるのは、幼馴染で、司が振った志村の秘書中丸忠雄と結婚した白川由美だけか。
苦い現実である。

467 :いじわるじじい:2008/08/08(金) 22:02:42 ID:wB6hgDmK
衛星で溝口の『雨月物語』を久しぶりに見たが、すごさに改めて感動した。
特に、森雅之が非常に細かく演技している。
成瀬作品とは、違う形で演技している。
当時は、各監督毎に違う方法論で演じていくことが求められていたのだ。
当然と言えば、当然だが。

468 :いじわるじじい:2008/09/07(日) 10:08:42 ID:ugHRg+N3

久しぶりにBSで放映された『七人の侍』を見る。
当たり前だが、役者が真剣にやっているのに感動する。
こうした真剣さは、高度成長期以降は完全に失われたものだ、と言う気がする。

469 :この子の名無しのお祝いに:2008/09/07(日) 23:26:38 ID:rrET++ux
k

470 :いじわるじじい:2008/11/04(火) 23:17:49 ID:WaEKHa1u
BSで『夜霧よ今夜も有難う』をやっていたが、実によくできている。
リメークもここまで上手くやれば最高である。
二谷英明が東南アジアの亡命してきた要人で、彼の妻が、本当は裕次郎と結婚するはずだった
浅丘ルリ子。
裕次郎は、横浜で酒場のマスターをやっている。
裕次郎を慕う若い子は、当時は太田雅子だった、後の梶芽衣子。
その恋人になるのは、郷映冶。
伊藤るり子や杉山俊夫らも出ていた。
裕次郎に味方する刑事は、黄門様の佐野浅夫。
港を仕切る悪の親玉は、二本柳寛など、なかなか豪華な配役。

471 :いじわるじじい:2008/11/20(木) 17:42:54 ID:4xCf4b8m

フィルムセンターの「伊藤大輔と大河内伝次郎特集」
雷蔵ファンが多い、1959年の『ジャン有馬の襲撃』
スペイン船で奴隷にされていた日本人のみならず、中国人、インド人、アフリカ人も
解放するヒューマニズム劇。
最後に拍手が起きたが、それほどの映画か。
伊藤大輔って巨匠だが、戦後は大した作品がないんじゃないか、『反逆児』くらいか。

472 :この子の名無しのお祝いに:2008/11/20(木) 18:17:55 ID:xuif/Nht
下郎の首

473 :いじわるじじい:2008/11/30(日) 07:48:38 ID:L3UEQfep

フィルムセンターの蔵原特集で『憎いあンちくしょう』を見るが、
やはり最高だった。

北大作の番組「今日の三行広告から」は、ラジオ関東の「昨日の続き」で、
裕次郎の北大作は、永六輔がモデルだが、ルリ子の榊田典子は誰をモデルにしているのだろうか。

474 :この子の名無しのお祝いに:2008/12/06(土) 06:44:47 ID:wixUOK8z
金持ち隠居は羨ましいのう

475 :いじわるじじい:2009/01/01(木) 10:41:08 ID:+rVeqzbR

池田敏春監督の『秋深く』が面白かった。
『夫婦善哉』の織田作之助の原作を現代にアレンジ。
佐藤江梨子と八嶋智人が適役。
佐藤浩市や赤井秀和、さらに渋谷天外、山田スミ子ら大阪人が面白い。
近年の収穫だろう。
横浜黄金町シネマ・ベティ。

476 :この子の名無しのお祝いに:2009/04/12(日) 22:53:33 ID:8bmoYuiD
じじいはどっかに行っちまったのか?
とりあえず、保守age

477 :いじわるじじい:2009/05/12(火) 17:50:04 ID:VLNTIXoQ
ブログの方が面白いので、以下ををクリックしてください。
今日も、関川秀雄の『かも』を見てきた。

http;//blog.goo.ne.jp/goo1120_1948/ 「指田文夫のさすらい日乗」です。



478 :いじわるじじい:2009/05/25(月) 07:59:27 ID:637Wvyzm
CSで録画した、ATG映画『鴎よ、きらめく海を見たか めぐり逢い』を途中まで見たが、
あまりのつまらなさに唖然とした。

高橋洋子はひどく若く、田中健がやたらに高橋につきまとうが、ただのストーカーである。
岩間芳樹のシナリオがひどい。

監督は吉田憲二で、日活がロマンポルノに移行したときのあぶれ組の失業対策に過ぎなかったのか。
いきなり萩原健一が高岡健二と出て来て、高岡健二が高橋洋子を襲うが、萩原は何もしない。
盲目と言うことらしい。
全く驚く場面だったね。こんな方法は初めて見た。

479 :この子の名無しのお祝いに:2009/06/07(日) 00:15:09 ID:oCEubExF
店によってはサイト割引四千円とかある風俗検索のデリモってサイトいいぞ。
でりもどっとじぇいぴー

480 :この子の名無しのお祝いに:2009/06/22(月) 21:15:14 ID:3f0fmtF7
豊田四郎に戻って、珍しく豊田監督「ぼくとうきだん」山本富士子・芥川比呂志主演が
ヤフーオークションに出ているね。「小島の春」も・・・。

481 :いじわるじじい:2009/07/17(金) 06:55:20 ID:ijZu4DLz

川崎市民ミュージアムで江波杏子主演、田中重雄監督の『女賭博師・尼寺開帳』を見た。
面白いのに驚く。
田中は、徳三は良いが、重雄は古臭くてだめという1960年代の評価だったが、
そうでもないことが分かった。
彼のような職人監督が、日本映画を支えていたんだね。
今週末もあるので、見に行く。

482 :この子の名無しのお祝いに:2009/07/17(金) 07:56:27 ID:poHcwbPw
田中重雄は戦前の新興大泉から昭和46年の大映倒産まで
現代劇を中心にあらゆるジャンルの映画を撮った大ベテランだが
最末期には「高校生番長」シリーズや「タリラリラン高校生」など
ハレンチ青春映画まで手がけたのはスゴいと思う。
大映最期の公開作品は田中重雄監督、八並映子主演の「悪名尼」だった‥


483 :この子の名無しのお祝いに:2009/11/15(日) 03:20:36 ID:IPvDf2Oi
地味だけど川頭義郎作品が好きだなぁ

484 :この子の名無しのお祝いに:2009/11/15(日) 13:43:09 ID:WGYALdFA
いいと聞いたことあるけど観たことない。

485 :この子の名無しのお祝いに:2009/11/16(月) 06:18:40 ID:aQYTb6Ad
hoshu
じじい 頼みます。

486 :この子の名無しのお祝いに:2009/11/16(月) 11:52:06 ID:LT+b/vSo
サンテレビの昼間で10年ぐらい前
田中重雄監督の「永すぎた春」放送してたのを見たことがある
三島由紀夫原作のやつ カラーだった 若尾文子がラストシーンで
走ってた
同じくサンテレビで中平康「喜劇・大風呂敷」っての見たことがある
なんか奇抜なファーストシーンだったような。藤田まこと主演の奴。
今ではサンテレビの昼間は韓国ドラマort

487 :この子の名無しのお祝いに:2009/11/16(月) 12:04:35 ID:LT+b/vSo
今思い出したのだが
やっぱりサンテレビの午後の枠で「高校生番長・ズベ公正統派」っての
見たことがあるやっぱ10年ぐらい前
これも調べたら田中重雄監督だった
覚えてるのは小野川公三郎って人が巻上公一みたいな顔だったことと
八並映子さんって人が個性的な顔立ちだったこと あんまりエロくなかったような

488 :この子の名無しのお祝いに:2009/11/16(月) 23:16:04 ID:Xtf2R9C/
大映テレビ室創設時、TV映画の演出に難色を示す監督が多い中で
真っ先にTVを撮らせてくれと名乗り出たのが古参の田中重雄だったという。
田中は大映倒産後も大映テレビやユニオン映画制作のTVドラマを演出、80年代前半まで現役で活躍した。

489 :いじわるじじい:2009/11/17(火) 09:26:20 ID:8ArFJt+l
483
川津義郎は、鰐淵晴子の『伊豆の踊り子』しか見たことがないが、いい作品だった。
『伊豆の踊り子』を二度撮った西河克己によれば、「川津の優しい人柄が表れた作品」とのこと。
そのとおりだと思う。

鰐淵の踊り子と言うのは、外人が着物を着ているみたいで、おかしかったけどね。
そこでは、鰐淵より母親の桜むつ子が主役みたいだったが。

490 :いじわるじじい:2009/12/30(水) 12:11:49 ID:IbFQgQYk
フィルム・センターの田中絹代特集は良かった。
特に、戦後の脇役なってからの作品を沢山見られたのはうれしかった。

先日も司葉子主演、堀川弘通監督の『別れて生きるときも』は、最高だった。
センチメンタルだが、真面目に作られていて、大変感心した。
芥川比呂志の嫌味な夫の執拗さが最高。
朝鮮人役の小林圭樹も良かった。
あえて言えば、相手役の高島忠男が、少々ミスキャストくらいかな。

491 :この子の名無しのお祝いに:2010/04/05(月) 23:54:27 ID:nYG1xQMJ
じじいリクエストage

492 :この子の名無しのお祝いに:2010/04/24(土) 04:02:16 ID:ed0BbxL4
BS2でマイナー作品の特集ヨロ

493 :この子の名無しのお祝いに:2010/07/24(土) 22:18:19 ID:xBXdvg4D
いよいよヤフーオークションで猫と庄造と二人のをんな登場

494 :この子の名無しのお祝いに:2010/11/23(火) 14:31:13 ID:otG/MnZI
あげとかんとやばいあおz

495 :この子の名無しのお祝いに:2011/07/22(金) 03:25:11.06 ID:6Qukdqoj
保守

496 :この子の名無しのお祝いに:2011/09/07(水) 00:25:09.20 ID:l37DKkNC
女性には厳しかったと聞くけど、男性にはどうだったんだろうか

497 :この子の名無しのお祝いに:2011/11/20(日) 23:59:10.65 ID:kfnj/k85
保守

498 :この子の名無しのお祝いに:2011/12/11(日) 19:34:47.05 ID:Au1WrQG6
カイくんの結婚式に亡くなったんだよね豊田監督

499 :この子の名無しのお祝いに:2011/12/12(月) 19:36:04.55 ID:NbiP7x2r
ボノボは1920年代に発見された、チンパンジーと近縁関係にある類人猿だ。20世紀に
なって見つかったことから「最後の類人猿」とも呼ばれる。ボノボとチンパンジーとは遺
伝的に亜種レベルの違いしかない。体もボノボが1〜2割小さい程度だ。しかし、オスの
攻撃性は大きく違う。
チンパンジーのオスは、集団内での順位を巡る争いや集団間での争いで、殺し合いに発展
するほどの攻撃性を持つ。こうした争いの背景にあるのは性だ。順位を上げればメスとの
交尾の機会が増えるし、集団間の争いに勝てば相手集団のメスと縄張りを獲得できる。
チンパンジーのメスは出産間隔が5〜6年に1回と長く、授乳中や妊娠中は発情しないた
め、発情する期間は、性成熟してから死ぬまでの5%に過ぎない。発情するメスの少なさ
が、オス同士の争いを激烈にしている。
一方、ボノボは殺し合わない。妊娠中に加え、出産して1年すると、排卵がなくても発情
する「ニセ発情」がある。その結果、発情期間はチンパンジーの5倍以上の27%に上る。
発情するメスが複数いれば、1位のオスがメスを独占できず、ほかのオスにも交尾の機会
が広がる。メスのニセ発情がオス間の性を巡る競合を抑え、平和な社会につながっている。
オスは、メスに好かれ、交尾できるように、メスに良い採食場所を譲ったりもする。
人類はどうか。発情をなくし、妊娠につながらない性交渉はふつうのことだ。おかげで、
人類は集団でいながら、その中に核家族を作って暮らせるようになった。浮気はあるにし
ても、基本的には特定の男女が性交渉をする。チンパンジーのようにメスが性交渉をしな
い期間が5年間もあれば、オスが性交渉を自分のパートナーのメスに限定するのは難しい。

500 :この子の名無しのお祝いに:2011/12/20(火) 21:04:13.98 ID:9Z1ZPvji
500

501 :この子の名無しのお祝いに:2012/02/16(木) 13:39:31.56 ID:ft2BZ8OF
【訃報】淡島千景さん死去 87歳、「夫婦善哉」など出演
1 : ◆YKPE/zzQbM @ゆきぺφ ★:2012/02/16(木) 13:16:10.06 ID:???0
淡島千景さん死去 「夫婦善哉」など出演

 「夫婦善哉」など映画をはじめ舞台、テレビで幅広く活躍した俳優の淡島千景(あわしま・ちかげ)
さんが16日午前、東京都内の病院で死去した。87歳。東京都出身。


502 :この子の名無しのお祝いに:2012/02/21(火) 22:31:53.44 ID:nqMO0CZc

※※※※※※※※※※※ 世の中は今こう回っています ※※※※※※※※※※※

  
                 外貨獲得            (在日枠)
  北朝鮮←←←←←←←←←←←←←←←←←←フジテレビ、NHK、TBS
  ↓                                  ↑
  ↓                                  ↑
  ↓覚せい剤                           . ↑表金
  ↓                                  ↑
  ↓                                  ↑
  朝鮮総連→→→→→→→→→→→→→→→→→資金洗浄(マネーロンダリング)
  民団             裏金               ★韓流★
  朝鮮暴力団



※※※※※※※※※ 韓流とはまさにお金の還流なのです ※※※※※※※※※※







503 :この子の名無しのお祝いに:2012/02/23(木) 21:43:55.71 ID:Ft2aswfr
保守

504 :この子の名無しのお祝いに:2012/07/11(水) 06:33:10.11 ID:uU/7CBVk
>>498
そうなんだ

505 :この子の名無しのお祝いに:2012/07/16(月) 17:47:01.37 ID:XmVtcc/T
銀座のシネパトスで特集ありますよー

506 :この子の名無しのお祝いに:2012/09/19(水) 00:29:58.57 ID:rUDYAqGX
tesu

507 :この子の名無しのお祝いに:2012/10/20(土) 14:08:53.03 ID:OkIh8icr
豊田四郎監督関連宣材、どっどと処分しております。ぜひご覧ください。
http://page11.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n111771911

508 :この子の名無しのお祝いに:2012/10/20(土) 15:20:13.32 ID:IXpyc4TH
豊田四郎って…gayだったの?

509 :この子の名無しのお祝いに:2012/10/22(月) 13:57:31.85 ID:GdV2OxB8
当たり前。

510 :昭和50年生まれ:2012/12/04(火) 20:39:57.83 ID:pXt4Ldbj
1973年公開映画「恍惚の人」豊田 四郎 監督作品。
この映画を偶然に深夜のTVで観た時は驚愕させられました。

511 :この子の名無しのお祝いに:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN ID:zx9XfvKh
age

512 :この子の名無しのお祝いに:2013/10/11(金) 07:53:32.65 ID:HXo2dwm9
山崎努が『東京夜話』で豊田に散々イジメられて「二度と映画なんか出ない」
でもこの映画の演技で『天国と地獄』に抜擢

513 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/02/09(日) 19:44:44.30 ID:vUX0r08Z
風俗掲示板ネオン
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514 :この子の名無しのお祝いに:2014/05/11(日) 13:14:09.45 ID:p0nfUVK6
age

515 :島本町で凄惨なイジメを受けて廃人になった方へ:2014/09/07(日) 19:09:57.57 ID:SUcA1Fpt
>大阪府三島郡島本町の小学校や中学校は、暴力イジメ学校や。
島本町の学校でいじめ・暴力・脅迫・恐喝などを受け続けて廃人になってしもうた僕が言うんやから、
まちがいないで。僕のほかにも、イジメが原因で精神病になったりひきこもりになったりした子が何人もおる。
教師も校長も、暴力やいじめがあっても見て見ぬフリ。イジメに加担する教師すらおった。
誰かがイジメを苦にして自殺しても、「本校にイジメはなかった」と言うて逃げるんやろうなあ。
島本町の学校の関係者は、僕を捜し出して口封じをするな。

>島本町って町は暴力とイジメと口裏合わせと口封じと泣き寝入りの町なんだなあ

子供の時に受けた酷いイジメの体験は、一生癒えない深い傷になる
暴力とイジメの町に巣食うヤクザ・チンピラ・ゴロツキ・不良・ いじめっ子・殺人鬼・ダニ・
ノミ・シラミなどを監視して非難するのは暮らしやすい町を作るのに必要だな

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